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水上シン
yoshiaki
敗戦直後の日本、とある町はずれの森の奥にひっそりと佇む、廃墟のような洋館が舞台。そこに住む異形の男爵と、彼に買われた少年・清次のサディスティックな純愛の物語です。 男爵の館の住人は、選りすぐりの個性派変態揃い。それも、皆人間離れした美しさで、倒錯的で壊れてて…そんな館の住人たちが醸し出す湿った淫猥な雰囲気が、男爵と清次の耽美な純愛をいっそう盛り上げてくれてます。この雰囲気がたまらない。 館の住…
山藍紫姫子 水上シン
ofnotice
BLでは比較的珍しい多視点で書かれた作品であります。 BLの方程式で言えば、ここは受けである貴族の王麻呂(きみまろ)が 主人公ということになるのでしょう。 ですが、実際は必ずしもそうとは言えない。 呉服問屋の隠居、十右衛門 没落した京貴族の美しい若君、王麻呂 高級遊郭の遣り手、侘助 そして十右衛門の隠し子、太助 立場も経歴も異なる4人の男が登場いたします。 十右衛門は一見…
jimmy
素直に面白かったです。水上シン作品エロ祭りです。 受けショタ及び攻め軍人(軍服)が大好きな方にはたまらない1冊でしょう。お勧めです。教官の筋肉が美しいです。肉体大好き派の方はじゅるりとヨダレが出ると思います。 教官×生徒 強引・強姦ラブ!? 受けはなんだかんだと犯されながらも縛られながらも文句を言いながらも 攻めの事が大好きなんですよ。 この二人 意地っ張り同士とってもお似合いでした。 …
原作とは話がまったく違っていて読んでびっくりしました。 『金瓶梅の金蓮』と言えば【美人淫乱成り上がり悪女】で有名な話ですが この作品では【美人不幸受け】に描かれていました。 水上シン先生のエロチックな絵と話の内容が上手くマッチしていてこれはこれで有りでした。冷たくヒンヤリした感じがたまらなくそそります。 好き嫌いがはっきりわかれる作品でしょう。 金蓮が性奴隷となって沢山の男達の相手を…
もこ
ネタバレ
待ってました(*´∀`*)ウホ 水上シンさんの新刊。 時代物~ですね。ブレナイって素晴らしいとおもうのです。 近年甘めな作品が多いような気がしますが。 (他の作家さんにしても然りですが、、痛いのは今や需要がないのかな) 表題作「男妾」 父親を亡くし、母を養うために仕事を探す受 最終的に~は、男妾としての。。。なお話ですな。 なんだかんだで、性的に手篭にしてしまう攻ってのがどーよ …
眠れる森
どっちかというとあっけらかんとしたエロが好きなので、 普段はこういう背後に重そうなものを予感させるJUNE本は買わんのですが、 「食わず嫌いもよくなかろう」 という理由だけで購入してみました。 うーむ、でもなんだ。背後に 「男妾である事の社会的制裁を共に耐え忍ぶ」 的な空気が強い作品って、自分にはきっついなーやっぱり。 二人が結ばれたからそれがハッピーで終了なのか?というと、…
茶鬼
水上シン作品は安定のというか、もう安心して読めます。 始めて読んだときは、ぶっとびなのがあって目がテンになったこともありましたが、この本はそういう意味でも比較的落ち着いて、しっとりと耽美を味わうことのできた一冊。 軍人は登場しますが、中間に1本入っている戦地でのファンタジー超短編(大ジュネ冊子掲載)を除いて、軍設定ではありません。 どこに萌えるかというと、普段だったら軍服のストイックな・・・…
marun
男妾と斜陽華族の2本立てで、もちろん舞台背景は戦中なのでしょうね。 シブイ軍服来た攻め様が初々しい友人の息子に欲情してしまうお話でした。 父親を亡くし、病気の母親と二人っきりになった受け様、これから誰に頼る事も出来ず 不安な日々を過ごす事に不安と焦りと悲しみを抱いている時に父の友人の大尉の 攻め様に、優しく声を掛けられ・・・・ そして、何か困った事があったら訪ねてくれと言われたが、そんな…
コレのドラマCDをレビューしたので、こちらもついでに。 ピアス系ゆえ、単なる色物だと思って読むと、かなーり痛い目にあうであろう作品。 正直な感想を言うと、 【1回目】 虐待に近いシーンがガンガン出てきて胸糞悪い 【2回目】 絵は嫌いではない。でもまだ辛い 【3回目】 あ、そうか!コレ、江戸川乱歩のSMっぽい空気なんだな…なるほどなるほど。 と、思ったら、現金なもので、結構楽し…
誰か絶対ヤルと思っていた「金瓶梅」のBL版。 これで、名作古典であと残すは「紅楼夢」ぐらいになったな~w 源氏物語のBL版があるなら、金瓶梅ぐらいでは驚かないんですが、 こちらは原典の武松とその兄嫁である金連を中心にかかれています。 原典よりかな~り健気で悲恋風です。 原典では、西慶門のちゃんちゃらおかしくエロエロな毎日のほうがクローズアップされていて、 金連はといえば、貧しい饅頭…