草間さかえさんのレビュー一覧

ふたりのベッド 小説

安西リカ  草間さかえ 

引きたくても引けない。押したくても押せない。指を咥えるだけの残酷な日常

スルメ作品だと思う。

あとがきで言うとおり、確かに地味な部類だとは思う。
でも、最初から最後まできちんと個性があり、きちんと面白い。

地味な話を魅力的にできるのは、シーンの切り取り方や並べ方、文章の選び方が丁寧だからに他ならなくて、安易な設定に頼っていない証拠でもありますよね。
安西先生ってやっぱり実力派だなぁ……とつくづく実感させられる一冊です。

ストーリーを概説してしまう…

11

ふたりのベッド 小説

安西リカ  草間さかえ 

沁みる

先生買い。2か所ほど沁みて読み進めなくなったので神にしました。「好きで、好きで」が好きだった方にはおススメしたいなあととっても思った現代日本、大学時代のきゅんきゅん話、雑誌掲載の本編160P弱+その続き80P弱+あとがき+掌編8P+草間先生の爆笑カット0.5P。

友人と二人、二日酔いでくたばっている所へ「隣に越してきました!」と爽やかに挨拶に来たのは、昔、家庭教師をしていた2歳下の入江。片想…

12

ふたりのベッド 小説

安西リカ  草間さかえ 

年下攻めは良かったのですが

草間さんのお描きになる一途な年下攻めを拝みたくて購入させていただきました。
いやー、書店で手にとったらいてもたってもいられなくなってしまって。

深水が家庭教師として教えた当時高3の入江が大学に合格して
深水のアパートの隣に引っ越して来たという
なかなか行動力もあり健気な年下攻めなんですけども
なんでそんなに深水がいいのかな…??と思ってしまってすみません。
入江がゲイで、好きだと告…

7

ふたりのベッド 小説

安西リカ  草間さかえ 

一方的な恋から始まるが

大学生(後輩)x大学生(先輩)

高校の時の家庭教師だった大学生の先生を好きになるお話。
攻めが一方的に先生に恋焦がれて、それが成就するまで。

受けはノンケだけど、攻めの好き攻撃にて最後は両想いになるんだけど、
受けが攻めに惹かれていく過程が全く伝わらない。

攻めはただただ好き好きで、一種ストーカー見たく気持ち悪さを覚えた。

ここ最近の安西先生って中身が入れ替わってしまっ…

9

ふたりのベッド 小説

安西リカ  草間さかえ 

一途な切ない想いが紡ぐストーリー

とにかく一途で、〝好き〟を連呼する年下攻めが愛しいお話でした。
なかなか実らない片想いにジレジレしましたが、決して諦めない、しつこくて重い愛が良かったかなと思います。

高校生の高広の家庭教師をすることになった、大学生の深水。
人懐こい高広は可愛く、2人は仲を深めていきます。
ある日、深水は高広に好きだと言われてーー…

先生と生徒として出会った二人が、高広の切ない片想いから恋人同士…

7

アドリアン・イングリッシュ(3) 悪魔の聖餐 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

事件の内容(黒魔術系)も恋愛もキツかった

2巻の2人は幻だったの?
ってくらいアドリアンとジェイクのシーンが少ない!
2巻で仲深まったからこっちとしては期待するじゃんか、この2人なりの甘いやつ。
まあ最初だけほんの束の間あったけど(アドリアンがジェイク大好きなんだなって感じで微笑ましくて今思うと切ない泣)。

ジェイクが任務中入院レベルの負傷してもお見舞いにさえ行けないアドリアン。心配すぎて内緒で行ったものの、ジェイクの傍には女…

2

アドリアン・イングリッシュ(2) 死者の囁き 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

ジェイクはずるいけど魅力的な男

1巻ではメイン2人のロマンスは皆無。最後にようやく2人の関係が進展するのかな?って終わりでした。

ジェイクが2人の関係を「楽にはいかないぞ 」と言ったようにあれから2ヶ月たってもキスすらしていないんですって!それもこれも“クローゼットゲイ”ジェイクがアドリアンに「お前は女じゃない」とか言って煮え切らない為。
そんなさなかジェイクとの電話口から聞こえてきた女性の声。それが引き金になりアドリア…

5

アドリアン・イングリッシュ(2) 死者の囁き 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

エイドリアンではないのだろうか?

友人からの強いおすすめプラス、最初の2冊はいっきによむように、という指示をもらい、1冊目を読み終わってから、すぐにこちらも読みました。確かに、二人の関係に主眼を置くと、1冊目は出会いだけ、2冊目でようやくBLらしくなる、とおもいます。海外ドラマや翻訳ミステリも好きな人だと、それなりにたのしくよめるんじゃないかと。ただ、翻訳が微妙かも・・・・・そもそも、主人公の名前がアドリアン? エイドリアンではな…

2

アドリアン・イングリッシュ(1) 天使の影 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

最初の2冊はいっきによむ

最近のBLを楽しめないとなげいていたところ、「ロイヤル・シークレット」はラストに不満がありながらも楽しめたこともあって、友人から強くおすすめをもらって、こちらを購入。おすすめのさい、最初の2冊はいっきによむように、と強調されたので、1,2と合わせて。たしかに、これだけでは判断するのがむずかしいかも・・・・・犯人は出てきたところからあやしいので、すぐにわかるし、動機も予想はつくけれど、それなりにたの…

2

フェア・チャンス 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

ネタバレ注意!

読み終わった率直な感想は、これ本当で本当に終わりなの?です。
エリオットのFBI復帰後の話も気になるし、2人の結婚エピソードとか、コーリアン事件はこれで本当に終わり?とか色々な想いが巡って大変な1冊でした。正直欲を言うのであれば、
フェア・チャンスは前後で分けても良かったのではというボリュームの内容です。
最高のサスペンス作品(しかもBLで)なのでもう少し物語を掘り下げて欲っかたです。

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