杉原理生さんのレビュー一覧

羊とオオカミの理由 小説

杉原理生  竹美家らら 

お兄ちゃん、悩みます

わりとサクッと読める作品でした。
登場人物には悩みがあるのですが、ほのぼのとした雰囲気でした。

この作品はお兄ちゃんは物凄く、ブラコンなんですが、そのブラコンっぷり温かく感じられました。朝の食卓の様子など、本当に心がほっこりしました。
そんな弟との生活に突如現れた高林。最初は高林の存在を良くは思わない章彦なんですが、大切な弟のために高林が出したある交換条件呑みます。
この交換条件を呑むところが本…

1

ハニーデイズ 小説

杉原理生  青石ももこ 

国巳視点だからこそ

このお話、ざっくり言うと、年の差物の基本パターン
「子どもの頃から好きだった隣のお兄ちゃんの理生の糸を天然力でぶち切るお話」
大人の分別だかなんだかで、年上の方が一生懸命年下の方の子を遠ざけようとするのに、年下の方の子は、一途にその壁をぶち破って…
って、このパターンのお話って、割と王道っぽく、よくある展開だけど、ちょっと杉原さんにしては珍しいパンターンだなって思った。

でも、このお話…

2

ハニーデイズ 小説

杉原理生  青石ももこ 

大人と子供だから・・・

実はお話の内容に限ったら中立にしちゃおうかな?って思いましたが、イラストがよかったので萌に留まりました。

大学の先生・諒一郎と彼の下宿先の息子・国巳(12歳年下)の長年の恋が実るまでのお話です。
なぜ、お話の評価が低めかと申しますと、とにかくもどかしすぎる・じれったすぎるからです。
杉原さんはもどかしくもキュンキュンくる作品を得意としている作家さんだと思うのですが、いつもの「キュンキュン…

0

ハニーデイズ 小説

杉原理生  青石ももこ 

きっかけはキス

12歳の歳の差というのが顕著に出ていて、すごく解りやすかった。
一途に猪突猛進の子供と、ためらいと理性を持つ大人の対比なんだけど、それでも題名のように甘い一冊でした。
こういう子供と大人の歳の差もの、苦手なんですが、これはどうにか自分の中ではクリアできるお話だったと思います。

国巳は家の離れに下宿している諒一郎を小さい頃から慕ってるんだけど、諒一郎が男とキスしているのを見てからそれは恋愛…

3

シンプルライン 小説

杉原理生  亀井高秀 

一人悩む主人公

連れ子同士で血の繋がらない兄弟の圭一と孝之。
10年ぶりに再会した二人。
別れが別れだっただけにとまどう圭一に、ごく自然に甘えてくる孝之に二人は再び兄弟のような、友人のような不思議な関係を築いていく。
けれど、孝之への恋心を自覚していた圭一にとってそれはただ甘いだけのものではなく……

ストレートに自分の気持ちをぶつけてくる義弟孝之と、自分も彼を想いながらも孝之への罪悪感や、自分たちの関…

1

シンプルライン 小説

杉原理生  亀井高秀 

生理的に合わない

主人公の受けが生理的に合わない。
こういった恋愛脳の独善的な人って、実際によくいるので余計に生々しい。
弟に対する態度もひどいけど、前彼に対する態度もひどいと思う。しかも主人公自身は、自分のことで頭がいっぱいで、自分の行動を振り返ることも、反省することもない。口先であれこれ言い訳しているだけで、常に保身に走っているような?
このずるさを、卑怯と感じるか否かで、読後感も変わりそう。

それ…

1

いとしさを追いかける 小説

杉原理生  麻々原絵里依 

いとしさを追いかけて、いとしさに怯えて。

優しすぎる掛井さんと、優しくなりたい杜国くんの、おぼこく焦れったく甘ったるい恋物語でした。いや~萌えた萌えた(笑)杜国くんの切実さと不安、掛井さんの一途さと愛慕がゆっくりじっくり歩み寄り又は後退り、それでもゆっくりじっくり馴染みたいと望む2人の様子が慎重に描写されており、読んでて「ああん!焦れったい!」なんて太腿をバシバシ叩くこともしばしば。だがしかし!そんな焦燥募らす我が焦心も、終盤の甘甘な熱烈…

3

羊とオオカミの理由 小説

杉原理生  竹美家らら 

初心者も上級者も楽しめる!

何より、読みやすいです!
文章もしっかりしてるし、絵もふんわりしてて可愛い!!
何も言うことなし!です
兄弟の絆がすごくキュンとしました

2

恋の記憶 小説

杉原理生  山田ユギ 

良くも悪くも

静かなお話でした。

従兄弟同士の淡い想いから始まった恋。
二人で共有した時間が丁寧に描かれていて、その暖かさと距離感にきゅんきゅんする。
ものすごい盛り上がりとかはない変わりに杉原さんらしい優しいお話。

ただちょっと淡々としすぎている感はあるので、好き嫌いは別れるかもしれない。


1

羊とオオカミの理由 小説

杉原理生  竹美家らら 

なにより双子ちゃんが可愛いんです。

登場人物それぞれに何か悩みや問題があって、ひとりひとりちゃんとそれに向き合って対処して。
BL小説だからと言って決してラブばかりじゃなく、なんだか萌えというよりも心がほっこりするお話でした。
話の雰囲気と竹美家らら先生の絵がすごくマッチしていて、読みやすかったです。

個人的には年下攻めに翻弄されまくってアタフタしちゃう年上受けが好きなんですが、この作品のおかげで新開拓しました。(笑)

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