石原理さんのレビュー一覧

黒羽と鵙目 4 小説

花郎藤子  石原理 

自分の中の鵙目の男気が少しブレてきました。

1巻から3巻までを振り返ってみよう。
前田孔明は、女性的な美しさを持つ色素の薄い美青年で
高校時代に同性の先輩に犯され、傷ついた気持ちをぶつけようと火炎瓶作ってて
運悪く負傷者がでてしまう。
なぜだか止めに入った鵙目が
前田の罪をかぶって少年院に入ってしまって
鵙目は自分のことを恨んで仕返しにくるんじゃないかと思って
鵙目を刺し殺しにきちゃった男だったわけですが
気がついたら、前田…

2

黒羽と鵙目 3 小説

花郎藤子  石原理 

アクの強い登場人物ばかりが、ひしめき合いながらも 絶妙な狂想曲を奏でる作品

3巻は、隠しとおしておきたかった姉に
黒羽との関係がバレていることがわかってしまうんです。
シスコンの鵙目にとって、自分でも気付かないほど
ダメージが大きく、黒羽との関係について揺らぐ自分に自己嫌悪するw

とはいえ鵙目のまわりには
鳩子の父の手駒の刑事、男鹿が現れたり
前田は相変わらず鵙目に夢中だし
鳩子もマサルも、まだまだ手がかかる子供で
逃げ場にしたいしずかの気持ちもわから…

5

黒羽と鵙目 2 小説

花郎藤子  石原理 

「いいから、黙って買って読め。いい思い、させてやるぜ?」という黒羽の言葉に嘘はなかった!

鵙目は、誰よりも幸薄い姉を愛していて
鵙目は、しずかを恋人にしていて
鵙目は、鳩子を娘のように大事にしていて
鵙目は、前田を放っておけなくて
不良少年のマサル
マサルの兄でホストの安藤
前田の猫たち・・・

鵙目という男にはいろんな人間がぶらさがっていくんだけど
黒羽という男は、それら全部いっさいがっさいと鵙目を
丸ごと抱きかかえてしまえる器のデカイ男なんですよ。

ヤクザ…

5

黒羽と鵙目 小説

花郎藤子  石原理 

2、3行に潜んだ凶器な愛の営みに痺れましたv

いきなり誘拐監禁される鵙目。
誘拐主犯は、ヤクザの組長となった黒羽。
ふたりの関係は、少年院まで遡り・・・現在に至る。

女みたいに綺麗な顔した鵙目だけども
腕っ節と男気がある受けなんですよ。
おそろしい野獣の黒羽は、鵙目に執着しつづける。
最上の男が惚れるのは、最上の男なんだよねv

花郎藤子さんの本を読んだのは初めてです。
すごく文体がクール!
2、3行に潜んだ凶器な愛の…

6

マサツグ君の生理的事情Returns コミック

石原理 

羊だから食べたいと思うのか?それとも愛だから食べたいのか?

表題「マサツグ君の生理的事情リターンズ」はこの本が発行される時に描き下ろしされた、元作品の続きでたった8ページのものなので、リターンズを含めて「マサツグ君の生理的事情」の1本になると見たほうがいいです。

大学で何やら怪しげな研究をしている、まるでサン●ラザ中野みたいな双子の ”ジキルハイド研”で開発された薬。
それを飲まされたマサツグ君は狼に、友人のトモヒロは羊に変身!
で、マサツグ君の…

2
非BL作品

怜々蒐集譚 (新装版) 非BL コミック

石原理 

画家と編集の心霊探偵コンビのお話です。

これはBLか?と言われれば、そうでもないと言えるし、でも匂いがあるのでBLジャンルなんだろうな。
石原さんは最近はそうでもないが、エロが少なく雰囲気と色気で魅せる作家さんなのですが、これもそういった意味で男の色気がふんわりと溢れております。

貧乏挿絵画家と新人編集者のコンビが探偵の真似ごとのようなことをしてその真相を知るというお話。
この作家・出泉は女にモテるイイ男、編集の南くんはいいよ…

1

闇を喰らう獣 小説

中原一也  石原理 

オヤジ2人×兄と弟

「闇を喰らう獣」
攻・綾瀬貴範 ヤクザ
受・桐生慎(27) バーテンダー

慎の働くバーに通いつめ、引き抜きをかけるヤクザの綾瀬。
綾瀬は惚れた慎を手に入れるためかなり気長に、そしてしつこく付きまとっています。

ゲイの弟のせいで学生時代から嫌な思いをしてきた慎。
その最たるものが、自身の性癖。
自分はゲイではないと主張し続けてきましたが、男に惚れられたり迫られることはしばしばで…

4

胸の獣 小説

火崎勇  石原理 

肉食系野獣祭!!

胸の獣 (f‐ラピス文庫)  
火崎 勇

純愛:☆☆☆
H度:☆☆☆☆
オススメ:☆☆☆
登場人物 飯島 具志堅

アダルトラブです・・。しかも肉食系!!野獣系といってもいいかも
泳ぎが鮫ですよ。
クールに見えて独占欲が強い。
ひとつ間違えばかなり、ヤバイ人たちです

0

闇を喰らう獣 小説

中原一也  石原理 

性格の違う双子のような兄弟の二組カプが楽しめて、おいしさも二倍!

片やクールビューティーな兄と男前で鋭利なヤクザ。
片や兄にコンプレックスを抱くヤンデレ風弟と野獣のような刑事。
この4人が絡んでものすごく楽しめる一冊に出来上がって、読後感もとっても満足です!

桐生慎はバーテンダー、ヤクザの綾瀬に一目ぼれされ、散々口説かれて。
でも自分は男には興味がないと散々突っぱねるけど、ゲイであると公言している弟の烈が綾瀬と仲良くしているのを見て放っておけなくて、…

2

闇を喰らう獣 小説

中原一也  石原理 

弟編に萌えた

この本、雑誌掲載分『闇を喰らう獣』と書き下ろし『コンプレックス』の2つのお話が入っています。
腹違いの非常によく似た2ヶ月違いの兄弟が、それぞれメインを張るわけですが、雑誌でメインを張ったお兄ちゃん編より、リンク作となった書き下ろしの弟編の方が気に入ってしまいました。
見た目はよく似ているのに、中味は全く違う兄に引け目や羨ましさを感じ、いつでも『兄の弟』としてしか見てもらえない“コンプレックス…

4
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