雪代鞠絵さんのレビュー一覧

シガレット・ラブ 小説

雪代鞠絵  木下けい子 

共依存からの解放

攻・外科医師の高藤亮一 30歳
受・久住智紘 20歳(くらい)

DV被害で病院に運び込まれた智紘を治療したのが高藤。
意識朦朧ながらも「警察に通報しないでくれ」と高藤にすがりつく…DV被害者は自分が被害者であるという意識は全く無くて、むしろ「自分が悪い」とDV加害者を守ろうとするのですが、智紘もその典型です。

実際のDVがこのようなレベルにあるものなのか、もっと酷いものなのか…分か…

5

honey 小説

雪代鞠絵  門地かおり 

彼と暮らすために守ること。

とある事情で一緒に暮らすことになった、外科医・久保貴志(29)×高校生・雪村史緒(16?)の生活は3年目を迎えていた。
ろくに家事の出来ない貴志に代わって家事全般を一挙に担っているのは史緒。
貴志の邪魔にならないように。
それだけを心掛け、役に立つように役に立つようにと働いてきた。
そんなある日。
その日は史緒にとっては特別で。
けれど、貴志はそのことにさえ気付かずに。
口論?の末、…

0

全寮制櫻林館学院~ロマネスク~ 小説

雪代鞠絵  高星麻子 

あの人が、おグレに!!(でも、こっちの方が好みです)

「全寮制櫻林館学院~ロマネスク~」
ソルトラム2年・羽倉穂高×健気な1年・桜井千聖
今回は「ゴシック」に登場した春実が2年になった代の生徒会長争奪子羊狩りのお話。

新入生の千聖は実は穂高の父親と愛人の間にできた子供で、穂高を追って学院に入学してきた。
ただただ穂高に会いたい一心でここまで来た千聖だったが、穂高は「知らない」と言い千聖を相手にしない。
その様子を見かねた春実が何かと面倒…

3

全寮制櫻林館学院~ルネサンス~ 小説

雪代鞠絵  高星麻子 

犠牲の伴う愛。

「全寮制櫻林館学院~ルネサンス~」
ソルトラム2年自由奔放・奥園蓮×ソルトラム2年冷静沈着?・白伊香月
幼馴染みな2人の物語。
何をするのも自由人な蓮と型にハマりっぱなしというかカタブツな感じの香月。
今回の「子羊」はそんな蓮に想いを寄せている1年の真琴。
蓮は真琴のロザリオを手に入れ、それを使って香月を手に入れることに。
手に入れるといってもそれは恋愛のようなものではなく。
ただ香…

1

全寮制櫻林館学院~ゴシック~ 小説

雪代鞠絵  高星麻子 

負の伝統をどうするか…。

「全寮制櫻林館学院~ゴシック~」
ソルトラム所属3年・朝水志貴×訳あり転校生1年・村生春実
ソルトラムってのはいわゆる各学年10人しかいない成績優秀・眉目秀麗集団で、生徒会と風紀委員を兼ねているようなエリート集団。
その中でもトップスリーに入り、特に異才を放っている志貴。
そんな彼が偶然、礼拝堂で出会ったのが春実。

春実は親戚の和真がこの学院にいるため会うのを楽しみにしていたのだが、…

0

Fly me to the moon 小説

雪代鞠絵  テクノサマタ 

Fly me to the moonレビュー。

絵の可愛さにやられて手に取りました。
そうしたら、中身は29歳弁護士と15歳(今年で16歳)のアルバイトで生活している少年の年の差ラブでした。

え?攻、弁護士なのに15歳のバイトで生活費を稼いでいる天涯孤独な子に手を出すなんて……!!
この2人の接点は後々明らかになりますが、ヘタしたらドシリアスになりそうな設定で、受の子がこういう性格のキャラだから甘い方向に行ったんだろうなぁと思う。

5

月光前奏曲(表題作 月光ドロップ) 小説

雪代鞠絵  ほづみ音衣 

折角のメルヘンが活かされてない

攻めの愛情と優しさが深い話で、攻めが大人です。
それだけに、受けの悪い意味での子供っぽさが目立ちます。
三日月の魔法で受けが小さい子供になってしまうのですが、全くご無体な目には合わないので、そこだけは安心して下さい。
雪代さんはショタエロもたまにあるから、ついにお子様でエロエロか!と変な期待をしてしまったただけに、そういう期待外れも激しかったです。

『月光ドロップ』
ミステリー作家・…

2

有栖川家の花嫁 小説

雪代鞠絵  一馬友巳 

「慈悲をくれ、愛してるんだ…」

この作品は神の中でも神だと思います。姫を雪代鞠絵さんと引き合わせてくれた作品です!

まずはあらすじを軽く…
旧華族の流れを汲む有栖川家の当主・誉(ほまれ)との結婚が決まっていた真野水晶(あきら)の姉が失踪してしまったことから物語は始まる。見つからない姉の身代わりとされる水晶、それは一切の花嫁の役割をすべてこなさなくてはならなくて…

とあらすじだけ書くとなんだ、よくある話じゃ~んとお思…

3

白薔薇は純潔を捧ぐ 小説

雪代鞠絵  みずかねりょう 

兎さんの美味しいとこ総取り

雪代さん作品では珍しく、攻めが一番悪い奴じゃないです。
受けが食べ頃になった所を、攻めが優しく頂いてしまうという漁夫の利万歳な話です。

華族でプレイボーイの御園生冬馬(23)マイペース強引攻め×妾腹の次男・佐東悠里(16)健気受け
兄の手紙に呼び出されて行った場所には、雰囲気がよくない若者達がいて襲われて、怪しい媚薬を敏感な部分に塗られ、必死で抵抗して裸のまま逃げだした先で冬馬に拾われ…

2

サンクチュアリ 小説

雪代鞠絵  四位広猫 

ハッピーエンドな気がしない

とにかく人間的に酷い男を、健気な受けが救うという話が好きな方にはお勧めです。
ショタで鬼畜調教エロで女装や女物の下着着用等もありマニアックなので、苦手な方はご注意。
ハッピーエンドと言えばそうなんですが、受けへの仕打ちが酷過ぎました。
15歳以下に見える言動と幼く見える挿絵もあって、可哀想でした。

美術商の叶唯臣(鬼畜傲慢俺様執着攻め)×教会の養い子・沢村左智(15)健気受け
叶は、…

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