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菅野彰 麻生海
M
ネタバレ
まだBLにはなっていない話。 敦は父の死と共に、父が作ったリストランテを引き継いだけれど、お客さんがすっかり減り、閑古鳥が鳴いているありさまだった。 潰れる直前のその店に、昼夜のコースを食べにくるちょっと変わった男。 高額のワインを頼み、年間で三千万を使う男―― けれど、一言も男と一言も会話をしたことはない。 店の財政はどんどん悪くなっていき、いよいよ店を閉めようかと…
菅野彰 二宮悦巳
デビューして五年、今まで一度も編集長と会う機会を持たなかった雑誌「アシモフ」一の売れっ子作家、秀が呼び出しを受けた。 そこで告げられたのは「君たち、今日から担当替えです」の一言。 あっさりとそれを受け入れたように思える大河とは対照的に、闇の中に入ってしまったように見える秀。 という話でした。 今までとは対照的に、目覚めてしまった秀は大河へのラブコールを撒き散らしてるんだけど、…
今回は、大河と秀の大人カップルのお話…… って、読んでる方にはよくわかると思うんですけど、この大人カップル、一番情緒的には子供だと思うので、そんなに大人な関係! というのはまったくなくて。(主に秀) それでも月日は流れて、真弓と勇太は20歳の成人式を迎えた。 人よりゆっくり大人になっている秀がようやく周りに目を向け始めて、世界が“広がった”から、勇太が成人しても、思いの外、穏やか…
あーちゃん2016
キャラ文庫さんのバースデーフェアでもらえる小冊子の一つ。これはパブリックスクールのお話が好きだったので萌2にしました。 1.毎日晴天!番外編「明兄ちゃんの夏の思い出」菅野彰先生 龍ちゃんの生花店に、魚屋の一人息子達也が花を買いに来た時に 龍ちゃんの亭主関白ぶりを見て、子供の頃に見た明兄ちゃんの能面のような 笑顔のことを話してあげるというエピソードでした。こわい、明信。 …
菅野彰 麻々原絵里依
フランク
性格が水と油ほどに違う小説家と校正者という組み合わせ。 文学オタクによる文学知識や蘊蓄を絡めたケンカップルみたいななやりとりが最大の見どころだと思います。 お互い一歩も引かないやりとりをしつつも 「お前は説明しなくて済むのが唯一のいいところだな 話しやすい」と攻め。 「説明の必要がないところが、あなたの唯一の長所です」と受け。 お互いおじいちゃん子で、本の虫として育ち、文学に精通…
165
色悪作家と校正者の不貞 タイトル通りのお話ですね。 しかし不貞をおかしたことで二人とも新しい人生を進めたのではないでしょうか。 とくに歴史や書籍についての言い合いはとても興味深いし面白かったです。説明の必要がない相手というのはいいですね。好きな分野で比喩したり語り合えて。 さて物語は誰とも関わらず生きる正祐と何も持たないようにしてる大吾の、校正者と作家という顔も知らないはずの関…
湖水きよ 菅野彰
やなっこ
人間関係の描き方が素晴らしいと思った。美人で、子供の頃性的に搾取されるとどうなるのか‥様々な表現を見てきたが、このキャラが一番しっくりきた。BLというより人間対人間、人間対モノの様々な関係を描いていて惹き込まれた。 受けはトラウマを抱えつて生きようともがいていて、攻めと喧嘩しながら求め続けていて、その姿が健気で勇気があってめちゃくちゃ可愛いと思った。 美人に欲情した攻めが強引に‥!みたいな事に…
菅野彰 やしきゆかり
nanao77
大学の剣道部の先輩であり医師でもある守×後輩でフリーターの貴彦の物語。 このシリーズ第1作は守の陰気な弟×アホで超絶ポジティブな弟の同級生、という組み合わせだったのですが、2作めの本作と本作の続編だある3作目の主役の二人はネガ×ネガの組み合わせ。 本来混ぜるな危険、の2人です。 守は体育会系部活に勤しみながら医者になった、もともと高い能力を持ちなおかつすべき努力を怠らず、なるべくして…
夏蜜柑◯
…の予感!!! 長期シリーズの第1巻なのでまだまだこれから感があります。しかしどうしてでしょうワクワクが止まりません!1巻にして大変魅力的なキャラクターの数々!これは続きを読まねば! この本が発売されたのは1990年代なんですね。しかし今読むからこそ感じる良さがこの作品にはありますね。サクサク読めてしまうので最新刊まで追いつくのはすぐかも。
菅野彰 湖水きよ
ふばば
タイトルの「いたいけな」ってどういうイメージあります? 辞書的な意味で言えば「幼気」で、幼くていじましいさま。 読んでみれば確かにその通りの内容なんだけど、なんかタイトルと内容の乖離を感じてしまう。 そのことが結局本作の評価にもなってしまうような気がする。 まず思うのが、郁(かおる)が可哀想すぎる。 可哀想なんていう上っ面な感情も受け付けないような壮絶な郁のこれまで。 「郁」という…