水壬楓子さんのレビュー一覧

桜姫(2) ルナティック・ゲーム 小説

水壬楓子  長門サイチ 

SFとBLのタッグが素晴らしい!

『桜姫』の続編です。う~ん、やっぱり好きですね。

前作に比べて、少しだけラブ度が上がりました。とは言え、シーナ(攻)はともかく、フェリシア(受)が相変わらず『任務』が前面に出てるんですけどね。

でも、私はこの作品は『ラブ抜き』でも面白いと思ってます。メインの2人はもちろんですが、シーナとランディのやり取りが、もう笑いなしには読めません。

ただ、私のツボにはもうピッタリなんで…

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桜姫 小説

水壬楓子  長門サイチ 

こういう作品は大好きだ~!

これは私、水壬さんのシリーズものでもかなり好きなんです。SFファンタジーBLは意外とありますが、私が知る限り『なんちゃってファンタジー』とでも言うべきものがほとんどだったんですよ。こんなにしっかりした『SF』って私は初めてでした(エイリアンが出てくるのも)。スペースオペラ風っていうんでしょうか?BLとしては異色なんでしょうが。
私は『BL』は『ラブ』ありきだと思ってはいますが、これは比率としてラ…

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作曲家の飼い犬 小説

水壬楓子  羽根田実 

キャラクターがよかったです。

かなりライトな感じでした。あ、だからと言って中身がないという意味ではありません(びっしり詰まってるかというと・・・ですが)。

なんと言ってもキャラクターがよかったです。和葉(受)は、これぞツンデレ!?な女王様。でも嫌味はなかったです。可愛くて好き。
成親(攻)は・・・これはワンコなんでしょうか?いや、タイトルが飼い犬だから。ワンコっていうのとはちょっと違う気がしますね。まして『飼い犬』…

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森羅万象 水守の守 小説

水壬楓子  新藤まゆり 

やっぱり続編になっていたんですね。

前作も続編になったらもっとストーリーが膨らんで面白いと思っていたのですが
スピンオフ系の続編でのお目見えとは・・・でも、萌え系で言えば今作品の方が上です。

主人公の攻め様は前作の受け様の外腹の弟になります、神社の神官なのにダメじゃん
なんてふらふらしている親父にダメ出しをしつつ、読みはじめましたけど
今回の受け様、なんとカッパさんです!でも見た目は貧相な犬にしか見えない
そしてお皿?…

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森羅万象 水守の守 小説

水壬楓子  新藤まゆり 

カッパの川流れw

前作の「狼の式神」もかなりキャラクター萌えするお話だったのですが、今回も・・・
ナギがかわいいーーー!彼にやられました!!
まずその容姿に興味が惹かれます。
彼は水守の妖使なのですが、いわゆる水を治める妖怪ですね。すなわち(爆!)
その姿は子犬のようなのですが、表現がフレンチブルかパグのようなという・・・ちんくしゃ!?
だけど人間に変化するとアイドルになれるような美形の一族なのだそうです…

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会長様とキケンな密約 小説

水壬楓子  せら 

う~ん、まあ悪くはないかな・・・

月ノ森学園シリーズの2作目ですね。このシリーズは、なんというかいかにも『水壬さんのルビー文庫』らしい作品です。シリーズ自体はそれほど好きではないですが、これはまだマシな方(『御曹司と甘美な取引』がいちばん好きです。あと2作は・・・)です。

まあ、軽くてさらっと読める作品ですね。ストーリーはこれというものもないですし。ただ、那智(受)の天然具合が結構好きでした。成海(攻)は・・・まぁありがちな…

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御曹司と甘美な取引 小説

水壬楓子  せら 

伊月可愛いよ~。

『月ノ森学園シリーズ』4作目・ラストですね。このシリーズは、『水壬さんのルビー文庫』らしい作品なのですが、これがいちばん好きです。

とても可愛いお話でした。伊月(受)が世間知らずの箱入りなんですが、超然とし過ぎていて、当然のように世話を焼かれていても、ワガママ・高慢に見えないんです。とても自然なんですよ。それに、伊月は自分がズレていることを自覚しているんですね(どうズレてるかは今ひとつわかっ…

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潜入捜査は恋の罠 小説

水壬楓子  しおべり由生 

気軽なコメディ

水壬さんは、レーベルによる作品の差が特に大きいように感じます。これは、いかにも『ルビー文庫の水壬さん』らしい作品でした。
ひとことで言えば、気軽にさらっと読めるコメディです。

とにかく『コミカルさ』を強調しようとしたのか、キャラクターの設定も何かと派手で(攻だけが『凡人』なんです)、無駄にハイテンションで正直ちょっと疲れました。
ストーリーを要約すればあらすじのままです。すでにできあがっ…

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森羅万象 狼の式神 小説

水壬楓子  新藤まゆり 

狼?

小説リンクスで発表された森羅万象シリーズのスピンオフ?
でも、あとがきを読む限りではこっちが時系列的にも先で、雑誌発表された方がスピンオフ?
まぁ、どっちでもいいんですが。
雑誌読んでた時から気になってた2人のお話だったので買ってきました。

神社の息子・葵の家系は式神を使い物の怪を退治する霊能力者の一族。
ある日、依頼を受けて調査することになったのだが、その時に使うことになったのが狼…

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ムーンリット・ドロップス 小説

水壬楓子  白砂順 

荒っぽい展開ながら、ツボはきっちり。

いやーあ、ビックリしました…。
最初は、異母兄弟陵辱???かと思っていたら…意外な展開がッ!
そうかそことここがくっつくのか、ふーむ。
毎度ながら、ついつい先へ先へとページを繰らせる力はさすが。

濡れ場も激しく、しかし非常に上品です。激しいのにどぎつくない。
そういうバランスのよさは水壬先生、最強だと思うんだよね。
山藍紫姫子先生がBLの紫式部なら、水壬先生は清少納言といったところ…

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