石原理さんのレビュー一覧

Love & Trust EX. Double Trap 小説

榎田尤利  石原理 

こんな番外編が読みたかった

ラブトラシリーズ番外編。
核と沓澤の出逢いからのお話しです。

本当に核は妙に色っぽくて、独特な口調が優雅でいいです。
そしてそれを楽しむ沓澤もかっこよすぎます。
お勧めのカプです。

最後の短編で、海で姿が見えなくなった沓澤を必死で探す核はせつなくてよかったです。
そのあとの二人は異様にエロかった。

番外編では沓澤のボディーガードの杣さんのエピソードもあるのですが、これがく…

3

Love & Trust(3) 100 Love Letters 小説

榎田尤利  石原理 

離れようとしてより深まった恋

ラブトラシリーズ3作目。

今回は沓澤経由の依頼で、100通のラブレターを毎日1通づつ配達するという長期の仕事。
その仕事の裏で、誠竜会会長の娘達からちょっかいをうけ核と沓澤、天と正文のそれぞれの関係にかすかな歪みが・・・

誤解から生まれた天と正文のすれ違いは切なかったです。
それにしても、この二人の恋はすごく純粋で可愛いいです。

そして沓澤にどんどん惚れ込んでいく自分に気づい…

2

Love & Trust(2) Erotic Perfume 小説

榎田尤利  石原理 

弟カプの恋が進展

ラブトラシリーズ2作目。
本当に面白い。

今回は謎の香水をめぐって、坂東兄弟と正文が事件に巻き込まれます。
香水が媚薬なのか?!
事件よりも兄の核が弟の天と正文を暗示にかけ、二人の恋を進展させてあげようとする機転の良さに感服。
見事に暗示にかかりやすい二人だったので笑えました。

それにしても正文の天然っぷりがすごく、料理のセンスには毎度驚かされます。

核と沓澤のカプも相変…

1

Love & Trust 小説

榎田尤利  石原理 

テンポがいい

「ラブトラ」シリーズ1作目。

ぶっ飛んだ兄弟(核と天)のキャラがすごくいいです。
二人の会話もテンポがよく、サクサク読めます。

あまりに仲の良い兄弟なので、核と天の話かと思いきや、それぞれのお相手は別にいます。
なので2組のカプのお話しです。

頭脳派で冷静な兄のお相手は、893の大物若頭沓澤。
そして運動派でちょっとお子様な弟のお相手は、幼馴染の正文。
弟の恋はまだ始まっ…

4

最悪 小説

ひちわゆか  石原理 

男×男の世界観に惚れ惚れ

エリートサラリーマンの英彦(受け)と、大学時代からの腐れ縁で実業家の有堂(攻め)とのめくるめくガチンコ対決を描いたコメディタッチの作品。
コミカルなだけでなく社会人ものとしてのリアルさもあり、上質な恋愛ドラマに仕上がっています。

タイトルの「最悪」とは、攻めの有堂京一のこと。
毎回連絡もなしに英彦の家に上がり込んでは服を脱ぎ散らかし、平然と手料理を要求し、強引に身体を求めてくる…
そん…

1

チープ・フィルムス コミック

石原理 

渋くて味のある世界

カジノを経営する鷲尾とそこで働くディーラー兼用心棒(?)の恭吾が暴力団の継承争いに巻き込まれるお話。短編集だから手に取りましたが、もし一冊まるまるこの話なら手を出さなかったかもしれません。
というのも、リアルな暴力描写が怖くて苦手だからです^^;

石原さんのお話は過激なシーンや殺人描写のあるものも結構ありますが、これもまさにそう。結構ハードな暴力シーンがありますので、苦手な方はご注意を。

2

逆視眼(2) コミック

石原理 

カップリングとストーリーの終着点は

逆視・未来予知・他人の思考に介入する力・・・そんな不思議な力を持った2人のお話。そのうち1人は警察官になり、もう1人はシリアルキラーになります。
BLではあまりない設定。こういうのドラマであったらすっごく面白いだろうなぁ!と思います。
そしてそんな2人とはまた違う、青山という「第三者」が主人公に据えられているのも面白いです。

2巻は、1巻を読んだときとは違う意味で2度読みをしました。

0

逆視眼(1) コミック

石原理 

BLでこういうのは面白い

ダークサスペンスです。
けっこうグロテスクな表現もありますので苦手な方もいると思います。私はご飯を食べながら読んでいてちょっと後悔・・・。

人の目を借りて過去の体験が見れるという、心理分析官の主人公・御樒と刑事の青山。設定が奥深くて面白い反面、語るにまとめきれていないと感じるところもあります。

少女へ暴行した犯罪者に制裁を加える殺人犯を追うストーリー。
御樒は心理分析官という、犯行…

0

やさしい傷跡 小説

崎谷はるひ  石原理 

宙彦が好きになれなかった

おそらく最初に読んだ崎谷はるひ作品はこれだと思います。その後に読んだ作品と比べると独特のクドさみたいなものがなく、最後までしっとりしたお話でした。改めて読むと二人とも妙に達観したところがあり、年齢以上に大人っぽいドラマ作品になっています。

恋愛よりもお互いの傷跡を癒し合う交流に重点が置かれています。「陰」と「陽」ほどにタイプの違う二人が時間をかけて絆を育んでいくお話で、しとしと降ってじんわり…

0

黒羽と鵙目 1 小説

花郎藤子  石原理 

花郎作品は全体に痛い

花丸Blackですからそういうシーンはあるのですが、個人的には萌えるより痛い!
なにせ恐怖の男たちを書かれた花郎さんですので…
でも他の作品よりも、まだこちらのシリーズは抑えめなのかもしれません。
ただわたしは比較的可愛らしい受けの方が好きなのでもともと合わないので仕方ないのですが、冊数がけっこう出ているシリーズなので試しに購入してみました。

友人の罪を被り少年院へ入っていた鵙目と、学…

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