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木原音瀬 草間さかえ
菊乃
ネタバレ
読み終わったあと、しばし放心状態でした。 それくらいズンと心のに響くお話でした。 「箱の中」に引き続き、最悪キャラの登場でしたね。 それは、堂野の妻。 多分、この人の行動って、決して計算ずくじゃないんだろうけど だからこそなおさら腹立たしい。 結局、堂野の娘・穂花が死んだのも、元はと言えばコイツのせい。 でも、コイツは自分のやってた事を棚に上げて 「自分だけが悪いんじゃない」み…
昨夜一気に読みきりましたが。。。 最初から最後まで、心が悲鳴を上げていました。 すべてが辛すぎるよ。。。 今まで、木原作品でいろんな痛みを経験しましたが また新たな痛みでした。。。 痴漢の冤罪で、最後まで無実を訴えたばかりに実刑判決を受けた堂野が やり場のない怒りを抱える気持ちが痛いほどわかるし きちんと相手を確かめなかった痴漢の被害女性や 大して調べもせずにどうののことを犯人…
椹野道流 草間さかえ
てんてん
今回は定食屋アルバイトと消化器専門内科医のお話です。 『茨木さんと京橋君』の番外編的なお話ですが、 受様は「いばきょー」で仲立ちする先輩としてより 『右手にメス、左手に花束』で同級生として登場済なので 2組のカップルが二人の出会いから現在に至る迄を 聞き出す形でお話が進みます。 まずは攻様の語りによる二人の出会いから。 受様は高2の時に母が亡くなり、 母の貯金とバイトで…
久江羽
いばきょースピンオフ作品。私はこっちのカップルの方がしっくりくるな。 (振り返ってみると、“いばきょー”は茨木さんがなかなかいい性格の割りに話し方がかたすぎて、私の好みからちょっとばかり逸脱しているんだと思います。その点、楢崎先生はちょっと変なところも含めわかりやすい人だし、まんじ君は単純でわからないところがないくらいなので私には合っているのかもしれません。) 回顧シーンを中心に、二人の関…
むつこ
読んでて、とても苦しかったです。 『FRAGILE』を読んだとき以上に、木原音瀬さんは鬼畜だなと思いました。まさか穂花ちゃんを殺すとは思わなかった。 単純に考えて、妻と娘は、ドラマチックなかたちで主役二人をくっつけるためのアイテムなのだ。不愉快極まりない嫁にすることで、読者の目をそっちにそらし、主役二人が結ばれることで当然感じるべき罪悪感を完全に消した。 以上のことは読み終えてしばらくたってから思…
コノハラーむつこです。 正直いうと、木原音瀬さんの作品はレビューしづらいんです。 思い入れが強すぎて、「私の思いを文字で伝えきれない…!」という不安があって。ぽんぽん何も考えずにレビューしてたころが懐かしい。 刑務所ものです。 閉ざされた小さな空間のなかで、一つの愛、いや、愛とも呼べないような執着が生まれ、そして、その愛(執着)は、(いったん)死にます。 そういうお話です。 冤罪で刑務所に入れ…
評価は同じですが、1よりも数段面白かったです。 大きな出来事があって紆余曲折してくれたからでしょうか。 「あれこれすっ飛ばして、いきなり定年後の夫婦だな」と楢崎先輩に言わしめた、茨木×京橋カップル。 それなりに幸せだったはずなのに、闘病中だった茨木の父親が亡くなったことで思わぬ展開に・・・ 好きだから守ってあげたい、世話を焼きたい、心配させたくない…の茨木と、 好きだから隠さない…
ワケありで病院の売店の店長代理をしている、長身・痩身・眼鏡の茨木さんと、留学先のアメリカから帰ってきたばかりの天涯孤独な耳鼻咽喉科の医師・京橋君のお話です。 留学前から売店の常連さんだった京橋は、帰国後も足繁く売店通いをし、茨木の優しくていねいな態度に癒しを感じます。 私的な会話も交わすようになり、お互いの背景を知った頃にはかけがえのない存在になっていくのでした。 優しくて温かくて控…
ぶろこり
本屋で見かけて、なんとなく気になってしまって手に取ってみました。まんじ君のわんこっぷりに癒され、楢崎先生の亭主関白具合に激しく萌えました。そして、この作品は既刊の番外編だったのですね。作者さんの作風も好きなのでまとめ買いしてしまいそうな勢いです。
えみう
楢崎先生とまんじ君のなれ初めです。 「茨木さんと京橋君」の番外編なので「茨木さんと京橋君」を先に読む方が楽しめ、さらに「右手にメス、左手に花束」シリーズを読んであるともっと楽しめます。 読んでいないと人間関係が少々突発的に感じないでもないです。 えみう的に注目して頂きたいなと思うのは「楢崎先生とまんじ君」の構成です。 椹野作品は幕間に食事をとることが多いですが、その幕間を上手く使ってい…