杉原理生さんのレビュー一覧

親友の距離 小説

杉原理生  穂波ゆきね 

ゆっくしと近づいていく距離がもどかしいけれどいい感じ。

再会ものです。
設定はとてもいい感じなんだけれど、攻め視点なので切なさがなかったです。
それがちょっと残念でした。
あの時気付けなかった恋がゆっくりとしたペースで近づいて行く・・・。でも好きだ!!と気付いた時からまっしぐらだった攻めの行動は結構好きでした。

重機メーカーの本社の企画部門で働いている塚原進一。
社内ネットワーク新システムを立ち上げるために同期の塩崎と後輩の岩見は…

5

いとしさを追いかける 小説

杉原理生  麻々原絵里依 

どうしようもなく馬鹿な子が許せる方に

私がこの作品の評価を「萌」にしたのは、ひとえに攻めの掛井さんの人間業を超える寛容さの存在があったからです。
それがなければ残念ながら「しゅみじゃない」評価かな(ごめんなさい)。
ストーリーは終始、杜国視点で書かれているのですが、杜国のどうしようもないヘタレさと狡賢さに、掛井の気持ちを思うと切なくて気の毒で。
掛井の寛容さと忍耐強さ、健気さはもう人間のなせる業ではない、と思いました(笑)。

1

薔薇と接吻 小説

杉原理生  高星麻子 

あまあまの一冊

律也と櫂、お互い相手を思う気持ちが強くて、読んだら、幸せな気持ちになります。本編だけではなく、二人の新婚生活も読みたいです!あと、レイのこともちょっと気になって、スピンオフが有ればいいなって思いました。何度でも読み返したい一冊です。

0

光さす道の途中で 小説

杉原理生  三池ろむこ 

うーん;

良かったか良くなかったかと問われると「よかったよ」とお答えしますが、読み終わった直後の感想は「惜しい!」でした。
何がって、いろいろと。

正直、三角関係で、一人が冒頭で死んじゃってたら、残る展開はこれ以外ないもの。
葛藤の内容も、死んじゃった一人への遠慮とか、その彼を間においたお互いの気持ちの誤解とか、それ以外ないだろうという想像はつくし、実際そういうお話でした。

それでも設定やな…

2

37℃ 小説

杉原理生  北畠あけ乃 

熱に浮かされる

37℃というタイトルの通り、ずっと微熱のような雰囲気を漂わせた物語だと感じました。

10年前、ほんの短い間だけ野田(受)の許に居候していた若杉(攻)。自分の感情を直視しない野田と、自分に素直で淋しがり屋な若杉。2人は身体を結ぶが、結局分かり合えずに別れてしまう。10年後、妻と別居中となっていた野田の許に、若杉から電話がかかってくる。「俺をしばらく泊めてくれないか」再び一緒に暮らし始めた2人は…

2

薔薇と接吻 小説

杉原理生  高星麻子 

ファンタジー全開

杉生さんの、ロマンチックな部分が人外をテーマにしたことでいい感じに表に出たファンタジーでした。
かなり厚い1冊になっていますが、お話は難しくありません。
小さい頃から彼と共にありたいと願った少年が、約束の日を迎えるまでの、その約束を果たす為に解決しなければならない障害を取り除き、結ばれるまでといったお話です。
ヴァンパイヤといえば薔薇♪、そして狼男とか、狩人とか、色々な霊的(?)存在が登場し…

5

羊とオオカミの理由 小説

杉原理生  竹美家らら 

ほのぼのブラコンズ

面白かったです!というか、面白いというより、和む。
ブラコンって可愛いですね…。

登場人物は結構なブラコンが多いです。
主人公・章彦は、弟至上主義な玩具メーカーの王子様。そんな章彦の弟・太一の部屋に居候しているのは高林というゲイの青年。ある日、章彦は太一が高林を好きなのではないかと疑い始める。大事な弟を守るため、自分が太一の身代わりになることを高林と約束して…?というお話。

文章も…

1

羊とオオカミの理由 小説

杉原理生  竹美家らら 

ほのぼの


まさにほのぼのラブコメって感じでしたね~^^

まず主人公からして可愛らしいです

28歳にもなって外見は王子様・頭の中身はお花畑
極めつけに玩具メーカーに勤めてるなんて可愛らしすぎですよ章彦さん!笑

だからといってふわふわしているわけでもなく、幼くして両親を亡くしたことから年の離れた弟の世話をやいてるしっかり者でもあります.

ただ世話をやきすぎてブラコンなんてからかわれちゃうみたいですが...

1

37℃ 小説

杉原理生  北畠あけ乃 

37℃

先ずこのタイトルが良いですな。
燃える様な熱情とまではいかないんだけど、少し微熱なその恋愛感情は37℃という体感温度にぴったり。
その辺りは読んでる内に段々とタイトルと内容がしっくり来ます。

ほぼ野田[受]視点で書かれているので、彼等の10年前の出会いと関わりや、現在の彼の心情が読み手に分かりやすい。
野田という男はどちらかと言えば感情の振り幅が低い己を客観的に見つめる事が出来るタイプ…

1

恋の記憶 小説

杉原理生  山田ユギ 

従兄弟同士で

地味な作品です。
一番印象的だったのは幼い2人が池に入るとこでそこでお腹を冷やした理也が尿意をこらえるシーンとその後の放尿シーンですな、なんかこれが妙にエロティックなんですよ。
シスコン気味の理也[受]と、微妙に家族内で浮いている高成[攻]、でもどちらもトラウマとかそういうレベルのモノではなくてあえて言えば程度のモノ。
子供の頃よく一緒にいた、従兄弟の2人がまたよく会う様になって、気付いたら…

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