草間さかえさんのレビュー一覧

フェア・チャンス 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

ネタバレ注意!

読み終わった率直な感想は、これ本当で本当に終わりなの?です。
エリオットのFBI復帰後の話も気になるし、2人の結婚エピソードとか、コーリアン事件はこれで本当に終わり?とか色々な想いが巡って大変な1冊でした。正直欲を言うのであれば、
フェア・チャンスは前後で分けても良かったのではというボリュームの内容です。
最高のサスペンス作品(しかもBLで)なのでもう少し物語を掘り下げて欲っかたです。

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優しいSの育て方 小説

榎田尤利  草間さかえ 

甘々SM作品はいかがですか?

定期的に読み返したくなる作品のひとつです。
テーマは、一言で言ってしまうとSMもの。
SM=痛い・痛そうというイメージが強いかなと思うのですが、なんもこちらの作品はSMなのにすっごく甘いんです!
そしてラブコメという、テーマとのギャップがすごい。
さすが榎田先生。愛に溢れたSM作品です。
キャラクターも立っていて、感情描写やSMに関する表現も丁寧で面白く読めますよ。


以下、内容…

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2119 9 29 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

(いい意味で)BLの枠じゃない

「ショートケーキの苺にはさわらないで」の阿部ちんがキャラ立ちしていて好きだったので、期待と心配半々で読み始めました。
こちらだけでも楽しめるとは思いますが、話が絡んでくるので「ショートケーキ~」共に読むことをオススメします。

読んだ人に、考えさせる物語だと思いました。
この本を読み終えたとき、あなたの心に語りたいことが浮かんでいるでしょう。
ドールのこと、戦争のこと、人間のこと、心のこ…

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理系の恋文教室 小説

海野幸  草間さかえ 

ありだと思いました

あらすじは皆さん、書いて下さっているので省略。

オジサン受けどうかな~とずっと迷っていました。
表紙の絵も容赦のないオジサンで(ごめんなさい。。。)
ずっと避けていましたが、試しに読んでみました。

恋愛が進むのが遅いのでじれじれしていますが、どちらのキャラも魅力的で最後までサクッと読めました。
ある意味、予定調和、驚きも何もない展開ですが、それがまたよかったり。

オジサンは…

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はつこいの死霊 コミック

草間さかえ 

初恋の呪いは人を呪えば穴2つ?

個人的な感想ですが草間さんのお話は全てを書いてくれないような、読み手に考えさせるような気がします。

こちらの作品を読んで思ったのは、淡々と話が進み二人が再会して、致してくっつく?

しかしそこには初恋の呪いの話が根底にあって、相手にかかるはずの呪いは本人を10年も縛り。
再会しても相手は全く覚えておらず、やっと思い出したのは攻めの母親と浮気したことくらいで。

攻めが飄々としてて、…

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肉食獣のテーブルマナー コミック

草間さかえ 

みんな余韻が残るお話

草間さんの個性的な絵柄、特徴がありますよね。絵で雰囲気があって。

ただ髪型が似てると見分けがつかなくて。双子じゃなくて亮と岸田さんが。

そっかー、聡司がそういう訳だったのか。それで…。
亮司はまっすぐでいい子で、双子でも似ていなくてでもあるところだけは一緒で。

亮司は岸田とすくすくと愛を育てて欲しいなあ。

聡司はそっちか!安藤くんなら良さそうじゃない!
亮司のお墨付きで…

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明け方に止む雨 コミック

草間さかえ 

ぐっ

三つのCPの話が詰まった短編集。
草間さんの絵と話の雰囲気好きだなぁ、と改めて思った。
山田くん座布団5枚くらいあげたくなる可愛さ。
もちろん里村兄の捻くれ具合も可愛いよ( ^ω^ )

(2013.11.4)

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どこにもない国 コミック

草間さかえ 

一方的から相互的な関係へと変わるドラマ

◆どこにもない国(表題作)
 戦時中から戦後にかけての話でした。戦地だった島にいた頃と、本土に帰ってきてからとで2人の関係が少しずつ変化しているのが面白かったです。表向き上官と部下という上下関係をはっきりさせておかねばならず、秘密裏に2人きりの時間を持った、それでもどこか楽園のようだった島。本土に帰還すると、お互い家があって、上官の竹内は早川の家族を無視した自分に悩む。でも、それは杞憂に過ぎなく…

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ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

アンドロイドと人間

めちゃくちゃ泣きました。
タイトルを見るだけでこんなに泣きそうになる経験は初めてです。

アンドロイドと人間
実は昔からこの設定が大好きです。あまあまらぶらぶハッピーエンドよりも、切ないお話が好きな私としては、絶対に一筋縄ではいかない2人のストーリーが読めるとわかりきっているので大好きなんです。

…と、期待していたのですが見事に期待を裏切られました。いい意味でも、悪い意味でも。
も…

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フェア・チャンス 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

壊れて初めて、平穏な愛情に気づいたりするのよね

エリオットとタッカーの2人が主人公を張るこのシリーズ。
ジョシュ・ラニヨンさんの翻訳第一作目でしたが、最初に読んだ時にはロマンスよりもサスペンスの方が面白すぎて、2人の関係性に関しての萌えは『それなり』という感想だった記憶があります。その後『アドリアン』のシリーズが翻訳され始め、私はもう、ラニヨン作品に心を奪われてしまうわけなんですが(笑)。
今作を読み終えた今、考えてみると「2人が一定落ち着…

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