草間さかえさんのレビュー一覧

やぎさん郵便 2 コミック

草間さかえ 

有原厨でごめんなさい。

有原は、作品萌えはあれどキャラ萌えはした事がなかった商業BLで初めてキャラ萌えしたキャラでした。
何といったらいいんでしょう。キャラが好きでもそのキャラが特出して好きな訳ではなく好きな話のキャラとして好きなだけだったので、マッチ売りでよくないハッスルをしておりました。もうかなり(おかしなテンションは)落ちつきましたが、やはり有原はいいですなあ。

まあ、もうマッチ売りの時点で、有原が廣瀬とま…

1

生田さんちのこめ王子 小説

さとみちる   草間さかえ 

農業系スローライフBL

田舎で農業を営むトラウマ持ちゲイな攻と、就職難の末にやっと就職した会社が倒産し、途方に暮れていたところを攻に拾われて地域興しのこめ王子になった受の、ハートフルなハッピー農業ライフものです。
受の一人称なのですが、正直なところ一人称を書くには作者の力不足を感じずにはいられません。
が、勢いがあるのでそのあたりを無視できたら最後まで一気読みです。

前作も里山体験ものでしたが、今回はさらにパワ…

3

Libre Premium 2013 WHITE SNOW グッズ

コミック32作品、小説10作品!

2013年11月に開催されましたアニメイトガールズフェスティバルAGF2013でのリブレ限定本です。豪華なメンバーによる商業作品の番外編42作品です!今となってはコミックに収録されている話もありますが、やっぱり贅沢な1冊だと思います。

小説&コミック
木原音瀬「期限切れの初恋」番外編ショート
糸井のぞ「期限切れの初恋」より「人でなしの恋 その後」(原作:木原音瀬)
この作品は内容がリン…

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未完成 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

攻め視点の傑作

これは、好きすぎてレビューできなかった小説の筆頭です。

この作品の魅力はなんといっても受けの阿南先生でしょう。神経質そうな美人だけど中身は口の悪い少し大雑把な大人の男。そう、阿南は大人の男なんですよね。大人ならではの自制を知っている阿南はカッコいいことこの上ない受け様です。終始攻めの高校生・瀬名の視点で書かれているため、阿南のミステリアスな魅力が損なわれることなく堪能できます。

阿南の…

9

やぎさん郵便 3 コミック

草間さかえ 

まとめて読まなきゃダメです

10年……これは手放してはいけない本だった。

3だけを読みましたが、もちろん楽しめましたが、感慨に耽るには時間が離れすぎていた。2からはそんなに経ってないですけども。といっても、1年。だいぶ内容を忘れていました。(私は読んだ本の内容を、覚えているのがすごく苦手なのです)

まとめて読まないとダメだと思いましたね。3を読む前に。今知った人は最高ですね。まとめて読める。

「マッチ売り」…

2

ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

映画を観たような気持ちです。

南里の人生を追っていく展開のせいでしょうか。小説ではあまり経験したことのない読後感でした。

現在にすごく近い未来。町並みも人の生活も、容易に想像できる世界感。そこに存在するアンドロイド。違和感無く入っていくことが出来ました。
読みながら思ったのは、食べて眠って痛覚も個性も感情もあって涙を零すアンドロイドは人間と何が違うのか、ということです。プログラミングされた反応だったとしても、そこに感情…

3

さよなら一顆 小説

一穂ミチ  草間さかえ 

台風の時って

頭痛くなったり、気持ち悪くなったりするの、本当にあるよね。
一穂さんの作品って、こういう気象現象とかをエピソードに絡めるのが上手いなぁっていつも思う。
確かにラブはなかなか捗らない。
坦々とした、すれ違っていることすら認識してもらえないようなすれ違いが続く前半は、この二人、本当にちゃんとラブに行き着くのか忍耐を試されるようではあるけれど、この、座波から矢神への、受け取ってもらえない感を描くの…

3

「やぎさん郵便3」コミコミスタジオ特典ペーパー グッズ

どんな話をしてても仲良し

コミコミで注文すれば澤×有原・廣瀬×花城の両Ver.2枚ついてきます。
(余談ですがアニメイトは澤×有原Ver.ペーパー+有原ふん(どし)チラグラビア風ポストカードです)

コミコミ限定ペーパーは廣瀬×花城Ver.です。


(ネタバレ多め注意)

パラレルのような感じです。
「やぎさん郵便3」を片手に憂い顔の廣瀬。

「4冊通して俺が一人だけ能天気の化身みたいで……」
と…

1

やぎさん郵便 3 コミック

草間さかえ 

過去を乗り越えた新たなスタート

「マッチ売り」から始まったやぎさん郵便シリーズ、とうとう完結です!

個人的にこの作品は、登場人物達が抱えているわだかまりにどう決着つけるかが一番の見どころでした。
それは前作の「やぎさん郵便2」で大部分が着地したと思います。
なので、問題が解決された「ああ良かった…」という満足度は前作のほうが高いです。
今作は未来に向けて歩み出した2組のカップルに確かなものを感じ、幸せな気持ちになりま…

6

さよなら一顆 小説

一穂ミチ  草間さかえ 

静かな緊張感

ノンケのイイ年したサラリーマン同士、ふとした出会いから始まるラブストーリーなんて、激しい一目惚れとか、監禁しちゃうとか、やたらセックスシーンが多いとか、記憶喪失とか、男を引き寄せるフェロモンとか、実は義兄弟とか宇宙人とか多重人格とか、そういう要素でもない限り退屈なものになるんだろうなーと思って手に取ったのに。いやぁ…悔しいほど面白かったです。

タイトルの印象の通り、静かに時間が流れていく物語…

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