谷崎泉さんのレビュー一覧

リセット 上 小説

谷崎泉  奈良千春 

神評価に限りなく近い…

ちるちるユーザーの方のオススメで気になって上下巻セットで購入しました。購入して正解でした。

全体的にハードボイルドなタッチで淡々と物語が進み、前半は始終感情を出さない中心人物の橘田の風変わりで重い半生が、第三者(二人の少年)の視点を通して純文学風に描かれました。橘田がとてもミステリアスな存在である事も手伝って、先が気になって一気に読みました。予想より斜め上の展開で面白かったです。途中…

4

ナアレフの恋人 小説

谷崎泉  藤井咲耶 

登場人物はすべて癖あり

電子書籍を購入。
挿し絵あり、あとがきあり。
なんとなく、読むものもなかったので手に取りました。
ヤクザもので、シリアスな重めの話。
ではなく、
あらすじから受ける印象とは180度異なるコミカル、ほのぼのな内容です。
鬼畜、辱陵、強姦なんてキーワードがピッタリで、受けが悲惨な目にあっているのですがねぇ。
なぜかクスリと笑みが浮かんでしまう。

とりあえずの1巻の購入だったのが、そ…

1

リセット 下 小説

谷崎泉  奈良千春 

ミステリーBL完結編

上巻はいろいろな過去が語られ、ようやく現在形で重要な三人が再会する、というところまででした。
下巻は完結編。

過去に関係を持った橘田と高平は今は恋愛感情はなく、トラウマを共有した男同士として一生の心の友として向き合い、また警察の仕事仲間として協力しています。
ここで体の関係も入るのがZAKKさんの「CANIS THE SPEAKER」で、これはより精神世界としては深くて大好きです。

3

リセット 上 小説

谷崎泉  奈良千春 

ミステリーBL

「ファーストエッグ」で読み応えを感じた谷崎さん。
ミステリーとお仕事BLが好きでこちらを購入していましたが積ん読でした。

こちらはBL小説の中ではかなり本格派ミステリーというべきでしょう。
ただしカプの萌えが作者さんといつも全然違うので、ラブ方面はいつもイライラする!(すみません、でもホントなんです。。)
この作品はかなりラブ要素がおまけ的に付け加えられている印象(シャレードだし絶対い…

3

君が好きなのさ 1 小説

谷崎泉  こおはらしおみ 

読んでいくうちに面白くなる作品

学生時代に購入し、読み終わった後も何故かずーっと持ってる作品の一つです。
ちるちるに登録したのでせっかくだし、レビュー書きます。

すみません、絵は趣味じゃないです。
7巻以降からのイラストは好きなんですけどね。
一目惚れした浅井が強引につぐみを「かみさん」にする為抱き、災難続きのつぐみを家に招き入れ、漫画の締め切りとセックスで家に閉じ込める手腕は見事です。

受けは流されんな!もっ…

1

その愛に終わりはあるか 小説

谷崎泉  yoco 

執着も馴れ合いも「愛」であることに変わりはない。

『ダークホースの罠』は未読です。

40歳は不惑の年といわれますが、惑いまくっている40オーバーの男性二人の恋物語でした。
警視庁捜査一課の係長の南野と鷺沢組組長の鷺沢。
二人は10代の頃に親の再婚で義兄弟となり、再び親が離婚したために一時期は縁の切れた間柄。
再会してからは何だかんだとパートナーとして続いています。
物語としては殺人事件と鷺沢の隠し子騒動、南野が上司から受ける求愛とい…

8

その愛に終わりはあるか 小説

谷崎泉  yoco 

大人はみんな狡いのかも

『ダークホースの罠』は未読ですが、こちらだけでも楽しめました。
ただ、主人公南野とその部下、胡桃の会話がちょっと素敵だったので「あちらも読んでみようかな」という気になりましたよ。

警視庁捜査一課係長、南野尚三は連続強盗犯の事件と、管理官である古沢の書類提出に絡む嫌がらせに疲れ切って、二週間ぶり自宅に帰ります。泥の様に眠りこける尚三に卑猥なちょっかいをかけてセックスになだれ込もうとするのは広…

10

その愛に終わりはあるか 小説

谷崎泉  yoco 

長く共に居るからこそ、たどり着く境地がある

「ダークホースの罠」のスピンオフになるそうです。
そちらは未読ですが、今作のみでも問題無く読めました。

で、こちらなんですが、溺愛ヤクザと捜査一課係長の熟年夫婦になります。二人共に45才!!
しょぼくれたオヤジの哀愁と、長い日々を共に過ごしたからこそ、たどり着いた境地みたいなものが、なんとも心に沁みました。


内容です。
事件に追われて常に疲労困憊の捜査一課係長・南野。
実は…

12

リセット 下 小説

谷崎泉  奈良千春 

事件とラブの比率が・・・!

読了後の素直な感想として、警察(推理)小説としての成分が濃く、BL成分は少ない作品だったな、と。
とはいえ、小説として大変好みな作りで上下巻を一気に読み終えました。
ただ、ものすごく個人的好みとしては橘田は幼馴染みの高平とくっついてほしかった・・・!
いえ、年下ワンコ攻めも大好きなので義弟の倉橋も良かったのですが。
上巻の高校生時代、橘田は高平に恋心を持っていたと思うし、高平も橘田に対して…

6

ファーストエッグ(3) 小説

谷崎泉  麻生海 

シリーズ第3作目

fifth egg、sixth egg、絶望の色彩を収録。

fifth eggは、現在の話で、forth eggで江東が呼びに来て連れ出された佐竹が、事件に協力するというもの。痴呆症の老人の死をめぐる事件。子ども達が疑われる。娘が自供するが、見える佐竹にはその娘が犯人でないことが分かる。さすがに佐竹の特殊能力に気づいている黒岩。佐竹は捜査能力自体も高いようなのだが、特殊能力と言われてしまうと…

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