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草間さかえ
千寂
草間さんの作品の中で、一番好きかもしれません。 どこかほんの少し一昔前を思わせる、何気無い日常の風景のなかで育まれる大人の恋。 淡々とした展開に燃え上がるような激しさや派手さはないけれど、燻るようにじんわりと、心に沁み入ってきます。 仕事は出来る人格者、でも私生活がどこか投げやりな受け・篠田。 オヤジというよりはやっぱり『中年リーマン』、そんな彼がとても好いw 乙女系の攻めと二人…
椹野道流 草間さかえ
橙子
ネタバレ
まずはじめに、BLという概念を抜いて思った感想が一つだけ。 このお話を読んだあと、今まで作ってきた自分の料理(主にカレー)がどれだけずぼらだったかがわかって、一週間ほど頭の中を悩ませました。もうそれは本当に「オーガニック」やら「ナチュナル」やらにとらわれて感想を書き込めないほどでした(笑 それぐらい、バックグラウンドがしっかりと調べ上げられていて、まさに「専門家」が会話しているような…そんなお…
木原音瀬 草間さかえ
nasinasiko
喜多川の気持ちが報われた時は 嬉しくて、ホットしたけど同時にモヤモヤした。 人生の終わりまで書かれているので、結ばれた後の 二人を好きに想像できない、なので重みのある作品として ラストのかたちは個人的に、あまり好きな方ではない。 穂花のことや、事件の後に尚を産み、育てていた元妻の たくましさを感じたからか、本人達は感じていなくても、 幸せそうに見える半面、孤立感を感じ「男同士」と…
被害者が無罪と解る視点で進んでいき、 警察の取調べを受けるシーンはストレスを 感じずにはいられなくて、すぐチャンネルをまわした。 現実にも有罪になり、罪によっては死刑になってしまった 人もいたのだろうな、とか自分や身内、友人が被害にあったら、 と改めて考えると恐ろしいです。 育った環境が人を作り、それをもとに 新たな環境を作っていったりしますが 非常識な環境の、影響を受けた…
海野幸 草間さかえ
ジェイ
これは、読者の反応が分かれそうな年の差カップルの話~と思いました。 私はおやじ受け大好きなので、全然大丈夫でしたが、ね。 それにしても、伊勢君は、想い人に対する態度が冷えてるなあと思いました。ただでさえ臆病な春井教授を、さぞびびらせたんじゃないかと・・・ でも、表面の冷徹さとは反対に春井教授の一挙手一動を見守り静かに支えてくれる頼りがいのある腕は、年下には思えない確かさで・・・ 草間さかえ…
きょうへい
海野さんて不思議だなぁ。 設定はわりと特殊というか、面白いものを考えるのに、ストーリー展開普通というか、突飛すぎない。 スゴク劇的な盛り上がりがあるわけじゃないのに、どれを読んでもハズレなく面白いw オヤジは好きだけど、ここまで枯れてると萌えない・・・・けどオモシロかった! 今回は草間さんの挿し絵効果がまたスゴイ! どうみてもおじいちゃんでしょコレッ(笑) 教授の小動物っぽいビクつきにイライラし…
ユズキ
前巻「箱の中」を読み終わったあと、すぐにでも読みたかったのに買ってなかった…!! と悔やんでいましたが、逆に良い間ができてうっかり得した気分です。 読了直後にこれを書いているんですが、正直涙が止まらなくて困っています。 喜多川と堂野が再開した後……喜多川のあまりにも純粋で真っ直ぐな愛にゾッとしながらも目を潤ませていました。 そして、「なつやすみ」 「箱の中」「檻の外」堂野が冤罪を受け刑務所に入…
榎田尤利 草間さかえ
もこ
なに?Mな40才受が20歳ぴちぴち純真無垢な少年をSに育てる話!? ちょっ!きになるじゃないかっヾ(●´∀`●)ノ゛ もともと、榎田さんの本ということもあり、ほしかったのは欲しかったのですが、購入の一番の理由は、その内容でありました。 読んでみて。これがまた良かった。 よもや、攻の一目ぼれから始まったこの話。 40歳で、それなりに経験もつんでて、さらに生徒と教師の関係。 しかも、自…
ハイ爺
この作品、最初、避けてたんです。 私自身がおばさんなもので、中高年をずいぶん老けてるように描写されてるらしいということで、読んだらイヤな気分になるかも~と。 結果、大丈夫でした。イイトシをした皆さん、安心してください(数はすくないだろうが…)。 こんな枯れきって老けた48歳がいるわけないだろーと思えるので、かえって48歳って設定って記号かな、とか。そのくらいに割り切って思えました。(だって「…
海野さんの小説に草間さんのイラストということで、発売前から楽しみにしていたのですが、発売して手に取った時は「受けさまが48歳…!」と驚き、少しながらも戸惑ってしました。 ですが、開いてみればビックリ。 全然違和感などなくて、でも、そこにはリアルな48歳の中年おじさまが描かれていて、自分の新たな新境地を開拓したような気分になりました。 このお話は、気弱で決断力に欠ける48歳…