水城せとなさんのレビュー一覧

窮鼠はチーズの夢を見る 新装版 コミック

水城せとな 

とてもリアル

これは、私が初めて読んだBLです。本当に切なかった。今ヶ瀬の大伴に対する見てて可哀想なくらいの重い恋情に胸が痛かったです。
優柔不断な大伴と重い今ヶ瀬って、端からみたら、ベストカップルなんですけど、なかなか上手くいかない(そこがいいんです!)。ゲイとノンケの恋愛の難しさを感じました。
大伴の(つまりノンケの)、男性同士の恋愛の世界に入ってしまうことへ怖さや葛藤がとてもよく描かれていると思います…

9

俎上の鯉は二度跳ねる コミック

水城せとな 

恭一よくぞ!

受けの今ヶ瀬の幸せそうな顔がみられて嬉しかったです。前作の「窮鼠はチーズの夢を見る」を読み終えた時点では大丈夫なのかこの二人?と思っちゃいましたが同時に購入していたこちらの作品を続けざまに読み終え、「あー今ヶ瀬、良かったね!」とウルウルしちゃいましたよ 途中からはもう今ヶ瀬目線で感情移入しまくりで、攻めの恭一のことを男ならしっかと心を決めなさいよっと怒りながら読んでしまいました。しかしながら最後に…

4

窮鼠はチーズの夢を見る 新装版 コミック

水城せとな 

表紙の絵が二人の関係性を表している

絵がとっても綺麗で水城さんのコミックスはBL以外も購入しています。その中でも一番の作品だと思います。攻めの今ヶ瀬はすっごく受けの恭一のことが好きで腹黒なところもあるけど心は乙女なんです。そのちょっと分かりにくい気持ちを能天気な攻めにはなかなか伝わらず本当に苦労しますよね。題名は違いますがこちらが一巻目にあたり2巻目は俎上の鯉は二度跳ねるという題名で出版されています。両方買って続けて読むことをお勧め…

6

1999年七の月~上海 下 コミック

水城せとな 

切ないストーリーに惹きつけられます

先日ちるちるさんの某トピで紹介されていて、すごく気になってしまって購入してみました。1~4巻まで出ているコミックス版もあるようですが、私が購入したのは上下巻になっている文庫本のほう。上下巻まとめてのレビューです。

ネタばれを含んでいます。苦手な方はご注意を。






上海でショバ争いをしている少年グループの「翔龍記」と「都蘭」。
翔龍記に属している大武は、とある日ミステリ…

3

俎上の鯉は二度跳ねる コミック

水城せとな 

恋愛の裏側。

「窮鼠はチーズの夢を見る」のネタバレも含んでいます。
レビューを書くにあたって本編を読み返そうかと思ったのですが止めました。それだと何か違うなぁ…と思って。
なのでまだスマホなんて持っておらず、ガラケーで配信されたのをリアルタイムで読んでいた、当時の私の気持ちを書こうと思います。執着攻め、流され・絆され受け、ましてやリバなんて単語も何もまだ知らない私が居ました(笑)

ハッピーな結末より、…

9

窮鼠はチーズの夢を見る 新装版 コミック

水城せとな 

今更買いました…携帯が古いw

他の方のレビュー見ていて今ヶ瀬が女性的だという人がいて自分には全然わからなかったのでそうなの…?と。
自分は恭一の方に感情移入しました。自分は男性的な性格なのかもしれませんね。今ヶ瀬みたいな男性を振り回して追っかけられてみたいですね。今ヶ瀬すごくタイプです。でも恭一がゲイだったらここまでハマらなかったんでしょうね。ノンケだからこだわってしまうのかも。
水城さん漫画はすごく面白いけどananの小…

4

俎上の鯉は二度跳ねる コミック

水城せとな 

絶対に読んで欲しい1冊

「窮鼠はチーズの夢を見る」の続刊です。

ただのBLで終わらせてはいけない作品。
ゲイであるからの苦悩、ノンケであるからの葛藤。
心情をリアルで描写していて、読んでいて胸が苦しくなります。
ストーリーに重みを感じ、マイノリティについても考えさせられました。
ただ好きなだけでは男と一緒になるところまで踏み出せない。
相手がいつ女のところへ行ってしまうかもわからない不安。
BLを読むな…

3

俎上の鯉は二度跳ねる コミック

水城せとな 

本作を読めて良かった。

「窮鼠はチーズの夢を見る」と同シリーズでそちらの続きのお話。

窮鼠は~の方はまだ序盤な事もあり物足りなさがありましたが本作で物語も進んで複雑になっていき、2人の関係等にも変化ありで面白かったです。

漫画の恋愛描写は綺麗に描かれている作品が多いですが本作は男同士の恋愛というよりも恋愛そのもの、人間の本質的な部分といった所にスポットライトをあてていて決して綺麗とは言えない恋の盲目さが丁寧に…

4

窮鼠はチーズの夢を見る 新装版 コミック

水城せとな 

恋愛は業。

男同士の恋愛の葛藤がしっかり描かれていてリアリティがあり、セリフも心に刺さる物が多く色々考えされられる作品でした。

本作と「俎上の鯉は二度跳ねる」は同シリーズで2冊を通してこの2人のお話です。

本作を読み終え、期待しすぎたかな~と思いましたが俎上の~も読み全体を通して見ると決して綺麗な形でまとまっているわけでは無いけれど私にとっては心に残る作品でした。

受けの恭一が人に流されるタ…

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俎上の鯉は二度跳ねる コミック

水城せとな 

BLを好きになるきっかけとなった作品です

BLという括りというより、人間の生き様を描いた、考察の余地がたくさんある作品です。
登場人物すべてに卑怯な部分や泥臭い部分があり、とても人間味あふれていて、読者をぐっと惹きつける内容だと思います。
二人が結ばれて、きれいさっぱりハッピーエンドで終わる作品が多い中、こちらの作品は恋愛というものをリアルに描いていて、ああ私たち人間はこうやっていろんな思いを抱えながら生きているんだよなあ、と深く考え…

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