池玲文さんのレビュー一覧

≠ ノットイコール 1 コミック

池玲文 

背徳感とのせめぎあい

凉のモノローグで印象的なものが多く、何度読んでもハッとさせられる一巻です。
「母ちゃんなんかにやるもんか 父親なんかにならせるもんか」なんて、凉がまだまだ子供なんだと理解する一文ですし、稚拙で力任せで一生懸命な独占欲が存分に表れていてとても好きです。
ただ彼らふたりがどれほど愛しあおうが繋がりを深めようが、抗えないのは『親子』であること。ストーリーの要所要所で思い知るたびに、凉に対して踏みとど…

4

hide and seek コミック

池玲文 

貴重なガチムチ受け

髭のガチムチ受けがいいです。
なかなかガチムチ受けって見かけないので、好きな人には貴重な一冊だと思います。
短編でやってるだけの作品が多いのに、なぜか笑ってしまいました。


紙本だと無修正のようですが、renta!の電子版ではしっかり修正入ってます。
基本的には無修正派なんですが、この作品に限っては修正あって良かった気が…笑
それくらい濃いです。

表題作と狼人間の話が一番好み…

1

≠ ノットイコール 2 コミック

池玲文 

ハラハラしちゃいました。

ガチ親子の恋の話。親子で男同士で超、禁断な話ってワクワクしちゃいました。実の息子だから愛しちゃいけないって自分の本当の気持ちと葛藤するのとが、超せつなかった。涼は、好きって言ってくれた14歳の果のところに戻りたいって思っちゃうのもわかります。題名が≠だったので、果の親に家を渡せって言われて、ヤケクソになって涼に抱いてもらったんじゃって思って、もしかしてバットエンドになるんじゃってドキドキしちゃった…

1

媚の椅子 コミック

池玲文 

大人な作品

池先生の作品は、これが初めてでした。
イラストが受け入れられるかが心配だったのですが、私は大丈夫でした。
表紙より中のイラストの方が好きでした☆

表題作のシリーズよりは、最後の短編の「成立しない朝」の方がリアルっぽくて個人的には好きです。
昔気になっていた大学時代の後輩と主人公が仕事で出くわして…という内容です。
ただ、短すぎて展開が早いのが玉に瑕なのですが(;^_^A

最終…

1

銀閣博士とモルモット コミック

池玲文 

圧倒的な世界観

胡散臭い史実をうっかりその気にさせてくれます。
くすりと笑わせて貰える小ネタに気持ちの切り替えも完璧です(笑)

あとがきにはエロが少ないとありますが、充分に倒錯的なエロスに釘付けでした。

潔癖症で人嫌いな銀閣博士。
驚異の頭脳を大人のおもちゃ開発へ活かすだけの引きこもり生活。
そこへ博士に憧れて、押しかけ助手となった茅ノ谷くん。
より良い性能を追求すべく助手を実験台にあれやこれ…

2

ひんやり廊下、万華鏡 コミック

池玲文 

不器用な男たち


「ひんやり廊下、万華鏡」
話の8割方がエロなんじゃないか、と言っても良い位エロエロです。
純真で健気でプルプル震えてる稿左はさながら子兎のような愛らしさでした。そして永井はそんな子兎を喰らう狼な印象。

「惑乱宇宙デート」
デートプランニング部通称デート部という珍しすぎる部活のお話。
学校一のタラシでいまいち掴み所のない隼成。
そんな隼成が気になるけど、自分はからかわれてるだけな…

3

No.99:人間玩具 コミック

池玲文 

にょーどー!!

短編が7つ、バラエティーにとんだ短編集。
裏表紙の説明には、
アラブ、お仕置き、乳首、尿道、不細工 
とあります。…濃いな(笑)

表題作は主従、かな。
タイトルから想像してたのと違くてちょっと残念。
池さんだし、もうちょいハードなの期待してた(笑)

だけどその分は「雪ぐサディズム」
で堪能致しました。
和モノのSM(縛り、尿道あり)で、情念感じられて、このコミックスの中で一番好き!

「肉は思…

2

≠ ノットイコール 1 コミック

池玲文 

ん~いいけどね

タイムスリップものってどうオチをつけるか難しいね。

戻れるのか戻るのか残らないのか
過去において出会った人との愛はどうなるのか
相手が未来に来ちゃうのか本人が過去に残るのか
似たような人と未来で出会うとかネ

この本はそれだけじゃなく
え?お父さんなの?血のつながりって??

好き嫌いは別れるかもな、内容が内容だけに。
基本的に苦手なジャンルだけど、ノットイコールは嫌悪感な…

0

奥津城村の愉快葬 コミック

池玲文 

狐かわいいなぁ

色々なお話が入った短編集です。
池玲文さんの世界観にすっぽりはまりました。

お巡りさんと狐

表題作ではないですが、めっちゃ好きです。
田舎に飛ばされてきた若いお巡りさんと、狐と人間のハーフの少年。狐はお巡りさんに相手にしてもらおうとあの手この手でちょっかいを出して、お巡りさんもいつのまにか狐のことを意識し始めるお話。
もう、狐がかわいい。一途で嫌がられても一生懸命で。
お巡りさ…

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涕涙まくら コミック

池玲文 

死にゆく夏……におくる短編集。

5作品収録の短編集。
表題作「指喰い、月の色人」「シューカツ」「宵越しルーガルー」「夏に死にゆく物語」
兄弟もの、吸血鬼?もの、地獄もの、獣人もの、そして最後はメッセージ漫画か。

池さんの絵は相変わらず美麗で、カバーそでのカラー画が表裏とも頗る好み。
表は「指喰い、月の色人」から、裏は「夏に死にゆく物語」から。

地獄物はBLテイストの結構エグイけれどコメディ、
獣人もの(あっと…

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