染井吉乃さんのレビュー一覧

ハート・サウンド(3) ラブ・ライズ 小説

染井吉乃  麻々原絵里依 

これほど読んでいてイラッとするのも珍しい(笑)

隠れた地雷か。
「ラブ・ライズ」って、ほぉ~往年の伝説的バンド、VOWWOWの曲とタイトル同じ、
ってところに惹かれて買ってみましたよ。

しかし、ページをめくるごとにストレスたまるのはなぜだ!?
序盤はニューヨーク、なのにニューヨークの空気感や情景がまるっと抜けてマス。
基本的に会話で進行するタイプの作品ですが、あまりに凡庸というか、言葉が軽すぎる。
題材的に3人で音楽バンドやって…

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やさしい雨と彼の傘 小説

染井吉乃  緒田涼歌 

好きな作家さんだからこそ

染井吉乃さんは、「虹の入江」シリーズではまりにはまったのですが、
久しぶり手にとった本作、ちょっと私には合わなかったようです。
すみません。勿論、作品として面白いですが、
どうも受があまり好きになれませんでした。

また、もって回った表現というか、意味深な表現が多すぎるように感じました。
強調点があちらこちらで見られます。
こういうのって、本当のポイントにつけられているから、
読み…

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やさしい雨と彼の傘 小説

染井吉乃  緒田涼歌 

何処まで信じる事が出来るか

「秘密の花」の続編スピンオフで前作の攻め様の友人の弟で、受け様の友人になった
佐久間が攻め様として登場するお話です。
舞台はまたもや同じ大学で、初めての出会いも前作から続く幽霊騒ぎが起こった図書館。

幽霊の噂を消す為に、シノから閉館近くになったら図書館から揉める事無く、
好奇心で集まる学生を帰すバイトを依頼された攻め様とその図書館に幽霊を探して
来る受け様とのお話で、受け様は心霊現象…

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大好き 小説

染井吉乃  中村理恵 

なんか甘いよね。

ちょっと気になることがあったので買い直してみました。
1994年の作品ですって。
はは、18年も前の作品じゃないですか!(笑)
あとがき読んだら染井さんの初単行本でした。

従兄弟同士の田中惇と佐藤源のお話。
慕っていた従兄で1つ年上の惇に対する感情が思慕ではなく恋情だと気づいてしまった源。
それを隠すようにうまく接していたはずなのだが、歯車が狂ってしまい無理やりに関係を持ってしまう…

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猫カフェへようこそ 小説

染井吉乃  夏珂 

にゃんこがいっぱい

なかなか先の見えないお話で面白かったですね。
傷ついて心が折れてしまった受け様を拾ってくれた
猫カフェ/オーナーの攻め様とのすれ違いの恋。

このお話のキーポイントはやっぱり沢山の猫たちでしょう!
ねこ好きにはなんとも嬉しい背景設定です。
前半は読んでると受け様って軽い人なの?って思ったら
繊細で結構健気な可愛い人でした。

攻め様は恋愛には懐疑的な大人で受け様視点で描かれている…

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猫カフェへようこそ 小説

染井吉乃  夏珂 

実に残念なのですが・・・

最初に謝ります。ごめんなさい。
こういう場合の時はなるべく良いところも見つけたいともおもうのですが。。。
うっかり失念していたのは、実はこの作家さんの本は何冊か既読なのですが、どれも途中挫折した作家さんだったということでした(涙)
何とか今回は読み切りましたが、やっぱり苦手な文体に苦労しました。
ちょっと表現もおかしなところもあったりもする。
とにかく「 」が多い。
それによって話が進…

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誘惑のおまじない 嘘つきの恋3 小説

染井吉乃  宗真仁子 

千歳にいいところがなくて……

 ユウキは、人気音楽プロデューサーの千歳と幸せな毎日を過ごしていた。
 住み込みのハウスキーパーの仕事も順調で、ユウキは千歳に応援してもらって、介護福祉士の資格を取ろうと学校にも通っていた。
 そんな中、ハウスキーパーをしている家の人が入院している病院へと赴いた際に、涙を流している男性と遭遇する。
 娘の心臓病で胸を痛める彼は千歳の仕事の大先輩で親友の高村だった。
 落ち着いた大人の雰囲気…

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王様ゲーム 小説

染井吉乃  唯月一 

素直に共感できました

 ワケあって私立の超エリート校から転入してきた奥野多紀は、可愛らしい顔立ちと幼い見た目だが、恋愛に奔放でモテモテ。
 多紀と幼馴染みの浅川瑞貴は王子様のような優美な容姿だが、バイト好き。
 元々、瑞貴と親友だった馬庭誠志は、剣道部副主将で純和風の男前。
 3人は、同じ都立高校に通う2年生。
 ところが、修学旅行で3人でやった王様ゲームから、3人の関係は変わり始める。

 王様ゲームで王…

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流れる星を追いかけて 小説

染井吉乃  高久尚子 

「中立」と「しゅみじゃない」で迷いましたが

挿絵が目当てで読んで、この作家さんも初めてだったのですが・・・
初めから終わりまで終始メインの二人に共感持てず読み終わってしまいました。
設定的には異母兄弟もの、役者、片方が兄弟であることを知っている(ので切ないはず!)、という私が好きな条件が揃っていたんですけれども。
攻めはともかく(初めて抱いたときには、なぜ抱くのか動機がよく分からなかったのは置いといて)、受けのやりたいことが理解できな…

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rutile souvenir tresor グッズ

うまい作りでした

なんでか未読分のほうが萌えてしまいました。

あんまりこういう経験はない(過去ルチル小冊子ではなかった)ので
今回の小冊子は自分の中では高評価です。
番外短編の殆ど全ての作品が単独で一応読める話になっていたと思います。
(萌えがあるかどうかは個人の好みに寄りそうです)

自分の既読作品は
和泉桂さん「宵星の憂い」
きたざわ尋子さん「甘い罪のカケラ」(旧版)
葉芝真巳さん「キッズ…

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