total review:279084today:36
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
28/38(合計:376件)
杉原理生 木下けい子
satoki
高校からの友人、矢萩は社会人になった今でも必ず週に2回水森に電話をかけてくる。 とりとめない話をするだけのこの習慣はすっかり水森の生活に組み込まれてしまった。 水森がそんな矢萩がゲイであることを知ったのは高校生の時だ。 「安心しろよ、おまえだけは絶対に好きにならないから」と言い放った男の真意がつかめないまま、付き合いを続ける矢萩だったが…… 特別だからこそ好きにはならない。 高校時代…
杉原理生 青石ももこ
クレタコ
ネタバレ
帯『俺は……先生が好きなんだけど。』 自分はともかく小説は読む時の気分で評価が変わるタイプです。 小説は買って真っ先に読む場合と、積み本にしておいて直ぐには読まず「今は●●さん作品な気分だ~」っていう時に読む本に分かれるんですが杉原さんは後者の典型的作家さんです。 杉原さんの気分だ~~っていう時があるんですね、他に松前さんとかも杉原さんと似た気分の分類に入ります。 こう、素直な感じだけ…
杉原理生 竹美家らら
弟の友人×ブラコン兄。 お兄ちゃんのずれっぷりが可愛い。 高林の悪い所にイライラするのではなく、料理上手だったり面倒見がよかったりに弟と自分の居場所を取られたように感じてイライラしてしまう空回りっぷりがまたなんとも。 高林の冗談から本気になっていく過程や、苦手が好きになっていくのが自然なので安心して読めました。 後半ちょこっとだけ出てきた高林の弟の双子ちゃんたちの可愛らしさと存在感…
ますたーらいん
わりとサクッと読める作品でした。 登場人物には悩みがあるのですが、ほのぼのとした雰囲気でした。 この作品はお兄ちゃんは物凄く、ブラコンなんですが、そのブラコンっぷり温かく感じられました。朝の食卓の様子など、本当に心がほっこりしました。 そんな弟との生活に突如現れた高林。最初は高林の存在を良くは思わない章彦なんですが、大切な弟のために高林が出したある交換条件呑みます。 この交換条件を呑むところが本…
雀影
このお話、ざっくり言うと、年の差物の基本パターン 「子どもの頃から好きだった隣のお兄ちゃんの理生の糸を天然力でぶち切るお話」 大人の分別だかなんだかで、年上の方が一生懸命年下の方の子を遠ざけようとするのに、年下の方の子は、一途にその壁をぶち破って… って、このパターンのお話って、割と王道っぽく、よくある展開だけど、ちょっと杉原さんにしては珍しいパンターンだなって思った。 でも、このお話…
久江羽
実はお話の内容に限ったら中立にしちゃおうかな?って思いましたが、イラストがよかったので萌に留まりました。 大学の先生・諒一郎と彼の下宿先の息子・国巳(12歳年下)の長年の恋が実るまでのお話です。 なぜ、お話の評価が低めかと申しますと、とにかくもどかしすぎる・じれったすぎるからです。 杉原さんはもどかしくもキュンキュンくる作品を得意としている作家さんだと思うのですが、いつもの「キュンキュン…
茶鬼
12歳の歳の差というのが顕著に出ていて、すごく解りやすかった。 一途に猪突猛進の子供と、ためらいと理性を持つ大人の対比なんだけど、それでも題名のように甘い一冊でした。 こういう子供と大人の歳の差もの、苦手なんですが、これはどうにか自分の中ではクリアできるお話だったと思います。 国巳は家の離れに下宿している諒一郎を小さい頃から慕ってるんだけど、諒一郎が男とキスしているのを見てからそれは恋愛…
杉原理生 亀井高秀
連れ子同士で血の繋がらない兄弟の圭一と孝之。 10年ぶりに再会した二人。 別れが別れだっただけにとまどう圭一に、ごく自然に甘えてくる孝之に二人は再び兄弟のような、友人のような不思議な関係を築いていく。 けれど、孝之への恋心を自覚していた圭一にとってそれはただ甘いだけのものではなく…… ストレートに自分の気持ちをぶつけてくる義弟孝之と、自分も彼を想いながらも孝之への罪悪感や、自分たちの関…
けもけもぱぷ
主人公の受けが生理的に合わない。 こういった恋愛脳の独善的な人って、実際によくいるので余計に生々しい。 弟に対する態度もひどいけど、前彼に対する態度もひどいと思う。しかも主人公自身は、自分のことで頭がいっぱいで、自分の行動を振り返ることも、反省することもない。口先であれこれ言い訳しているだけで、常に保身に走っているような? このずるさを、卑怯と感じるか否かで、読後感も変わりそう。 それ…
杉原理生 麻々原絵里依
シンクウ
優しすぎる掛井さんと、優しくなりたい杜国くんの、おぼこく焦れったく甘ったるい恋物語でした。いや~萌えた萌えた(笑)杜国くんの切実さと不安、掛井さんの一途さと愛慕がゆっくりじっくり歩み寄り又は後退り、それでもゆっくりじっくり馴染みたいと望む2人の様子が慎重に描写されており、読んでて「ああん!焦れったい!」なんて太腿をバシバシ叩くこともしばしば。だがしかし!そんな焦燥募らす我が焦心も、終盤の甘甘な熱烈…