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杉原理生 テクノサマタ
窓月
ネタバレ
ポエムなタイトルをつけたくなる、DKの初恋。めちゃくちゃキュンキュンする可愛いお話で、テクノサマタさんの挿絵がベストマッチ!あの絵だからこそイメージが膨らみます… 表題作を含め5編収録されていて、「夏服」(初出は雑誌)「キスとカレーパン」(個人サイト掲載)から数年後に「クリスマスとアイスクリーム」「日なたとワイシャツ」「卒業」を書き下ろして一冊にまとめた作品です。大好きです、杉原先生…。 …
杉原理生 北畠あけ乃
H3PO4
恋愛模様が丁寧に書かれています。 受けも攻めもどちらにも感情移入は出来なかったけれど、この二人には幸せになって欲しいし、こんな風に(大小じゃなく)人を好きになることが出来るのは羨ましいなとも思えました。 野田の自分の性嗜好に気付かないまま、流される風に結婚して、仕事もそれなりに順調で、なのに過去に重い荷物を抱えたように生きている。そしてその荷物の一つが再び目の前に現れたら… 若杉もあの時…
杉原理生 yoco
はねっかえりのりーさん
初読み作家さんですが、美しく静謐で、まるでおとぎ話のようなお話でした。 作者さんの好きを詰め込んだ、と後書きにもありましたがラブストーリーと言うよりはある人に関する人生の一瞬を切り取った、みたいなお話で、錬金術師や国のこと、それらも深く掘り下げて書かれていました。 ので、最初はちょっと物足りなかったんです。 過去のお話もちょっと説明的かなぁ、と思う場面もありました。 なのでそれらを加味…
杉原理生 葛西リカコ
ふばば
攻め視点の「恋の棘」、受け視点の「恋を綴るひと」の2編構成。 前半の「恋の棘」は比較的あっさりと読めたんだけど、後半の表題作は何というか… しんとして、 さびしくてほの暗くて、 息がしづらくて。 「恋の棘」 もちろんシリアスで切ない、といえるけれど。 変わり者の友人に、付き合っている女性にしている事と同じ事をしてほしい、と言われてヘンな雰囲気になっていく… というのはどこか…
杉原理生 穂波ゆきね
フランク
私は、あらすじを読まなかったので、親友だった相手・七海と仕事場で6年ぶりに再会するもなんか微妙な雰囲気&そもそも親友だったはずなのに疎遠になったのは何故?という部分を手探り状態で読み進めました。 攻め視点だったので、攻めの進一の記憶の発掘とでもいうのかな。 読み終わってあらすじを見たら、「親友だと思っていた男から突然の告白!? 応えないまま忘れてくれと告げられ、そのまま距離が遠くなって6年…
杉原理生 木下けい子
みらいお
何回も読み直すほど、大好きなお話です。 CDも聴いているので、本を読む時も前野さんと野島さんで脳内再生されるので、お得な本なのです。 ジリジリと中々進まない二人の関係。 そのジリジリを楽しむ本だと思って噛み締めながら読んでいます。 攻めの矢萩の長い片思い。 高校生の頃から社会人まで。 意地を張っての「お前だけは好きにならない」 と言い続けるのは、大変だ〜 受けの鈍さがしんど…
杉原理生 山田ユギ
えすむら
最近、SHYノベルス様って作家性を大切にされるレーベルだよな~とうっすら気づき始めました(個人的な解釈でしかないのですが)。本作はとても杉原イズムにあふれる作品でした。評価ちょっと低いかもしれませんが、読み終わった私の温度感がそんなに高くなかったせいです。おそらく今年一番の寒さのせいかもしれません…。でも地味に好きでした。 雑に説明すると、家族の結婚式で再会した従兄弟同士が、あの記憶はやっぱ…
作家買いの作品なのですが、ファンタジーが不得意科目なので一気読みできず、ちまちま初回読了した際には、BLみが薄いからそんなに萌えないな、、と思っていたのですが、後を引く読了感だったので、読み直したら泣いてました…。 山村で老錬金術師(エレズ)に育てられたリクトは、師の命で王都のアダルバートの工房に弟子入りすることになったのですが、アダルバートの仕事や彼に関わる錬金術師、神人たちと関わるうちに…
杉原理生 松尾マアタ
杉原先生十八番の受が考えすぎるやつですが、同性ということや、家族との関係性ゆえの葛藤から萌えを見出せるタイプなのでアリよりのアリでした!!細やかな心理描写、情景を淡々と読むのが好きな人向け、仕事に多忙な等身大の社会人と一途な大学生のラブストーリーです。 設計事務所に勤める慧(ナイーブ君と呼ばれる…)は、リノベを手掛ける喫茶店に出向いたところ、初恋の記憶を蘇らせる面影を持つアルバイトの大学生に…
杉原理生 亀井高秀
もう、一体どうしたいんだよーーー! と何度も煮え切らない受の態度にイライラしながらも、、M的な小説読みの私は萌え転がりました。本当に個人的に好きすぎるんですよね、この焦らしプレイが過ぎる杉原節が!! 描かれている内容はタイトル通りシンプルだと思いますが、”血を分けた弟だったらどーしよ”とか”後戻りできなくなったらどーしよ”とか、要は”後々捨てられたらどーしよ”っていうリスクを臆して前に進めない…