石原理さんのレビュー一覧

かってやるっ! 小説

剛しいら  石原理 

頂点へ…辰巳鋭二という男

シリーズ4作目。
ついに辰巳は権藤から跡目を譲り受け、傾正会の会長/組長になります。
その襲名披露が迫ってきて、身辺が慌ただしい辰巳。
そんな時、派手なヤクザの組長交代など許さない、ここを狙って辰巳を逮捕してやる、と考える検事が登場する…
…という冒頭。
今回の敵は、ヤクザに対する「正義」。検事の勝崎です。
しかし。
この検事サン、有能ではあるけれど挫折を知らない秀才タイプ。なんの修…

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やってやるっ!(文庫化) 小説

剛しいら  石原理 

男を喰ってより男になる。辰巳鋭二という男

シリーズ3作目。
そして、またまた辰巳の危機!です。
前作のように拉致されて…という危機ではありません。
いつも辰巳に寄り添う2人の舎弟・中村と安藤が策略に嵌ってもぎ取られる…!
ひとり剥き身になった辰巳は、傾正会を乗っ取ろうとする三河組の三河とどう闘うのか⁉︎
みたいな。
コレがもう、罠を張り巡らし合うハラハラあり、安藤が撃たれるドキドキあり、傾正会会長権藤とのしんみりさせる過去あり…

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おとしてやるっ!(文庫化) 小説

剛しいら  石原理 

愛には命を捧げる…辰巳鋭二という男

シリーズ2作目。
で、いきなり辰巳鋭二の危機です。

日本で棲み分け等されながら共存しているヤクザたちの世界、そこに掟無用的にカネだけをむしり取ろうとやってきた中国マフィア・王。
麻薬の巨額取引を持ちかけてくる王に、完全拒否の辰巳。
だが、その直後。歌舞伎町の横断歩道のど真ん中で、龍青や舎弟の中村も付いていたのに拉致されてしまった辰巳…
監禁されて、ヘロインを連日打たれ、王に犯される辰…

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はめてやるっ!(文庫化) 小説

剛しいら  石原理 

美しくて、非情で。辰巳鋭二という男

最高に面白いシリーズ1作目。

設定としてはヤクザ/極道ものなので受け付けない方もおられると思いますが、私にとってはヤクザものとか警察ものとかってホント面白い。
まず、何と言っても主役の辰巳の存在感が強烈。

辰巳は頭が良くて、組のためになにかコトを起こす時に何もドンパチやら殺しやらには頼らない。
情報を集めて何が相手の弱点なのかを冷静に見極める。そして準備をして的確に相手を追い詰める…

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非BL作品

東京ブギィウーギィ B side 非BL コミック

石原理 

色々気になります

シリーズ2冊目で完結編です。
BL作品ではないので、評価を萌で付けるのは難しいのですが、今回は色々気になった所があって厳しめで中立評価にしました。
『A side』から続く謎が明かされるのですが、ストーリーが複雑で、このボリュームに詰め込むのはちょっと無理があったかなという気もします。
前作より更にやんちゃになったキャラ達が無法と化した東京で大規模なゲームを繰り広げています。
スタンガンや…

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非BL作品

カプセル・ヨードチンキ 2 (新装版) 非BL コミック

石原理 

これぞ!って感じがしてすごく好きな作品

一巻から引き続き、相変わらずキレッキレの東京ジャックの面々。
今回は、美しくて凶悪なプログラムと評されるコンピューターウイルスの謎を追ったりだとか、危険な組織に潜り込んだりとかしていますが、個人的に特に圧巻だと思うのが本当に電脳世界にダイブして目的達成のため駆け回り暴れ回る話。

一巻でも、克郎、電脳世界にダイブしていますが今回はとにかくメンバーが豪華…!!
前回はダイブしたのは克郎だけで…

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非BL作品

東京ブギィウーギィ A side 非BL コミック

石原理 

かなり殺伐とした世界

近未来の東京が舞台ですが、闇の組織が権力を握り、政府に不満を持つグループが沢山存在して、治安も最悪な状況になっています。
そんな状況の中で出会った遮那と九狼のお話がこの巻ではメインなのかなと思います。
といってもそれはこのお話の中でも九狼が語る過去の話になるのですが…。
2人が出会った状況がかなり過酷で、特に九狼がいた環境が厳しいです…。
遮那は一人になってしまった九狼を拾うのですが、実は…

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非BL作品

カプセル・ヨードチンキ(新装版) 非BL コミック

石原理 

かっこよさが乱雑してる!

近未来の東京を舞台にしたサイバーパンクストーリー…といえばなんだか小難しく聞こえてしまいますが、実際それなりに難しい!
ストーリーは理解できても、難解な単語が多く、多分私も総合的にいうと8…いや7割くらいしか理解してないです。
だけど…面白い!!!大好き!!!

最推し作家さんである石原理先生の作品は、おそらく全て読んでいるハズと自負しておりますが、大好きな石原節の炸裂っぷりに喜びと嬉しさ…

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崖っぷちまで走れ コミック

石原理 

エディプスコンプレックス

ストーリーはまさに石原さんらしい一冊。
しかし、デジタルに移行されたのか、昔の絵からはかなり印象が変わりました。
昔の絵の方が好きですが、読んでいくうちに、ストーリーに引き込まれてあまり気にならなくなります。
ただし、人物の描き分けや、時制の入り乱れが分かりにくい部分があり、なかなか一回読んだだけではお話が入ってきません。

さて、ストーリーは、少年院で気楽を共にした4人の仲間の話。

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チープ・フィルムス コミック

石原理 

作者節満載

石原さんらしい一冊。
2013年なので、男達のワイルドな生き方、ラブを描いたいわゆる石原作品というイメージで期待を裏切りません。この時期の絵が、私の石原さんのイメージ。

さて、いきなりでてくる盲目短髪の美人、彼が主役かと思いきや、メインカプはカジノオーナーの鷹尾とその用心棒、上杉です。
しかしエピソードはヤ○ザのある組の相続問題。親分がなくなり、気質になるはずだった美貌の息子は、愛する人…

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