谷崎泉さんのレビュー一覧

君の秘密 小説

谷崎泉  高橋悠 

2時間ドラマのサスペンスもの

ゲイバーとか女装のオカマさんとか怪しげなお店が出て来ますが基本BL小説というより、テレビのサスペンス劇場です。
タケコは、あのデラックスなお名前の派手派手しい衣装で女装されるあの方が、実名で出演されたら面白いでしょうね、BLの部分は無しで刑事役を頼りない新米女刑事にしたらもうバッチリ放送できそうじゃありませんか?
っと、そんな雰囲気でドタバタとしている間に事件は解決し、あらボーイズはともかくラ…

3

君の秘密 小説

谷崎泉  高橋悠 

挿し絵ー!

BLにあるまじきあまり美しくない人が描かれていました。が、マツコさん・・もといタケコさん最高でした。BL話としての萌えもあるお話だったのにすべて彼(彼女?)に持っていかれた感じです。

とはいえ、好きなタイプの元刑事×現役刑事カップル。カタい職業のカタい性格の受けが落とされちゃうのは大好物です。ストイック万歳。しかも受けが童貞ちゃんでウブな所がたまらなかったです。木原音瀬さんの名作「薔薇色の人…

3

夜明けはまだか 下 小説

谷崎泉  藤井咲耶 

2人だけのという意味では、夜明けはまだ遠そうです!

完結編!

前回、伝説の官僚とまで言われた小早川に、自分の恋愛歴の乏しさを指摘され、その上酔った勢いで関係を持ってしまったコタ。
その後の小早川の反応に納得いかないながらも、古舘と折原の件が落ち着いたら、コタの納得のいく方法で謝罪を約束するという小早川。
そして、駆け落ち同然で失踪した古舘と折原を捜す為、北海道の女満別に向かうことになります。

この旅で、小早川とコタの距離はどんどん縮…

1

夜明けはまだか 上 小説

谷崎泉  藤井咲耶 

はた迷惑な!愉快な個性派ぞろいの仲間達(笑)

タイトルと表紙からシリアス系のお話を想像していたら、中身はドタバタコメディ系のお話で、いい意味で裏切ってくれていて、上下巻通して楽しく読めました。

谷町胡太郎(通称コタ)は、若いながらも人気の評論家。
出版社の担当者からは、原稿を急かされるものの、ろくに仕事をしていないような呑気な暮らし。
それも、親が残してくれた不動産関連の遺産を引き継いでいるから。

そんなコタには、大学時代から…

0

目眩 2 小説

谷崎泉  藤咲なおみ 

悲劇と喜劇は紙一重!

シリーズ第2巻!完結編!

1巻に比べると、雰囲気も一変してシリアス系が強くなります。
そして、流され逃げ続けていた光一が自分自身と、そして遠峰と向き合おうと改心していくことで、前回みられなかった恋情&ドラマテックさが覗かされていきます。

1巻の、色んな意味で目眩しそうな不思議な魅了にハマっていたので、2巻の普通というかマトモな展開&結末はちょっぴり物足らなくもあり、
最後は駆け足の…

3

目眩 小説

谷崎泉  藤咲なおみ 

久しぶりに再読してみたら、この不思議なお話にハマっていた!

2000年の作品を再読!
谷崎先生の人気作『君が好き』にどっぷりハマった流れで読んだ作品だったんですが!
はっきり言って当時は、本当に同じ人が書いたのか疑ってしまう位に違う雰囲気のお話しだったので、途中で読むのをやめてしまおうかと思い悩みながら読んだ記憶があります。

その時は、もう読み返すこともないだろうと思っていたのに、苦手意識とかは置いておいて、今回本の整理に当たって、もう一度作品を…

1

ドロシーの指輪(5) スニグラーチカの恋 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

傍にいたい、という想い

今回は骨董に纏わる件で誰も暗躍することもなく、ほのぼのほっこりするお話でした。
お正月の三本木の実家のある日光を舞台に、三本木の家族周辺がメインとなります。

まさか三本木の兄弟があぁいう風だとは思いませんでした(笑)
彼がケチになるのもそんな切ない理由があったとは…。
兄弟からあんな扱いされて、よくまぁひねくれなかったものです。
実家にいるのが苦痛な三本木は、なにかと緒方のところに逃…

4

ドロシーの指輪(4) 砂糖細工のマリア 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

尻に敷かれております…。

緒方さんが可愛すぎる!
大男で無愛想で強面、どこにでも作務衣に褞袍で出掛けちゃう人に"可愛い"という言葉は似合わないだろうけど、そうとしか言いようがない~。
彼にとって三本木は特別で、一挙手一投足に心を乱される様は、恋する純情そのもの。
元々人の気持ちを読むのを苦手とする緒方なのに、気難しい三本木が考えることを読むのに必死なんです。
それでもなかなか顔に出ないから、三本…

5

ドロシーの指輪(3) ヴィオレッタの微笑 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

優雅な監禁生活のはてに♪

この巻から表紙絵が、格段に素敵になってると思います。
3~5巻めの表紙は並べて置いておきたいくらい好きです!
内容以上に甘~い二人の構図なのも嬉しいところ(笑)

今回は三本木が拐われてあわてふためく緒方さんの巻です。
表面上は動揺してなさそうに見えて、実際は全然違うんですよね。
1巻でも三本木の為に手離すつもりのなかった家財を売ろうとしたし、今回も自分の戒めをあっさり反故にしフランス…

5

ダブル-犬も歩けば棒に当たる- 小説

谷崎泉  小路龍流 

まだまだ序盤

シリーズものです。
確か全三巻だったでしょうか。
内容がまだわからなかったので、とりあえず一巻だけ購入してみました。


受けの鴻上優輔は研修という形で、千葉県警捜査第一課に所属するキャリア。
綺麗に整った顔立ちで冷静に見えながら、実は内面は熱い。

攻めの村上千夏は、千葉県警捜査第一課の刑事で鴻上の高校時代の後輩。
鴻上を追って警察官の道へ進み、真っ直ぐで自分の気持ちより相手を…

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