total review:285313today:8
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
92/134(合計:1339件)
凪良ゆう 草間さかえ
茶鬼
きっといつか新装版がと気長にまっておりましたら出ました! ありがとうございます。 生徒と先生の関係から始まるこの話は、子供と大人の歳の差を的確に表現した話であり、主人公の立場や考え方や態度がグザリと胸をついてきます。 題名の「未完成」とは、まだ成熟していない年下の男子の事かとおもいきや、もちろん彼はそうであるのだが、本編のラストから後日談である番外や書きおろしのエピソードを見るにつけ、人…
マンボウ
花丸ブラック【未完成】が、絶版高額状態なんて知りませんでした。今作の【Young Swallow】【さなぎ】を読みたいが為に再購入!そしてなおさら納得…そして幸せ度、増!市販の凪良ゆう先生の作品で、読んで無い(所持してない)のは【花嫁は マリッジブルー】だけだと思います。 人の心持ちを現すのに こんな表現があったのか…そんなことを思って、買い続け、読みつづけた作者様です!!花丸の【未完成】200…
水上
花丸文庫BLACKから、新装版の「未完成」。 絶版し中古で高値がついており手に入らず、悶々としていたところの新装版でした。 プラチナさんありがとうございます。 凪良さんの文庫デビュー二年目の作品とのことでしたが、 凪良さんの黒か白かという両極端があまり感じられない、中間色の作品でした。 そもそも花丸BLACKのレーベルだったということに少し疑問でした。 内容は、凪良さんの得意とする…
千寂
ネタバレ
旧い版(未読です)にドラマCD収録の「young swallow」と書き下ろしの「さなぎ」、二本のSSが新たに加えられたこの作品。 もの凄くハラハラしながら初読を終えました。 滅茶苦茶な家庭環境に疲弊して、上っ面だけの交友関係に虚しさばかり募らせていた高校生・瀬名は教師である阿南が差し伸べてくれた手に救われます。 冷たく鋭く、綺麗なナイフみたいなのに生徒を放っておけない優しい阿南。欝屈し…
草間さかえ
キリヱ
「イロメ」の野田先生と「カオス」の白川先生のお話諸々。 「サイン」は野田先生と白川先生の過去話ですが、白川先生が! ショタ属性はないのですが、えらい可愛らしいです。 野田先生が好きだった主将を竹刀で叩くシーンが、本当に切ない。 色々騒動があっても、ハッピーエンドでホッとする作品でした。 「イロメ」の一連の始まりが野田先生の話でしたけど、結局ほとんど白川先生だったような。 自分は…
草間作品は、年上受けの宝庫ですなあ。 年上受け大好きな自分が転ばぬ訳がない。 本当、草間さん大好きです。 「イロメ」の連作は、二組のカップル、両方が生徒×先生。 私は白川先生の組(笑)の方が好みです。 よくよく見たら、見た目は「真昼の恋」のあの二人に似てますね。 先生の言葉通り、卒業してから身長伸ばして迎えにきた壬生谷くんが健気でたまらないです。 矢張り、大型わんこ×年上美人は浪…
第二次世界大戦ものは読むのがただでさえつらいのに、BLでは大体微妙な事が多いので読んでがっかりするという理由で避けてました。 しかし、流石草間さん。 此処まで戦中の雰囲気を描けるBL作家さんは、私が知る限りではいない気がします。 色々なものに背いて築かれた二人だけの閉ざされた世界は、このまま誰も介入する事なく終わるのですね。 ある意味、ハッピーエンドなのかもしれません。 「間」の…
表題作は近親相姦もの大好きなんですが、何故か双子がツボでなかったのでいまいち入ってきませんでした。 それよりも、「ここだけのハナシ」できちんとくっつくまでを読みたかったかなあ。 えらい格好いいオタクで、ギャップがたまらないです。 猫耳よりも大河内くんにはまるといいですよ。 「春の指先」はキャラと話も好きですが、主人公の家が! 草間さんは如何してこういう素敵な建築描かれるんでしょうか。…
表題作を読んで、本当に自分は美人受けが好きなんだなあと実感。 分かりやすく、芸術家が好きです。色素の薄い美人さんたまらんです。 あまりに出来過ぎな展開ですが、BL自体ファンタジーだしいいか! ファンタジーついでに、かなりじれったいので早く腹くくって付き合えばいいと思います。 この短編は続きが読みたいなあ。 弟さんもいい味出してます。 「花」は話が重くて切ないですが、ハッピーエンド(…
表題作と「夏のみちしるべ」が好きです。 「真昼の恋」もですが、草間さんのリーマンものの雰囲気がたまりません。多分、メインは勿論ですが、脇のおじさんが上手いからだろうなあと思います。 好きとか嫌いとか激しい感情をぶつけ合うような展開ではなくて、ゆったり時間が流れている感じが魅力です。 「夏のみちしるべ」はメインよりも、おじいさんが! 草間さんの老紳士は如何してこうも素敵なのか。 おじい…