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水城せとな
くろき
名作と評価されたのも結構前の作品ですが、くろきはなんか絵のタッチにあまりひかれなかったため、周囲に進められてもなかなか手が伸びなかったんだけれども最近二作目が出たというのと、ちるちるさんでも評価がかなりよかったのでやはり食わず嫌いやってないで読むべきだな…と思って買ってきたんですが う、ううん… あ、いや、二人ともかわいくてもえはもえたんですけど、ちょっとイライラする部分が…
律
ネタバレ
予想外の展開やふせんを楽しむには前情報なくよむことをお勧めしますが、書いちゃいます。 リバになったときの感動は一入(ひとしお)です。 強烈な印象に残るシーン、言葉がいくつもあった。 窮鼠~で今ヶ瀬が言っていたように、恭一は流されているだけのようで本人なりの誠意がある。 それが発揮されたところを見た。 決意した後の冷たい!と思わせるほどの切り替えの早さ。 人当たりを気にしてい…
ともふみ
ジタバタふらふらする恭一の往生際の悪さは、昔読んだ時はたちの悪い単なる優柔不断ぶりに映って仕方ありませんでした。 俎上の鯉での恭一の台詞に「俺がどんな思いでいたのかゲイのお前には絶対にわからない」とあります。(続編とはいえ違う本から抜粋するのは邪道だとは思いますが、新装版ということでご容赦を) 恭一が今ヶ瀬に落ちるのが当然と思い込んでしまってる自分の感覚が、いかにBLファンタジーに首までどっぷ…
つかさ
これまた、不快感120パーセントですね。 どうしてこんなにも、この男に振り回されなきゃならんのか? 二人とも、そう思っているように思えます。 「窮鼠は…」でも感じましたが、続編ではさらに不快感が募りました。 もう胃が痛くなるほどに…。 だけど、不愉快なんだけど何度も読み返して、私なりの解釈で結末を出すことができた作品でしたので、この評価でした。 じつは、知人とこのタイトルの話しをし…
くもとり
全体を把握した的確なレビューは書けそうにありませんので(笑) 追加要素の短編の、今ヶ瀬が可愛かったです。粘着質ゲイで身勝手だったとしても。 本編の方は通常版で何年か前に既読。これだけ男女がっつり入り乱れての愛憎劇はBLでは殆ど読んだことがなかったため新鮮でしたし、これは本当にBLなんだろうか…とも思いました。そしてラストに何と言う後味の悪さ!と思ったことは覚えています。それもそのはず、折り返し…
なんと後味の悪い本なんだろう…。 スカッ、と胸のつかえが落ちるどころか、喉元に飲み込んだ魚の骨が引っかかったみたいな…。 爽快な感動ではなく、むしろ不快感120%です。 私にはそんな気分にさせられる本でした。 しかし、絶対に記憶に残る1冊なのは間違いないのです。 ちょっとヘンなのですが、不快感が心に残ってしまう程インパクトが強いのです。 このイヤ~な感覚をどうにかしたくて、何回も読…
YIY
「恋は業だ」 漱石ですね。 恋愛の人を求める部分を主軸にしたこの作品。 ドラマチックすぎるきらいはあるものの、パワーに押されて読みきってしまった。 個人的な好みなのですが、男同士で恋をすることがまずは障壁になる 日常生活の感覚の延長線上にある作品が好きだ。 恋愛って、面倒なのにさらに男同士。 わざわざそんな恋を選ぶことに必然性を感じるので。 そういった意味で、よくこころ…
これをはじめて読んだのは中学生の時だったか。 あまりの人間関係の濃さに、やおいをなめていた自分を反省したことを思い出します。 改めて読むと、純文学のような物語の強さまで感じます。 人間の成長含め、じっくりと読んでください。 ひとりずつに感情移入できるし、そうやって大切にしたい作品です。
ミドリ
この作品に関してはいろんなところで萌えを叫びまくってるんで、今更言うこともないんですが(笑) 新装版ということで、描きおろしの「鼠、袋小路で考える」が追加。そしてペーパーがついてくる。それ以外は前回のと一緒ですね。 「鼠、袋小路で考える」では恭一はこうやって今ヶ瀬を「女」にしていったんだろうなーというかんじですね(俎上での夏生の『くだらない女』発言より)。しかしこのときはまだまだ流され侍。徐々…
男同士であろうとなかろうと、他人を求めることの難しさにチャレンジされている作品。 これを男女でやると生々しくて目を背けたくなるところもあるので、 だからこそ読めた気もします。 アラサーになればなるほど、生活が恋愛以外の部分に引きずられることがあるからこそ とても感情移入できる。 続編とあわせて、ひとつの恋を味わってください。