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一穂ミチ 竹美家らら
あかい
ネタバレ
おうちのありか後の年末年始。表紙は国江田アナの方恋ダンス♪ 旭テレビ男性アナウンサーカレンダーに選抜された計、計の担当は12月。からかわれることが分かっているので、潮には内緒に。幸いにも潮は仕事が立て込んでいて、気付いていない。ベッドは計の部屋にしかないので、仕事で遅くなった潮は、計を起こさないようにと、潮の部屋に取り付けたハンモックで寝る。 アナ部忘年会の抽選会で入浴剤と温泉旅行が当たり…
bonny
造り酒屋の息子、森山慎が家を出て七年後、東京で知り合った来杉隼人を連れて故郷に戻ってきた。このご時世、未だお殿様が御座す城下町。不躾で口の悪い隼人が、高校生の「若様」こと野衣湊(あつむ)になぜか気に入られ、飼い犬の散歩を頼まれる。 町の歴史。湊を取り囲む人々。湊の高潔さ、生真面目さ。そして隼人の孤独。読み進めるほどに魅了されました。やっぱ、すごいなぁと思ったのは、剣道のインターハイ決勝シーン…
甘M甘
一穂ミチ先生「ふったらどしゃぶり」、「ナイトガーデン」読み終えましたのでまとめて感想を書かせていただきました。 個人的に前作は切ないというよりおもしろい話だった。一言にいえば、各自の事情によりたまった男2人がやっちゃってそれで恋に落ちた、という話。BL作品だから萌えるんだけど現実だったら納得できないかもしれない。それに恋愛感情に疎いわたしから見ると、一顕が好きなのにセックスに抵抗があるかおり…
杏仙
北原白州の短歌からの題名といい。 とても美しいです。 この世界観に浸れたらよかったのですが まったくもって攻めの桂に一ミリたりとも共感できませんでした。 でも、志緒とりかは無条件に好きです。 桂が恋に落ちた葉子さんも人物設定は悪くはないです。 イラストの竹美家ららさんもとても美しくて。 こちらの作品は私にとってはいいか悪いかよくわからなくて… とにかく、感じ取る感性がないのでし…
霧笛丸
「ふったらどしゃぶり」の一顕と整の物語も、同人誌では続いていて、二人の一ファンとして嬉しいです。 始まりは一顕が出張から戻ってきたところから。いい感じにつきあってる二人ですが、同棲とかはしてません。 整の今の昭和的なアパート(エレベーター無し)にキャリーを持って上がる一顕のしんどさを思う整。 引っ越そうかな、という整にそのままでいいんじゃね?みたいな一顕。 整が例の如く思考モードに入ったと…
VJV
一穂ミチさんの小説を読むのは2度目です。最初に読んだ『ノーモアベット』は、絵師さんに惹かれて購入したのですが、いまひとつ、という感じで、もしかしたら私には合わない作家さんなのかもしれないと今まで避けてきたのですが、表紙絵の可愛らしさ、美人強気受け、職業BL、と気になる要素満載で、軽い気持ちで手に取ったこの本。 控えめに言って、最高でした。いや、まじで。 なんで私は作家避けしてたんだろうとめちゃ…
こまつ
なんといっても、主人公・国江田計が魅力的な小説です。 私、頑張り屋さんのキャラクターがほんとうに好きで、ついつい入れ込んでしまうのですが...(それゆえにスポコンが大好物)国江田さんは私のこのタイプにドンピシャでした。 表ではいい人なのに、裏では人をこき下ろす...とだけ聞くと、なんてやつだ。と思うかもしれません。しかし2面性を隠し続けるっていうのは、どれだけの努力が必要なんでしょう。国江田さ…
snowblack
なんとも愛らしいつややかな表紙の『ひつじの鍵』の初同人誌。 いつもながらタイトルの洒落たことと言ったら、作者らしい楽しさ。 一穂先生、物語も勿論大好きだが、こういうタイトルをつけられる そのセンスと背景の雑学の豊かさに、いつも感心しちゃう! そのタイトル、『baa-lamb』は、メエメエ子羊ちゃん的な意味。 一色はa wolf in sheep’s clothingかしら? いや、…
マキヲ
一番最初に読んだ作品が大大大好きだったので好きな作家さんの一人になりそうだった一穂ミチさん。しかしその後で読む作品にハマれず、でもたまにグッとくる作品にも出会ったりして…。お世話になっている答姐トピで「ある作品の前後で作風が変わった」という主旨の考察を拝見して「なるほど、そういうこともあるかも」と思い、デビュー作である今作を手に取りました。 結果…上記の考察に便乗するならば、私にはその「変化…
はるのさくら
「おうちのありか」後のお話が3つ入ってます。 「ロマンチックモード」 北海道へロケのお仕事入った計と単発バイトとして一緒に行く潮。 計が持ってるのか、2人揃うと最強なのか、取り上げたかった動物、景色を全てカメラに収めることができたロケでした。 子供のように目の前に見えるもの全てを楽しんでいる潮を愛おしく見守る計。 ほのぼのとした暖かい気持ちにさせてくれるお話です。 「…