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14/39(合計:388件)
石原理
Loxonin
正直、『漫画』としてみると、評価は少し厳しいです。 登場人物達のバッグボーンも甘いし、場面転換も唐突。人物はまだしも、背景の描写に至ってはかな~り雑なところも。 ま、その為か、あまり大ゴマで見せる背景はないので、そんなに気にはならないんですが。 しかし、ベテラン作家さんらしく、主役二人のここぞという見せ場は格好いいし、それぞれの探偵事務所の依頼人たちの心理描写もお上手。 何より、石原先…
こにしそる
ネタバレ
文庫版の2巻目で終わりの巻。 本当に暴力的なシーンが多いのですが、1巻から続いてどうしても途中でやめられなくて夢中で読むというのうを久々に味わいました。 バイオレンスで暗くってホントに全然好みじゃないタイプなのになあ。 親から愛されて育ったNY刑事のコーキと、親の愛を知らずに育ったストリートギャング・アーチャーのせつなくて痛々しいラブ・ストーリー。 麻薬ルートを追い行動を共にするう…
1巻を単行本で購入しましたが、古いレーベルで続きが手に入らなかったので文庫版を再購入。 単行本だと全4巻、文庫だと全2巻です。最初から文庫版買っとけばよかったんだけど・・・。旧版、新装版、文庫版と3回発刊されているみたいです。 なので、旧版以外は表紙と中身の絵柄にギャップがかなりありまして、中の絵はかなり古い印象です。 キャラクターも多くて絵柄もまだ定まっていないような感じなので、登場人物の…
剛しいら 石原理
ミルクオオメ
いやー、面白かったです。 参った。参りましたね。こういうのが読みたかったって思い知らされた感じです。 一番は文章の硬質さ、事細かに書くのでは無く、一つに注視する(例えば花)ことで情景をイメージし易くさせる描写や、敢えて書き切らず、こちらに想像させるような書き方には、憧憬の意を表さずにはいられません。 そして、映画を見るような第3者視点。 敢えて詳しく説明を入れない事で、キャラクターの真意を…
電車できゃっきゃしてる男子学生とか、一冊の漫画を一緒に読んでる姿とか、ああいう可愛いのを描いてみよう!というコンセプトらしいのですが、まさしくそんな感じです。 高校生の悦也は、親友だと思っていた英士に告白され戸惑いながらも、一度は大好きで大事だけど友達でいたいから振るという結論を出します。 友達だけどある日を境にそれ以上の意識をしてしまう・・・ニアBLという感じ。 甘くてでラブラブとい…
作家買いしたので内容をきちんと把握しないまま読んだのですが、なかなかバイオレンス。流血系が苦手な方は避けたほうがよいかもしれません。 自分も暴力系は苦手なのですが、お話は面白かったし、主人公兄弟がドロドロの世界の中にいても可愛くて癒されました。 攻めとか受けとか萌えとかとはちょっと無縁な作品。 巻を重ねていけばきちんとカップリングが出来上がるのでしょうが、1巻ではそういう兆しはほとんどあ…
七地寧 石原理
麗音
マフィアのボスとFBI分析官という組み合わせの割に物静かで淡々と描かれている様子が不思議です。 幼いころ両親がマフィアの抗争で殺されたマフィアのボス(ジュニア)と幼いころ両親がマフィアの抗争の巻き添えで殺されたFBI捜査官(ジュン)が正反対の環境の中で育った二人が似た生い立ちからか徐々に惹かれていく。 ジュンは生活感がなくて希薄でストイックな性格。 失うことを恐れて親しい人を作らない…
たけうちりうと 石原理
新米弁護士の正実は、先輩の高城と2人、小さな町の弁護士事務所を経営しています。 そこに検事あがりの弁護士・憲章が新たに採用されてやって来る・・・という出だしですが、正実は勉強一筋で生きてきた真面目で誠実、繊細で世間知らずなお坊ちゃま。密かに先輩の高城を想っていることが憲章にばれ、普段は温厚な正実ですが、そんなこともあって憲章だけには刺のある態度をとってしまい後に引けなくなります。 町の人か…
ミルクティー猫
サイコな犯罪いっぱいの事件BL「逆視眼」2冊目です。 土曜ワイド劇場なんかメじゃないくらい、 ぐいぐい引き込んでくれる1冊目に続く、期待の完結編。 …のはずだったのだが、変なところで終わってしまった。 主役二人は、どうやらカップル成立っぽい…? のだが…それは気配程度。最後にHシーンすら無かった。 おいおいおい…BLはHシーンで大団円、Hシーンでシメるのが常識だろうが! ついでに言え…
凪良ゆう 石原理
流石の凪良作品。893ものと聞いて読んでみました。 前回、893繋がりで『お菓子の家』を読んだ時も感じたんですが、主人公キャラとの心境のシンクロ率が、半端無い。 もう、自分がグラグラするくらい中身の人になってしまう。 だから、先にある物語が知りたくて、一気読みしてしまいました。 ある意味、一つの人生を味合わせてもらったくらいの重さ。 荒んだ背景や、相手を慈しむ情景、他愛無い会話の端々…