草間さかえさんのレビュー一覧

非BL作品

迷信話集 うつつのほとり 非BL コミック

草間さかえ 

ほのぼの+…

途中まではほのぼのテイストでよかったんですが、ラスト家○板みたいなノリでびっくりしました
作家さんはBLを書いておられるので、節々にそういうテイストやBL特有のブレーキの利かないダイレクトな生々しさを感じます
しかしBL色の薄い作品では余計ではないでしょうか。安っぽくみえます。

0

箱の中 小説

木原音瀬  草間さかえ 

表題作以外の「脆弱な詐欺師」が素晴らしかった

普段芥川賞作家より直木賞作家の本を愛読している者ですが、BL界の芥川賞と名高い本作は圧巻の読み応えでした。予想外に所々泣かされました。意外だったのは、冤罪はテーマでは無かった事です。そちらに重きは置かれていません。妙齢な男同士の風変わりなラブストーリーがテーマです。「妙齢」な所がポイントです。

この巻では、刑務所内での喜多川と堂野の二人の出会いと親交が描かれた表題作の「箱の中」とその後の喜多…

2

真昼の恋 コミック

草間さかえ 

恋も仕事も好バランスで描かれている。

初めて読んだ草間さかえ作品がこの『真昼の恋』でした。
草間さんが描く線はラフで艶やかさとは真逆なタッチだと思うのですが、なんともいえない独特の色気がある画をお描きになるなぁ、というのが第一印象でした 。


年下の岡崎一と年上の中川正午の物語。

一言でまとめてしまうと「年下ワンコ攻め最高!」です。
怯まず腐らずまっすぐに好きな気持ちを相手に届け続ける一の姿がかわいくて。
正午のモ…

1

恋するクラゲ 小説

かわい有美子  草間さかえ 

可愛いクラゲ♡

コンシェルジュものが読みたくなって検索したら、かわい先生×草間先生なんて素敵なものが♡しっかり仕事シーンもあり、可愛い二人の甘いシーンもあり、大満足な一冊でした♡表題にクラゲとありますが、触手ものではありませんw 本編170Pほど+後日談39P+先生のあとがきです。お仕事もので、ほどよい甘さを求めておられる方にお勧めしたいです。(地雷はあんまり思いつきません)

お話は、ホテルの企画課勤務の天宮が…

2
非BL作品

魔法のつかいかた(3) 非BL コミック

草間さかえ 

草間さかえさんすてき

もー、草間さんの漫画好き、としか言うことがないです。

非BLということで、確かに3巻はBL要素はないですが、2巻のときは先生もBL要素が増してきましたとおっしゃってたので、がっつりBLじゃないですけどほんのり楽しめます。

魔法使いの会合(ホテルの立食パーティーみたいな描写がおかしい)に行った春生は、泉太郎のいないすきに組合に入れられそうになります。そしてトイレで先輩たちにいじめられ。。…

2

幸せの条件 コミック

草間さかえ 

猫とピザと紙袋、そして最後にほろりと涙!

今回は読みやすい作品が揃っていて、ちょっと安心v
それでも表題作は、つい途中で最初に戻って読み直しちゃいました。

相変わらず説明不足な感じですが、
草間さんの場合、すでにそれがデフォルトになっていて、
読者ももう驚かない!
さらに読者の方がその辺を色々自分で引っ張り込んで、
織り上げていくのがまた楽しくなっちゃっている!

今回のお話はちょっと病んでる系の人が多かったですが、

2

おまえが望む世界の終わりは 小説

菅野彰  草間さかえ 

萌えた!というより 響いた!!

2人の出会いとはじまりを描くことが当たり前になっているBL作品の中で、終わりと別れに真摯に向き合った稀有な作品です。

もちろん、メインの2人がくっつくまでをしっかり描いているので、そこは安心して読んでください!

ですが、この作品の主題は、受けと攻めがそれぞれ、自分の今までの恋人と向き合うこと、そして自分の過去と向き合うことにあると思いました。
そのことによってメインの2人の関係は少し…

3

アドリアン・イングリッシュ(1) 天使の影 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

モノクローム文庫は質が高いので、安心して読めます

ゲイコミュニティーを舞台にした洒落た雰囲気のあるミステリー小説でした。
サブカル好きな人は間違いなく嵌るんじゃないでしょうか。
文章もストーリーも自然に流れる感じで、先が気になって一気に読破しました。
真相自体は、ミステリーを良く読む人間からすると、物珍しく無いですが、
良いところも悪いところも含めてゲイコミュニティーが積極的に描かれているストーリーは興味深かったし、色々制約が多いBL小説…

5

アドリアン・イングリッシュ(1) 天使の影 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

俳優さんのイメージは007

書店を営みながら小説を書くアドリアン
ゲイ
心疾患があり、どことなく儚げなイメージ
皮肉屋で会話も刹那的


そんな彼に疑いの目を向ける刑事・リオーダン
長身・威圧的でゲイフォビア
アドリアンに対しても差別的



この二人がある事件をきっかけに出会い、惹かれ、葛藤し、最終的には、、、
シリーズを通して一つの映画を観ているよう。


天使の影(本作)が第一作目

3

地下鉄の犬 コミック

草間さかえ 

ヘタレ乙女とお茶目おじ

久々の再読です。
草間さかえ先生の紡ぐ物語は、その「感想」を言葉で書き表すのが妙に難しい。
この「地下鉄の犬」は、途中で出てくるその地下鉄で見かけた迷い犬の荒んだ目や、その犬は自分だ、と感じる妻に去られた課長…というイメージがありますが…
読んでいくとそんなイメージは変わっていきます。
篠田課長は、眼鏡を外した夜道で自動販売機にぶつかったり、人の家を喫茶店と間違えてコーヒーもらったり、のど…

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