しおべり由生さんのレビュー一覧

灼熱の牢獄(プリズン) 小説

いとう由貴  しおべり由生 

超超超酷い攻め

いとう先生の作品は多々読んでいまして、数多くの酷い攻めを見てきました。が、今作の攻めはその中でも群を抜いて酷い奴です。
作品のトーンも痛くてシリアスで、ラスト数ページまで甘さがありません。攻めは自分の気持ちに自覚のないまま受けを痛めつけるし、受けは受けで自己肯定感の低さから卑屈になってるし。脇キャラも強烈で、攻めの妹は激怖だし、その夫(受けの元カレ)は行動が理解できなくて怖すぎるし。
だけどこ…

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手解きは愛を込めて 小説

真崎ひかる  しおべり由生 

No Title

新人白バイ隊員の主人公が指導員のセクハラオヤジに翻弄されるお話です。
かなり序盤から指導員で攻めの吉住がパワハラ&セクハラな言動(軽いノリ)を繰り返しているので気になる人はそれなりにいるだろうなと思います。私も気になりました(笑)

主人公が可愛かったです。やんちゃで愛嬌があって年上から可愛がられるタイプの性格。
しかし、住吉は好きになれませんでした。序盤の下ネタセクハラオヤジな様子はキャ…

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甘い蜜の褥 小説

弓月あや  しおべり由生 

ヤンデレ攻めがいい

なぜか途中まで戦後直後かその辺りの話だと勘違いして読んでいて、途中で携帯が出てきてびっくり笑
そういう叙述トリックか?と思ったけどもちろん違いました。

ヤンデレ攻め×年下健気受け という大好物な二人がメインのお話。途中かなり唐突に話が動き出すのですが、それまでの過程が面白かったのとおまけのSSが超可愛かったので神評価に。
今時ではあまり見ない現代物での花嫁偽装、地下牢監禁とてんこ盛りな本…

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シグナル・レッド(2) 小説

芹生はるか  しおべり由生 

古き良き作品

とっかかりはちょっと入りづらい、ガチサラリーマンもので白石一文さんの作品を思い出しました。
文章が読みづらくて慣れるまで時間がかかったんですが、そこを超えるとすごく面白い!
最初は、こんなすれ違うことあるか?!と、モヤモヤしたりもしたんですが後半の痛さが本当に心地よくて。。
痛いのが好きな方には自信を持って勧められる一冊です!

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最凶の恋人 17 -追って追われて- 小説

水壬楓子  しおべり由生 

今回はサスペンス!

シリーズ買い。

シリーズ16巻目?
番外編含めると18巻目でしょうか?
とにかく毎回コミカルで楽しいです。

今回は遥が死体につまづく所から物語は始まります。
遥は柾鷹に迷惑がかからないようにと離れて事件を追い、柾鷹も狩屋にサポートされながら事件解決へと乗り出すのですが、遥は頭脳で。柾鷹は相変わらず犬並みの嗅覚で事件解決へと向かっていきます。
内容は殺人事件が起こるので血生臭かっ…

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愛玩花嫁 小説

高峰あいす  しおべり由生 

狒狒爺の洗脳と遺言

著者は、「調教」と「花嫁」のテーマが好きなのかな?

★娼館「牡丹」シリーズ
愛玩花嫁 2009/06/11 和泉x大木 
檻姫 囚われのカナリア 2009/12/11 遙x凪原 

この物語の主人公、和泉に仕込んだ、爺の洗脳時限爆弾。
優しい言葉の残酷な脅迫と洗脳を狒狒爺から施され、和泉は深く病んでいる。
洗脳浄化が必要だと知らず、和泉を救おうとする芳裕の行為は、
逆に和泉を追…

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傷に沁みる毒のような蜜 小説

義月粧子  しおべり由生 

寒いまでに俺様な攻めを楽しみましょう。

攻めの弘樹は自分に落とせない人間はいない、と思ってるような自信満々な態度やナルシズムさが鼻につく男。
研究一筋で恋愛に縁のなかった聡史を落とすなんて、赤子の手をひねるよりも……って感じ。

色恋に免疫のない聡史は、弘樹にのめり込み弘樹さえいてくれれば他はいらないとばかりに、勉学を疎かにし始め留年決定……。
なんていうか「遊んでこなかった真面目な人ほど、遊びや浮気にハマりやすい」みたいなのを…

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甘い蜜の束縛 小説

弓月あや  しおべり由生 

秋良の嫉妬が面白い

Amazonkindleで。

①甘い蜜の褥 姉の身代わりとして花嫁になる
②甘い蜜の記憶 瑞葉が事故に遭い、二年間の記憶を失う。
③甘い蜜の束縛 姉も結婚、瑞葉は秋良に浮気を疑われる出来事が起きる

連作を一気に読みました。
行き違いやすれ違いで、瑞葉が焼きもちを焼かれて束縛される。

瑞葉は年連が増すごとに美貌に磨きがかかっていく。
秋良の焼きもち焼きは、ますますエスカレー…

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最凶の恋人 ―境界を越える男― 小説

水壬楓子  しおべり由生 

納得

ご紹介されて読んでみました。シリーズめっちゃ途中で全く読んでなかったんですけど、ああこんなに続いている(13冊目?)のがわかるわ!ととても納得したお話、本編250Pほど+あとがき。ヤさんが大丈夫で、インテリ男前な受けがお好きな方でしたら、良いと思います。(シリーズ最初から読んだ方が面白いと思いますが)攻め受けともめちゃくちゃスキ!というほどでもなかったので萌にしました。

神代会系千住組組長で…

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傷に沁みる毒のような蜜 小説

義月粧子  しおべり由生 

攻めは他の作品にもちょこっと出てます

「傷痕に囚われて」と対になる作品とのことです。あちらは好きな相手のためにフッた方、こちらはフられた方が主人公です。先生のあとがきを読んで、あちらの作品でナオキ(弘樹の偽名)が言っていた「まだ引き摺っている」の意味が分かってスッキリしました。

聡史(受)視点なので、彼は手酷くフッたくせにいけしゃあしゃあと自分に声を掛けてくる弘樹(攻)に戸惑って動揺する自分に自己嫌悪してしまうのですが、大学院時…

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