菅野彰さんのレビュー一覧

色悪作家と校正者の純潔 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

めんどくさい二人に愛おしさ

シリーズ3作目。私としては「めんどくさい!」の一言につきるカプ、だけど大好き。ううーんと煮詰まった時に、さっくりガス抜きしてくれるサブキャラ(宙人w 2作目から登場)が3作目も引き続き登場してくれて、篠田もご活躍+新キャラ登場!で楽しかったです。噴き出すこと数回、正祐の愛の深さ?に染み入るところもありましたが、2作目より私が落ち着いてしまったので神寄り萌2にしました。2017年ディアプラス掲載分1…

5

Chara Collection EXTRA 2018 グッズ

薪さんに、武士先輩に、佐藤くんにまた会えた♪

封筒を開けた瞬間、分厚さにうれしい悲鳴をあげました♪
これを小冊子と呼ぶのは申し訳ないぞ。
作品アソートの冊子は、好きな作品の番外編が読めるのはもちろん嬉しいけど、読んだことない作品も雰囲気を知れて読むキッカケになるのが好きです。
早速2冊ポチりました^^


表紙は鯛野ニッケ先生!
『キスしてシュガーくん!』の武士先輩と佐藤くんが指で合わせハートを作ってるのがかわえぇ!


3

愛する 小説

菅野彰  高久尚子 

純文学っぽい

BLとしての萌えは少ないけど、文芸作品っぽい雰囲気があってストーリーは楽しめました。

芸術家って普通の凡人とは違う部分が多くて大変なんだろうな、と思いました。由多の先生も絵の才能があったのに若いうちに潰されてしまって可哀想。歪んだ性格のあの芸大講師。当て馬かと思ったらそうでもなく…芸大ってあんなに才能のある奴は潰しておけ、みたいな恐ろしい所なんでしょうか?大学の同級生たちもギスギスしていて嫌…

1

色悪作家と校正者の不貞 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

やり取りの妙

色んな要素がぎゅぎゅっと詰まっていててんこ盛りで読み応えありな作品です。
二人のやり取りがとても軽妙で、楽しく読了しました。

漫画やドラマ化されて校正者という仕事に馴染みがある方は、結構イメージしやすいかと!
お仕事モノとしても楽しめます。

小説家と校正者ということもあり、この作品には色々な作品や豆知識的なのも出てきます。
「それが楽しめるか、知ってる作品があるか、なくてもその作…

1

担当編集者は嘘をつく 毎日晴天!(15) 小説

菅野彰  二宮悦巳 

『昭和のお父さんザマァ』の巻

好きなシリーズなのに出版されたことを見落としていました。不覚。

あとがき以外に4本の短編が入っていますが、一番長いのは表題作。14巻『さあ、今から担当替えです』のその後を描いています。
前作はかなり哀しい気持ちになったんですけれど、今回は笑っちゃった。
そうね、前作の大河は格好良すぎたもの。
それが『秀の編集でなくなるってどういうことか』を解っていなかったから出来たことだったなんて、抜…

2

色悪作家と校正者の貞節 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

笑い3割、あとは号泣

私、このシリーズがすごく好きかもしれません!
「好きかも」という、非常にあやふやな曖昧表現なのは「ひょっとして、あたしの読み方は間違っているかも」という不安があるからです。
私、このシリーズで笑えないんです。
むしろ、泣けてくる。
それも泣けてくるなんて穏やかなものではなく、号泣しそう。
最近涙もろくなっている(加齢のためですね)のは認めますが、それだけじゃないと思うんです。

以下…

4

夜を走り抜ける 1 コミック

湖水きよ  菅野彰 

続きが気になる!

読後を読んだ感想は、とにかく好きとしか言いようがない作品です。

元々、湖水先生の作品は好きなのですが、特に絵柄やテンポがすごく素敵だと思いました。

原作の菅野先生の作品は、今まで読んだものは自分にはちょっと難しいというか、複雑な心情についていけない印象があったのですが、この作品は何故かすんなり入ってきて、続きがとても楽しみになってます。
お互いルール無視するから最後は殺し合い、とか面…

2

色悪作家と校正者の弟の帰宅後「色悪作家と校正者の貞節」ご購入者特典・書き下ろしペーパー グッズ

文字が、文字が、、

B5サイズの用紙を4分割してそこに2段組みでびっしり。
紙の大きさとしては4つ折りにして文庫本に挟み込むにはちょうどいいサイズなんだろうけど、さすがに年寄りには読むのが辛い文字サイズ。
そしてお話は、森鴎外の「高瀬舟」と「舞姫」の文学談義に絡めての、東堂の正祐の弟へのちょっとした嫉妬心やら、正祐の東堂への気持ちやらが詰め込まれた漢字ばかりのお上品な会話文で、これはこれで本編で登場したアバンギャ…

1

色悪作家と校正者の貞節 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

この新人作家は勘弁してほしい

今回のこの本は、読むのに結構に苦労した。
主人公の塔野と東堂が、文学の難しい話したりしてる分には全然OKで、この二人の、というか、主に塔野の感情面での未熟さゆえのじれったさみたいなのも、そこがこの小説の核だと思うから、それをしっかりじっくり描いてあるのにもついて行けるのよ。
読むのが辛かった理由は、今回登場した当て馬キャラの方。
最初の方で、これが登場したシーンで思わず読むのやめようかと思っ…

2

さあ、今から担当替えです 毎日晴天!(14) 小説

菅野彰  二宮悦巳 

その一言が言えるまで

晴天シリーズも来年で20年との事ですが、ここへ来て、久々に秀と大河の話が、ガッツリと来ましたね。
これまでのシリーズ中では、子ども達の話(明信も一応子どもたちに含めましょう)がほとんどでしたが、この長いシリーズの大元は、何かを曖昧にしたまま離れてしまった秀と大河が、それが恋だと認める話のはずだったのに、舞台が大家族のせいか、この二人(秀だけのせいとは言わせない)の性格のせいか、二人の恋愛関係や肉…

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