谷崎泉さんのレビュー一覧

魔法使いの食卓 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

続きに(一応)期待。

田舎町に住む男ばかりの3兄弟のもとに、ある日失踪していた隣人の幼馴染が帰ってきて、平穏な日常が乱されてしまう、というお話。
隣人・仁と3兄弟の長男・瞳は仁の失踪前、恋仲だったらしいという設定です。

詳細な日常の行動描写が多すぎ、物語本来の流れが遅く、1冊では書ききれずにシリーズ化すること前提の谷崎作品。
今作も例に漏れず、夜寝て、朝起きて、食事を作って、弟たちが起きてきた……という描写が…

2

魔法使いの告白 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

シリーズ1作目『魔法使いの食卓』は必見です!

行き成りシリーズものとしらずにこの作品を読んでしまうと厳しいかも。
水上先生ばりに説明が多いのも困りものですがこちらは完全に続きから入って
いるので『魔法使いの食卓』をおさらいしてから読んだ方がいいと思います。
谷崎先生もあとがきで「第2段が書かせていただけるなんて思っていなかった」なんて
恐ろしいことをおっしゃっておりますが前作が細かい所の説明をはしょって終わって
いたのであれで続編が…

5

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いろいろ読めて楽しいv

「how to count kiss」谷崎泉
学生時代にキスをした仲だった新名と城島。
けれど、決して恋仲だったわけでもなく。
偶然に城島が社内の移動で再会して。
新名の反応に城島が当時の疑問をぶつけて。
でも、ここまで来てもどちらもはっきりとしたものを持っていないのか内を明かしていないのか。
告白とかはないんですよね。
なのに、これからもキスする仲ってなんか不思議だけどなんか萌える…

0

好きになるということ 小説

谷崎泉  高座朗 

続きが読みたい!

 デザイナーの壱は自身の事務所の規模に合わない大きな案件を抱えて四苦八苦していた。
 ただでさえ、書類仕事は苦手で大学の同級生である綾子に任せきりなのだが、その綾子が音を上げるくらいの書類の量が積みあがり、いよいよ限界かと思われるような状況になりつつあった。
 頼みの綱は、「お前の傍にいたい」ただそれだけの理由で、壱のやっているデザイン事務所に、いくつもある会社の役員職を辞め、押しかけてきた灰…

1

あなたの恋人になりたい 小説

谷崎泉  祭河ななを 

評価がいいのも納得!

こりゃいい買い物をしたな!の1冊でした。
ルビー文庫というと結構薄い本が多いのですが、
それでも、満足なお話です。

青山は、高学歴高収入のエリートサラリーマンであり、
人からも羨まれる立場であるのに、恋愛については
全く縁のない状態。
そんなある日、落し物を拾ってくれた人に、
一目ぼれしてしまう。

こういったお堅い人が、まさかの恋に落ち、
グルグル恋してしまうというストー…

2

緑水館であいましょう 小説

谷崎泉  楢崎ねねこ 

カメレオン受け!?

GUSHの谷崎作品は、可愛かったり楽しかったり、他のレーベルの作品にくらべて非常にとっつきやすいですよね♪
今回はペット絡みの恋の始まりなんですが、なんと!爬虫類♪
普通犬とか猫なんで、こんな視点がとても新鮮です。
爬虫類好きの人は結構マニアの人が現実にも多かったりするのですが、ここに出てくる受けの会社員も爬虫類が大好きでカメレオンを6頭も飼ってます。
爬虫類好きが爬虫類顔してるとは限らな…

3

諸行無常というけれど 小説

谷崎泉  金ひかる 

キス魔から始まるストックホルム♪

最初読み始めたときに、この作品は「夜明けはまだか」みたいな感じのちょっと遅々とした展開の作品になるのかな?という予感がしました。
しかし、
こちらは1冊でまとまっております。
主人公達に隠された謎と、巻き込まれた出来事によりどんどんと面白くなっていく♪
最初、コメディなのかな?と思ったらそんな雰囲気も含めつつそうでもない。
かといってシリアス一辺倒でもない。
単に主人公のちょっとやる気…

2

愛するということ 小説

谷崎泉  高座朗 

終わり方がいい!

 デザイナーの壱は、毎年、恋人の命日の近い晴れた春の日になると、体調を崩す。
 それは、ちょうどその時に恋人が亡くなってしまったから――。

 ところが、そんな時、どうしてもそんな最悪な体調を押してでも参加したいと希望したコンペの席で、今は亡き恋人とよく似た声を持つ男・灰田に出会う。
 彼は、急遽コンペに参加となった人間で、誰も彼の詳しい経歴を知らなかった。
 そんな彼は、実はこのコンペ…

4

あなたの恋人になりたい 小説

谷崎泉  祭河ななを 

なかなかステキなお話でした。

ゲイであるがためになかなか恋をする機会もなく。
前の恋が終わってからというもの、このまま枯れていくのかな、とさえ思っていた青山。
そんな青山が偶然に出会った神に突然に恋に落ちる。
自分でも気付かないままにドキドキと胸は高鳴り。
お礼と称して強引なほどの勢いで食事に誘って。
それでも、神がノーマルであることは話していればわかって。
ならば、せめて友人でいられるようにと努力する青山。
け…

2

諸行無常というけれど 小説

谷崎泉  金ひかる 

波瀾に満ち満ちた受け様の日々

旅行会社のトラブル処理係の受け様と外務省勤務の攻め様との何の因果でこんなことに
ってしまったのかと言うような淡々としていながらも何処かコミカルでシュールな作品
著者の既刊の「ナアレフの恋人」シリーズに通ずる流れと雰囲気があるお話でした。

受け様は大手の旅行会社の出世間違いナシと思われていたバリバリの営業マンだったのに
有る事が理由で、次第に運気に見放されたようになり、今では左遷先と言わ…

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