水壬楓子さんのレビュー一覧

ラブシーン 小説

水壬楓子  水名瀬雅良 

一種の超展開

整った容貌を持つ人気俳優の千波は劇団時代からのつきあいの時代劇役者、依光と同居人兼セックスフレンドという関係。
お互いの仕事の関係でなかなかあうことのできない二人だが、自分を甘やかしてくれる依光を恋人のように感じる瞬間もあった。けれどかつての失恋の疵を抱える千波は本気になることを恐れているところがあった。
そんあ時、ある映画出演を機にかつて千波を捨てた男・谷脇と再会するが……

大部屋俳優…

6

ハッピーエンド 小説

水壬楓子  水名瀬雅良 

三津谷もなかなかよかったけども、やっぱり木佐監督にもってかれましたー!!

「ハッピーエンド」
舞台美術・泰丸×木佐の事務所の経理・三津谷

このお話は一度本誌でも読んでいたのですが、改めて読んでみると三津谷がかなり自分の好みだということに気付きました。
過去の恋愛のトラウマから「好き」になることもなられることも諦めてて。
最初から「身体だけの関係」と割り切って付き合うようなことを繰り返していて。
そうすれば、終わってしまった時に好きだったよりは引き摺らずに済…

1

canriensis(合同誌) 小説

木原音瀬  遠野春日  英田サキ  和泉桂  水壬楓子  神崎貴至  深井結己 

カナリヤ椰子

このタイトル、何のことかと思ったら、宮崎の日南海岸沿いの道路脇とかによく植えてある、あの、おっきな椰子の木の名前らしい。
裏表紙の写真のね。

宮崎県の口蹄疫被害のチャリティーって事で、神崎、木原、遠野の3氏が発起人となって作られた合同誌。
一応、発起人の3氏は牛とかマンゴーとかみかんとか宮崎の農産物に関連したキーワードが入った作品を、
協賛参加の英田、和泉、水壬、深井の各氏は縛り無しで…

2

リミット 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

シリーズ最終刊

人材派遣会社『エスコート』。そのボディーガード部門に付随する調査部が、由惟の仕事場だ。
かつて優秀なガードだった由惟は仕事中に相棒の良太郎をかばい足を悪くした。
調査部に移動した後も何かと世話を焼いてくる元相棒に、想いを寄せていた由惟は独占欲と罪悪感が混じり合った複雑な感情を抱くが……
自分の中でリミットを決めた由惟は、自分から良太郎を開放するために別れを決意する。

こういうコンプレッ…

1

クラッシュ 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

高校生×キャリア警官

キャリア官僚の夏目は仕事も遊びも上手くこなすタイプ。
ある日出向いたクラブで、彼は気の強そうな青年、侑生と出会う。
夏目のタイプにしては少しごつい彼を気まぐれに抱くつもりが、気づけば立場が逆転していた?!
強引に初体験をさせられた夏目は、実はまだ高校生だという侑生に脅され、彼をマンションに置くことになるが……

どこか番外編っぽい雰囲気のシリーズ5冊目。
高校生×キャリア警官。
攻×…

3

リンクス mini Vol.7 グッズ

やっぱり木佐監督が最強!

小説リンクス2月号の全プレ小冊子です。

「Un ange passe」水壬楓子
『ハッピーエンド』のその後。
壊してしまった模型を前に一悶着。
というか責任論ですが、もうなんだか三津谷がかわいい。
そこに会見を終えた監督やら役者陣がやってくるわけですが。
さすがにその場をとりなす野田の知性が溢れてました。
ステキ☆と思っていたら、最後はやっぱりというか木佐監督に持ってかれました。…

0

フィフス 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

ついに登場オーナー編

ある日、エスコートのオーナー、榎本の元に大物議員の巽から隠密旅行のボディガードの依頼が入った。
巽はその旅行に榎本の同行を求める。
実は、巽と榎本は17年前にある取引をしていた。。
月に一度だけ体を重ねる関係の二人。けれど今まで旅行に誘われるなんてことはなかった。
とまどいを隠せない榎本だったが・・・・・・

ついに来ました榎本編。
私てっきり榎本は攻だと思っていたのでかなりびっくり…

4

ミステイク 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

女王様とワンコ

今までのシリーズを読んでいると真城のイメージががらりと変わる一冊。
元SPだったのも驚きだったけどそれ以上に意外な過去が。
すごく大人な印象の真城がかつておかした過ちの犠牲者が清家。
クールビューティだと思っていた真城さんはまさかのツンデレ女王様で、清家はまごう事なきワンコだった。
飼い主が大好きすぎる忠犬。
一見女王様と犬だけど、清家のためには冷静じゃいられなくなる真城はかわいいです。…

3

ディール 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

猛獣と猛獣使い

公園の片隅で男たちに襲われかけていた律は、トップ・ガードの延清に気まぐれで救われる。
延清が律を助ける代わりに要求したのは彼の身体だった。
それが縁で人材派遣会社「エスコート」の秘書として働き始める律。
何度も身体をつなぎながらも延清との関係は「飼い主」とペットのままで……

恐らくシリーズ中で一番好きなのがこの2巻。
義兄に売られかけた律はエスコートのトップガード、延清に助けられる。…

6

エスコート 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

微笑ましいシリーズ一冊目

材派遣会社「エスコート」のガード部門に所属する新米ガードのユカリは、クリスマスイブに莫大な遺産を相続するという男、志岐の護衛を任される。
初めての任務に張り切るユカリだったが、ガード対象の志岐はぞんざいな態度でユカリの事を子供扱いする食えない男だった。
遺産相続の日までの二週間、ユカリはこの男と生活を共にすることになるが……

昔雑誌で読んでいたのが懐かしくなって、勢い余ってシリーズ大人買…

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