水壬楓子さんのレビュー一覧

コルセーア上 小説

水壬楓子  御園えりい 

CDから入っても原作から入ってもどちらも楽しい。

CDからハマってしまった「コルセーア」、原作も大変素晴らしいです。
CDでもドラマ性や壮大なスケールはがっちり感じられるのですが、原作ではCDとはまた違う楽しみがあります。

スケール感の違いをわかりやすく言うと、
ドラマCDでは地中海沿岸の一部→原作では地中海から北アフリカまでまるまるそっくり。
ぐらいの感じ。
旗艦のベル・エイメと、総司令官アヤースが艦長をつとめるブードゥーズの違い…

5

森羅万象 狼の式神 小説

水壬楓子  新藤まゆり 

水壬さんのファンタジーは好きなんだけど・・・

『萌』にしましたが、正直かなり『中立』に近いです。ファンタジー(特に水壬さんのファンタジー・人外もの)が好きですので、それでちょっと上積みされたかもしれません。

千永(攻)のキャラクターがどうも好きになれませんでした。ヘタレは大好きですし、千永は特に後半以降はヘタレだと思うんですが、なぜかダメ。
葵(受)は、まあ好きなタイプかと言われれば違うんですが、別にそれはいいんです。私は受に関しては…

0

卒業式~答辞~ 小説

水壬楓子  高久尚子 

さわやかな高校生の話!

 竹叡学院第37期生徒会長に就任した志野は、同級生の箕方を副会長に指名した。
 志野と箕方は、優等生であると志野と決して周囲に迎合しようとしない箕方で、周囲には犬猿……とまではいかないものの、決して仲がよいとは思われていなかった。
 それもこれも、箕方のやることに、いちいち突っかからずにいられなかった志野自身のせい。
 どうして自分がそんなに箕方につっかかるのか、自分の本当の気持ちに気がつい…

2

森羅万象 水守の守 小説

水壬楓子  新藤まゆり 

すごく好みの人外もの!

私、前作(『森羅万象 狼の式神』)は、さほど乗れなかったんですね。つまらないというわけではないんですが。

だから、前作読んだ時から、先に雑誌に掲載されたというこちらが出るのを待ってたんです。設定が好みだったので。作家さんが言われてたように、ムーンリットテイスト(しかも、その中でも私の好みのタイプの)でしたね。こういう可愛い人外ものが大好きなんですよ。
しかしカッパ・・・あのイラストは確かに…

1

卒業式~祝辞~ 小説

水壬楓子  高久尚子 

大人編

「答辞」では生徒同士のカプ3組が書かれていましたが、
「祝辞」では大人同士、先生と生徒、「答辞」のメインカプのその後の話と
若さだけで突っ走れない大人の事情がもどかしくもあります。

中でも「卒業証書」が良かったです。
先生と生徒の前に家が隣同士で弟のように過ごしてきた二人。
卒業式後結ばれる二人のお互いの気持ちを伝えるシーンが
好きです。いくら卒業したといっても、
教室は(しかも…

2

卒業式~答辞~ 小説

水壬楓子  高久尚子 

読んでよかった

2000年に発売された物を新装版で2010年に発売されたようです。

私は購入時、表紙イラストとあらすじで決めるのですが、この作品については
タイトルで最終的に別れる話?と悩みに悩んで何度か見送ったのです。
(基本ハッピーエンドが良いので)
購入後も他の作品を先に読みつい後回しにしていたのですが・・・
とっとと読めばよかった!

学園物ですが、タイトルにある通り「卒業式」がメインに…

1

桜姫(3) ミスティック・メイズ 小説

水壬楓子  長門サイチ 

終わっちゃった・・・

『桜姫』シリーズ3作目・とうとう完結です。いやあ、ホントにこのシリーズ好きだわ~。

シーナ(攻)とフェリシア(受)の釣り合わない思い(少なくとも表面上・意識上は)が、ずっと課題であったと思うんですが、とうとうフェリシアにも『愛』が!いや、突然芽生えたわけじゃなくて、単に意識できていなかっただけなんでしょうが。

ラスト、シーナとフェリシアの寿命の違いに関わる部分は、実に綺麗に片付いた…

4

桜姫(2) ルナティック・ゲーム 小説

水壬楓子  長門サイチ 

SFとBLのタッグが素晴らしい!

『桜姫』の続編です。う~ん、やっぱり好きですね。

前作に比べて、少しだけラブ度が上がりました。とは言え、シーナ(攻)はともかく、フェリシア(受)が相変わらず『任務』が前面に出てるんですけどね。

でも、私はこの作品は『ラブ抜き』でも面白いと思ってます。メインの2人はもちろんですが、シーナとランディのやり取りが、もう笑いなしには読めません。

ただ、私のツボにはもうピッタリなんで…

2

桜姫 小説

水壬楓子  長門サイチ 

こういう作品は大好きだ~!

これは私、水壬さんのシリーズものでもかなり好きなんです。SFファンタジーBLは意外とありますが、私が知る限り『なんちゃってファンタジー』とでも言うべきものがほとんどだったんですよ。こんなにしっかりした『SF』って私は初めてでした(エイリアンが出てくるのも)。スペースオペラ風っていうんでしょうか?BLとしては異色なんでしょうが。
私は『BL』は『ラブ』ありきだと思ってはいますが、これは比率としてラ…

2

作曲家の飼い犬 小説

水壬楓子  羽根田実 

キャラクターがよかったです。

かなりライトな感じでした。あ、だからと言って中身がないという意味ではありません(びっしり詰まってるかというと・・・ですが)。

なんと言ってもキャラクターがよかったです。和葉(受)は、これぞツンデレ!?な女王様。でも嫌味はなかったです。可愛くて好き。
成親(攻)は・・・これはワンコなんでしょうか?いや、タイトルが飼い犬だから。ワンコっていうのとはちょっと違う気がしますね。まして『飼い犬』…

2
PAGE TOP