水城せとなさんのレビュー一覧

俎上の鯉は二度跳ねる コミック

水城せとな 

暴力的に感情が揺さぶられる

ちょっと……なんですかこの漫画……なんなんですか……
「切ない恋愛漫画」って、まぁ簡単に言ってしまえばそれはそうなんですけど……!!こんなにも自分の過去の恋愛のつらい記憶がオーバーラップしてくる漫画は初めて読みました……読んでる間中、ずっと心臓を握りつぶされてるみたいに胸がキリキリしました。この感覚もまさに恋愛で苦しんでいた当時の痛みとそっくりで……水城先生の作品は恥ずかしながら初めて読んだので…

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窮鼠はチーズの夢を見る 新装版 コミック

水城せとな 

No Title

「俎上の鯉は二度跳ねる」と併せての感想です。

初めて読んだBLがこの2冊でちょうど4年前。
これらが非BLと分類されるものでそれが何故なのか当時は全く分かっていませんでした。
BLだと思い込んでいたしとてもナチュラルに読めた、面白いって思いました。
で、だんだん沼にハマっていくとわたしも他の方同様に、登場人物に女性がいない方が気分よく読めるし、女性の恋敵がいない方がむしろ自然な世界なの…

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窮鼠はチーズの夢を見る 新装版 コミック

水城せとな 

作者様の技量がすごい

It is one of the most favorite manga。
もともとBLは好きでしたが、これを読んでから沼化しました。
恭一みたいな人っているよねって思うし、今ヶ瀬になぜか感情移入してしまうし(メンヘラなのに)、、、心情の描写が巧みで、それ故にリアルに感じさせられる作者様の技がすごいです。小説を読んだ時のような充実した読後感があります。人をすごく好きになると今ヶ瀬のようにメンヘ…

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スリィピングビューティ コミック

水城せとな 

聖職者養成学校の寄宿舎生活

聖職者(おそらくキリスト教)を目指す若者の学校が舞台ということで、性的な関係、ましてや暖色は厳しく戒められている。という設定。
そこで愛し合うようになった二人の運命を描いた作品。

好きになるまでの課程はいわゆるBLとは違ってむしろ少女・女性漫画のテイスト。最近の作者さんの作品とは違って、いたって素直な恋愛模様です。
それゆでに、好きになるときってこういう感じだよなあ、という本当にドキドキ…

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俎上の鯉は二度跳ねる コミック

水城せとな 

揺れる心情が面白い

心理戦。
これは・・ギャグ漫画。

描画はちょっと下手。でもストーリーが面白い。
挿絵が多い小説といった描写の作家。
タテコミ風の漫画と思えば、受け入れやすいと思う。

粘着質の後輩・今ケ瀬は、調査会社勤務。ずーっと恭一を狙っていた。
離婚した主人公 恭一。
そして或る朝、気付いたら今ケ瀬と一緒のベッドに居た。
それから半年、という場面から始まる。

知らぬまにそんな仲に流…

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俎上の鯉は二度跳ねる コミック

水城せとな 

文字を読むのがしんどい

恭一、ゲイとかそうじゃないとかまだゆうてはるわ。
前作ラストで腹くくったかと思ったら違ったんですね。
流されるのならとことん流されればいいものを最後の気持ちの部分だけ抵抗するのか。

今ヶ瀬は感情がたかぶりながらもよくしゃべる。
普段そんは言葉遣いするの?てくらい饒舌に。
まるで演劇かと思いましたわよ。

恭一がずっと「同性愛者の男は」と言っていてそんなひとくくりにはできんやろ?と…

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窮鼠はチーズの夢を見る 新装版 コミック

水城せとな 

時代を感じる

今更ながら読みました。
絵、ストーリーに時代を感じますね。
偶然が多かったりw

恭一が狡くて流されやすくて無責任で、そのくせ世間体は気にするという…こういう人って実は結構いそうよね、なんて読み進めましたが。

今ヶ瀬がなぜこんな恭一をここまで好きなんだろうと思っていましたが、だんだんわかってくるのと同時に、恭一が流されて抵抗して、でも心の底では抗えず今ヶ瀬はこれまでとは違うと足掻いて…

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俎上の鯉は二度跳ねる コミック

水城せとな 

私が勝手に思ったこと

ノンケの男性がゲイの男性に惚れるBLによくあるパターンって男性が女性のめんどくさい部分、例えば男性には意図が分かりにくい感情などを女性が男性に汲み取ってもらえずヒステリーを起こしたり、S●Xの時、気を使わなきゃいけなかったりetc.っていうめんどくさいのがない男性を女性と対比させる事で、ノンケの男性が同性の魅力に気づいて男性を好きになるっていうパターンが多い気がします。でもこの作品は違う感じですね…

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窮鼠はチーズの夢を見る 新装版 コミック

水城せとな 

読んでよかった

絵が全く受け付けず、調査員?なんのこっちゃ、という感じでしたが、意を決して読んだらびっくり仰天、こんな話だったとは。みなさんが支持する名作は読んで損はないのだなあと改めて思いました。絵はやっぱり苦手なのですが、セリフが胸に突き刺さりまくって忘れられない作品になりました。今ヶ瀬くんの恋愛に飲まれてる感は身に迫るものがあり、大伴先輩の男性独特のずるさも真実味があって引き込まれました。

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1999年七の月~上海 4 コミック

水城せとな 

この若さでこの覚悟、美しくて儚い

 最終巻ということで、どんな終わりを迎えるんだろうとずっと気持ちが高揚していたんですが、予想以上に素晴らしい結末でしたね。正直、タウとシュエの出会いから繋がるまでがあまりに急展開で、3巻までは自分が2人の気持ちに追いつけていないような気持ちもあったんです。電撃的に恋に落ちる展開の作品って最近だとそんなに見かけないので、慣れるのに少し時間がかかったというか。でも、この4巻を読むことによって、今までの…

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