成宮ゆりさんのレビュー一覧

その男、侵入禁止! 小説

成宮ゆり  桜城やや 

すれ違いすぎるでしょ!

「その男、取扱注意!」の続編です。
取扱注意!は大好きで何回も読み直してるんです。
でもこちらはね、続編らしくすれ違い誤解思い込みのオンパレードで。
主人公カップルがほとんどなかなか会えない一冊じゃないかな?会えなさすぎでしょ?

お付き合い3ヶ月な二人。緒方の仕事の都合でなかなか会えずに今だに緊張してしまう佐伯。

う〜ん、緒方もなあ。いくつの設定か忘れたけど嫉妬が激しすぎ!ずっと…

0

野蛮な恋人 小説

成宮ゆり  紺野けい子 

好きな人のためならネコになるという「元攻め」

再読。
受けが「元攻め」という成宮さんらしい作品で、これがデビュー作。
もし発売当時にこれを読んでいたら、大歓喜&一生付いていきます!!宣言してたと思うな。
今は書かれていらっしゃらないようで残念。

主人公・秋人が兄のマンションに居候するつもりで引っ越したところ、兄はどこかへ雲隠れ中。
家には兄に捨てられた元恋人の智也がいて……というゲイカプの別れ話に巻き込まれた形でお話は始まります…

1

カラダも心も縁結び! 小説

成宮ゆり  沖銀ジョウ 

半端ない緊張感と臨場感と共感力

久しぶりに成宮さんの作品を読みました。
共感力と臨場感がさすがです。

鬼上司やクソ女部下や家庭の事情やら追い詰められ加減が大変でしたね。
主人公寺山が近所の祠でつい三ヶ月後の27歳までに恋人が欲しいとお願いしてしまったら、不思議な神様に願いを叶えられることになり…。

全編通して切なくてしんどかったです。甘かったのは本当に最後の最後。しかも本人の回想しかない。

祠に願い事をした…

0

コイビト偏差値 小説

成宮ゆり  水名瀬雅良 

切なくてキュンとします!

最近あまり見ない生徒×教師もの。

ずっと好きだった元恋人の結婚式、泥酔して自分の高校の生徒とエッチしてしまった教師の受けが主人公です。

失恋して傷ついていたのに高校生に口説かれて翻弄されてしまう大人の男。
心理描写が綿密ですごく切なくて、読み始めたら止まりませんでした。

2人ともすごくモテて遊び慣れているように見えるのですが、めちゃくちゃ一途でキュンとしました。

中盤以降…

0

理想の男の作り方 小説

成宮ゆり  桜井りょう 

先輩後輩からの…

弁護士の攻めと元美容師、求職中の受け、これが後輩先輩の間柄から約10年越しの両片思いです。

しかし、ちょっと物足りないというか、私の萌えポイントを微妙にずらしてしまっているのでした。
物語は高校時代と現在を行き来しながら進むのですが、その移り変わりに追いつけなくて(そういう作りのお話は他にもあって問題なく読めるのもあるんですが)、盛り上がった気持ちがスカされるというか、もったいなかった。

0

その男、侵入禁止! 小説

成宮ゆり  桜城やや 

前作から恋愛要素を濃くした作品

前作「その男、取り扱い注意!」が、かなりツボに入ったので、こちらも読まねば、と。

前は、敬介が助けた過去の事件が発端で、瑞稀と出来上がるわけですが、敬介のはじめての恋で思い入れちゃった辛さというか、瑞稀を忘れられない想いとか、キュンキュン来てたのですが、今回はそれに加えて瑞稀の余裕を持って構えたふうに見えて、実は嫉妬心、独占欲でかわいがりたい!という気持ちがすれ違うところが読み応えありました…

0

その男、取扱注意! 小説

成宮ゆり  桜城やや 

肉体労働者対頭脳労働者

攻めの緒形がなんとも私のツボにハマってしまい、萌えまくりました。

男女関係なく節操なしの佐伯ですが、普段は攻めのおひと。
ところが隣に越してきた緒形は優しく、公務員という彼と何だかんだと交流しながら惹かれていくんですが、どうやらあんまり良くない同僚を好きらしい。しかも昔助けられた?
でもって練習に、と佐伯を抱いてしまう。佐伯の方も初めて抱かれる側になって、ますます緒形に惹かれていく。

1

標的は貴方 小説

成宮ゆり  高崎ぼすこ 

狙撃手同士の絆

と、書くとCPのことのようですが、違うんです。
CP自体は元狙撃手と干された警察官。

狙撃手同士の絆で、誰が犯人かがわかってしまうエリアス。相手もエリアスがわかってくれたか、と。
そういった部分も読み応えありました。

警察官の宇田川はゲイです。
国際犯罪で事件を終息させるために海兵隊の狙撃手(撃てなくなった狙撃手)のエリアスと事件の調査をします。その中で、惹かれ合う二人。

0

不条理な愛情 小説

成宮ゆり  あさとえいり 

・・・

伏線がいくつも貼られていて、何故か回収される結末まで萌えきれませんでした。
なんでだろう?
・・主人公が淡々として、姿勢を崩さなかったからかもしれない。
悪事の主犯が判明した際に、制裁が甘かったからかもしれない。
なんてことないように事件を治めてしまったので、物足りなかった。

不条理な:道理に合わない、筋道が通らない
自分でどうにもならない、沸いてくる恋慕の情、という意味なのかな…

0

悪い男は飼い馴らせない 小説

成宮ゆり  桜城やや 

内容が厚い!

成宮さんの作品は本が薄いのに、それを感じさせない内容ですね。  

今作は最後の方までは一気読みだったのですが…。
真咲が孝理を好きだと自覚して嫉妬やらに苦しんで、また西垣に何度も騙され振り回されてグルグルしてるところから、読むのがキツくなって最後の10ページくらい飛ばし読みしてしまいました。

孝理が真咲を好きになった理由もなんか、もっと熱くいてほしかった。
同居しても途中までは気持…

0
PAGE TOP