total review:278200today:17
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
32/89(合計:889件)
一穂ミチ 竹美家らら
まりぽん812
ネタバレ
なぜでしょう。本作を読み返すほどに、志緒に共感できない自分がいて。本編と「青」では、結ばれるまでの桂のためらいや志緒の真っ直ぐさに、とても感情移入できたのですが。 結婚できない。一緒のお墓に入れない。志緒が悲しそうに悩んでいるのが、どうしてももどかしく感じてしまいました。 私が若い頃の気持ちを忘れてしまったからなのか。それとも、ここ数年で同性婚に関する社会の変化を見聞きして、「なんとかでき…
ももよ
話しとしては、すごく好きで、表現が綺麗で、ほわっとしているかと思えば、直球な会話で一気に進む展開だったり。 特に、桂に振られたりかの代わりに、志緒が怒りに行く場面。 いきなりの志緒の告白に、私があっけにとられました。 なんだ?!この急展開! いつ?!いつ好きになった?! 何となくは分かっていましたが、ゆる~やかに気持ちが傾いているんだと思っていたので、びっくり。 そこからは、桂の過去や…
東雲月虹
シャワージェル(ボディソープ)がほのかに香るってエロいですね。 香水妖怪は論外ですが(つけ過ぎな人っていますよね?) 嫌いだと思った香りも恋人から漂ってくると嫌いじゃないかもなんて 整のかわいいことったら。 引き出物でいただいたものだから捨てるわけにいかないとか律儀な面も。 お酒の場で流れとは言え突拍子もないことを言ったり 誰にも見せない姿を一顕にだけはすべて曝け出してしまうところも。…
本編を読み返したら、こちらも久しぶりに読みたくなりました。 同人誌とショートストーリーで構成された本作品。まるで、一つの作品のように、二人の恋の軌跡が鮮やかに描かれています。 北海道で気持ちを確かめ合った桂と志緒の「bitter,bitter,sweet」、 キスしろよ、ばかやろう、と志緒が焦れる「Why don't you」、 志緒のグラつく前歯を桂がディープキスで奪う…
同人誌は購入済みでもちろん読ませていただいておりますが このように一冊になってまとめて読めるとなると幸福感の宝箱!!!!! 新郎側の幹事を任された一顕が 新婦側の幹事の女性にこっそり想いを寄せられ LINEのやりとりを見てもいいと言われても ちょっとやきもきしてしまう整が可愛い『恋をする/恋をした』の続きだという 書き下ろしの『恋をした/恋をしている』がとても嬉しくて アルコール度数…
自分が一穂さんにはまるきっかけになった作品でした。 読後は、こんな恋があるんだ!と心が真っ白になった感じで、うまく言葉が出てこなくて。感受性の鋭い主人公たちの恋は、言葉にしない想いすら伝わりあって、でも、言葉でも伝えあって。読んでいて、そのダブルパンチに言葉が奪われるような気がしました。 高校時代の恋の痛みを抱えて生きてきた高校教師・桂と、思春期の壊れそうな自我を持て余す志緒。二人が惹かれ…
一顕と整が恋人同士になって初めての秋、ある日曜の夜。 二人は電車で出かけたものの、遅延で目的地を諦め、乗り換えでしか使わない駅で下車します。居酒屋で飲んで、気分良く散歩しているうちに、人気のない町工場の一角まで来てしまいます。 他愛のない話をしているうちに、雨が降り出して。あたりにはコンビニも、雨宿りできる軒先もなく、二人は古い電話ボックスに駆け込みます。 「電話ボックスなんか入った記憶…
タイトルからは想像できない、ピリッとしたお話です。 会社の同期会の前日に整の家に泊まった一顕は、ゆっくりし過ぎて、家に戻る時間がなくなってしまいます。 シャワーを浴びる一顕に、嫌じゃなかったら使ってみて、と整が差し出したのは、新品のシャワージェル。同期の女性が、結婚祝いのお返しにくれたものなのですが、整はにおいが好きではありませんでした。 でも、それを使った一顕から漂うにおいは、…
ゆーちん24
初のBL小説です。以前からBL小説デビューしたいな〜とは思っていましたが、ついつい読み慣れたコミックを優先させてしまい… やっと手に取ることが出来ました。 まずは読みやすそうな人気作から…という動機で読むことにした本作ですが、 いや〜面白かったです! 小説は敷居が高そうで…と躊躇されてる方がいらっしゃいましたら、本当にオススメです。 最初はあまりに裏表のある国江田に、うわ〜二…
体の関係から始まった一顕と整が、季節を積み重ねて、恋を育んでいく様子が描かれています。 初めてのお家ごはん、ささいな喧嘩、小さな嫉妬、バースデーサプライズ。楽しく微笑ましいです。 整が雨の日も一顕と一緒に外出を楽しむようになったり、一顕の爪が短く整えられるようになったり。二人の変化から恋が伝わってきます。 でも、過去の恋が消えるわけではなくて、ふとした時に思い出す痛みを、二人が心と体…