石田育絵さんのレビュー一覧

スティール・マイ・ハート(2) 小説

芹生はるか  石田育絵 

脇キャラが忙しい2巻目

この巻で若い女優のゆりが登場。
女性陣の活躍?の巻です。
ゆりは沖田にまとわりついて最初は邪魔な女?という感じなのですが、結局最終的にはとてもいい子で、今後ずっと脇を可愛く飾ってくれるキャラです。
もうひとりの女性冴子も篝のマネージャーとめでたくゴールイン。
けれどゆりのことを含め、篝はずっと桁外れなヤキモチを焼き続けます。
こちらは切実で篝にとってはこれ以上ないくらいに切ないんですが、…

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スティール・マイ・ハート 小説

芹生はるか  石田育絵 

ながい話なのに出だしから波瀾万丈

作品がかなり前のものなので、当時読んだときよりも古い感じがするのは仕方ないのかも知れません。最近はなんというか、こういう雰囲気のものがないのでいつまでも手放せないかなぁとも思います。

俳優同士の恋。
しかもカッコイイ攻めなのに、なぜかずっと片思い状態。
最初は確かにウザがられていたのですが、その理由は受けのトラウマにあり(このへんはありがち)しかも途中からかなり好きになっているのに頑なに…

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傷痕 小説

中原一也  石田育絵 

刑事とマトリとヤクザと

子供の頃から腹違いの兄・哲平に想いを寄せていた麻薬取締官・黒木竜平。
哲平の幼なじみで親友の刑事・赤嶺和利だけは、黒木の想いを知ってました。
大好きな兄が結婚式を挙げた夜、酔った勢いと「楽になるぞ」と言う言葉で赤嶺に抱かれた黒木。ここから、二人の関係が始まります。

ヤクザに借金を作った刑事が、黒木の情報が裏社会にいる田代へ売ってしまったことや、人に言えない想いを抱えている黒木と田代との間…

1

この夜の果て 小説

毬谷まり  石田育絵 

いろんな意味で痛いのでご注意を

この作品は嫌だ!と言う人も多々いるかも知れませんが、私は好きなんですよね。
まさに人間のエゴ丸出し。
エゴも丸出しだけれど、悲しさも丸出し、でも最後はハッピーエンドなんですから言うことなしです。


これは重要だと思うのでネタバレ書きますが、




「局部切り落とし」があるんですよ。
しかも凄く悲しい場面。
自分はどこからも必要とされなくて、でも家柄という「種」だけ求めら…

2

永い言葉 小説

火崎勇  石田育絵 

んー

12歳の年の差カップルの話です。
正直いまいちでした。
ぐるぐる悩む三十路の主人公にいまいち共感できなかった。

主人公はリーマン(攻め)です。
子供時代に仲良かった隣家の高校生(受け)に、バイト先として自分の会社を紹介するところから話がはじまります。
惹かれてるのを自覚しながらも、なかなか踏み出せない主人公。
そんなある日、二人で残業してるときに、その高校生にいきなり告白され、さらにフェラチオさ…

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君の愛は僕の罪 小説

芹生はるか  石田育絵 

「あらすじ」ほどドロドロしてません

久しぶりの芹生氏の新作。ここのところどうしちゃったのかな?と思っていましたが、復活して下さって嬉しいです。

さて内容ですが、建築士・崇がずーっと片思いをしていた設計事務所の所長・桧山修一の息子・桂一と最終的には結ばれるっていうお話。
崇がとてつもないヘタレなので、片思いを告白することなく修一は事故死。残された妻と息子を守りたいが為に、実家を勘当されてまで桧山家へ婿入り。薄幸な妻は間もなく病…

3

御縁 コミック

石田育絵 

コメディーです

不正取引が疑われている会社へ、潜入捜査をしに入ってきた警察官の洲崎と財務省官僚のの木島が、(会社の伝説のホモヶ池で出会っちゃったので?←そもそもこのへんからコメディー)お互いが気になっちゃってしょうがないという話に終始している感じです。
それなりに背景もしっかりしていて、それなりに事件は展開していくのですが、お話の中心は恋にときめいちゃっている洲崎くんなので、なんだか事件はどうでもいいやって感じ…

1

彼は二度嘘をつく 小説

うえだ真由  石田育絵 

忘れられない男

「一週間だけ泊めてくれ」
昔、一方的に別れを告げて去って行った恋人(亮平)が
突然、智哉の目の前に現れます。

突然の再会に怒りを感じるものの、
恋人同士だった頃の幸せな記憶も甦り、
智哉は戸惑いに揺れます。
この自分ではどうしようも出来ない感情に揺れる智哉が、なかなかツボでした。

そして亮平はなぜ、突然去って行ったのか?再会の意味は??
これが終盤に明らかにあるのですが………

1

EGOISTE 小説

かわい有美子  石田育絵 

儚気な美貌をうつむきがちに隠す研修医は好きですか?

不思議と白井が気にかかり、白井を自分のそばに置きたくなった古谷が、白井に一緒に住むように言うところ!気の弱い白井はすぐに承諾するだろうと古谷は踏んでいたのに、言うことをきかない。

泳げない白井をプールに突き飛ばして意地悪(おいおい、泳げない人間を水深4メートルのプールに突き飛ばすのは殺意ありだろう・・)するあたり・・古谷の異常な執着がかいまみえて、気持ちよくぞっとしました。(どんなだよう。。…

5

EGOISTE 小説

かわい有美子  石田育絵 

何度も読み返した一冊

シリーズ三作。
この攻めは確信犯。
ちょっと悪いヤツ(笑)
攻めもちょっと可哀想な、壊れちゃってる人間なんで。
こういう組み合わせは結構好きです(笑)

そして受けの方は「暗い」なんてもんじゃない。
医者なんだから、もうちょっと前向きでもいいんじゃないかと思うものの、エリートなんて健康的じゃないのかもね。
母親の不倫絡みで出きた望まれない存在。
自分の居場所がない「受け」が大好き…

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