茶鬼
完結編。
BL的ではないと1巻のレビューでも書きましたが、私的には2巻も
ミシェルとクリス、2人の恋愛よりもクリスとアレックスの親子関係の方が
気になりました。
クリスがアレックスを愛せないわけ、彼の狂気の理由はこんなにも
深いことだったんだと胸を打たれました。
でも、入院中のアレックスを襲おうとしたのはちょっと分からないな…。
壊れる前に壊してしまえ!ってことだったのかな?
…
BLと言うよりも、人間ドラマではないかと思いました。
事故で、妻と子供を一度に失った医者・ミシェルと、
自殺した妻と売春まがいのことをしている息子を持つクリス。
この背景だけでも、単なるイチャラブのBLじゃないことがうかがえます。
元々ゲイのクリスが奔放に男遊びを繰り返したり、
息子を愛せないのはなぜなのか、とか
父親の自分への執着と無興味をどう受け止めていいのか分からないアレック…