竹美家ららさんのレビュー一覧

雪よ林檎の香のごとく 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

研ぎすまされた感性と、美しい言葉

言わずと知れた一穂ミチ先生のデビュー作を改めて振返ってみて
最初に読んだ時、目の覚めるようなあまりに清冽な文章と
確固たる人物造形に魅せられたことを、まざまざと思い出した……。
 
  ※今回、過去に評価だけ入れていた作品のレビューが書けるようにして下さったので
   この機会にアップさせて頂きます。 2014.7.8


本を読む楽しみには、
ストーリーの面白さや魅力的なキャラ…

19

しもべと犬 小説

玄上八絹  竹美家らら 

お勧め頂いてありがとうございます!

答姐でお勧め頂いた作家さんです。
玄上さん、初読みでした。
こちらの作品は、とにかくわたしは昔っから竹美家ららさんが大好きなもので選びました。
ああ、ところどころにけっこうな枚数出てくるイラスト、素敵でしたー(喜


攻めは警視庁特殊班五係という非公式組織の刑事、智重。
ある事件で大怪我を負い、五係へ移動させられました。

受けの信乃は『犬』と呼ばれる、人間の細胞から作られた人型…

4

雪よ林檎の香のごとく 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

ダメな大人。

「ふったらどしゃぶり When it rains, it pours 」がとてもよかったので作家買いして読んでみました。

内容は皆さま書いてくださっているので感想を。

評価下げてごめんなさい。どうにもこうにも好きになれませんでした。一穂さんのデビュー作だそうで、とてもそうは思えない作品にはなっていると思います。タイトルも素晴らしい。これがデビュー作とは思えない才能も感じます。でも何がダ…

25

ふったらどしゃぶり When it rains, it pours 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

共感。

凄くリアリティのある作品だな、と感じました。そしてどのキャラにも共感できる。いや、私だけかもしれないけれど。内容は皆さま書いてくださっているので感想を。

同棲中の恋人にやんわり拒まれてレス状態。けれど「しよう」と言えない一顕。
愛しているのに、セックスだけはしたくないかおり。

どうしようもなく求めているのに、欲しい愛情は返してもらえない整。
歪んだ愛情でしか愛せない和章。

登…

18

LIFE GOES ON 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

心の底から、ジワッと幸せ……

「ふったらどしゃぶり」番外編。

表題作は、「ハートがかえらない」の続きの年始の話。
先輩からの電話で、突如京都旅行に行くことになった二人。
迷った一顕に反して、整は即決で「じゃあ行く」と答える。
かといって何も計画しないのが彼ら流。

たった一泊の初めての旅行、いつもと違う街で過ごす二人っきりの時間。
一見さんのバーで、「カップルやったりして」と冗談を言われ
何の迷いも躊躇いも…

5

羊とオオカミの理由 小説

杉原理生  竹美家らら 

お花畑兄弟恐るべし

『赤ずきんとオオカミの事情』のスピンオフ元です。
わたしは先に『赤ずきん〜』の方を読んでしまいました。
それでも問題はありませんでしたし、意外にこの順序で読んで、目からウロコな部分もありました。


受けの久遠章彦は、見た目は王子様系、中身は完璧な主婦というサラリーマン。
大学生の弟(太一・スピンオフ先では攻め)相手に世話を焼きたがるブラコンで、28歳。

攻めの高林亮介は、つねに…

2

ふったらどしゃぶり When it rains, it pours 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

期待していたんですが

一穂ミチ先生の作品、初読です。

受は頑なに自分を拒む同居人に恋する男。攻はセックスを拒む恋人に悩まされる男。肉体的な欲求を持て余す男達が出会って分かり合って恋に落ちる話。

期待していたんですが、う~ん。
辛口感想です。

私に人生経験が足りていないからだと思うんですが、心に病を抱えている人がぞろぞろ出てきて、読んでいてムカムカしました。

友人の愚痴を聞いている気分というか。…

20

赤ずきんとオオカミの事情 小説

杉原理生  竹美家らら 

萌えました!

羊とオオカミの理由のスピンオフ!私は今回の方が好きです。
完全に好みの問題なのですが、健気なツンデレが大好きなんですよね。真紀は私のツボのど真ん中を突いてくれました。
杉原さんの作品の攻めは丁寧な口調で話すのが多いと思うんですが、太一も漏れなく丁寧な可愛い話し方をします。甘え上手でしたたかでとてもいいです。
甘え上手でしたたかな太一×健気ツンデレな真紀。
話の流れとしては特に大きな事件が起…

3

赤ずきんとオオカミの事情 小説

杉原理生  竹美家らら 

ブラコン君は実は腹黒?

久々に読む、杉原さんの作品。
杉原さんは好きな作家さんなのですが切なさがある作品が多いので、精神的に余裕のない時は読む気になれないんですよね。

『羊とオオカミの理由』のスピンオフです。
わたしは未読です。
特に問題はなかったですが、この作品を読んで、前作も読みたくなりました。


受けの真紀は、整った容姿でクールに見える大学二年生。
初恋の痛手で、固い殻で心を守っています。

3

二度目の恋なら 小説

高岡ミズミ  竹美家らら 

うーん。

 開始数ページでおや? と思い、20か30ページくらい進んでから、これは読み続けられないと思って途中で読むのをやめました。
 あらすじ読む限り面白そうだと思ったんですがね~。愛人受けとか大好きなので買ったのに、読み始めてもう愛人やってないし。愛人をしているところが読みたかった。

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