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水原とほる 高緒拾
碧雲
殆どの人が気持ち悪がる蜘蛛の生態に擬えた小説。 ・女郎蜘蛛 JSTX-3 神経毒を持つ毒蜘蛛。 雌の腹部上面は金色と水色の縞模様。 主食はハエや蚊、蛾などの虫 畜肉や魚肉の小片 交尾時に雌が雄を捕食 ・尾長蜘蛛 細長い腹部を持つ、クモを食うクモ。網らしい網は張らない、クモに見えない蜘蛛 女郎蜘蛛は、刑事の蓮見視点 女郎蜘蛛は蓮見のペット。 尾長蜘蛛は、組長代行で経済ヤ…
水原とほる 山田ユギ
ロペ丸
最初は攻めと同じように、 受けは好みじゃないな〜〜と思って読み進めていたのですが、途中から可愛くてしかたありませんでした。 水原とほる作品は4〜5作品ぐらい読んでいますが、そこまで受が可哀想な目にあわないので、苦手な人も読みやすいと思います。
水原とほる タクミユウ
渋茶
ネタバレ
2008年7月に刊行された3冊のうちの一冊。 毎月の新刊小説数が低迷している現在からすると、当時は恵まれていた時代だったのが伺える。 ちなみに同月刊行3冊の中ではこの話の堂島が一番情のある男だった。 まだ19歳の主人公・瑞希は母親を亡くして途方に暮れていたところに、彼女の昔の日記を見つけたきっかけで父親かも知れない?堂島を探そうと思いつく。 しかし、会いに行った早々予期しないヤバい状況…
水原とほる 有馬かつみ
2008年7月に刊行された3冊のうちの一冊。 この物語は水原さんのもう一つの得意分野でもある芸術系の話だ。 花鳥画を描く為に広大な庭で様々な鳥を飼っているって設定もあって鳥類の蘊蓄も満載だ。 が、個人的なアピールポイントはこの話の攻めキャラの年齢が62歳だという点だと思う。 ネタばれを出すとこの話、画家の卵である主人公が庇護者の元で方向性の違いに気付いた末に愛情を受け入れる事も叶わず、…
水原とほる あじみね朔生
2008年7月に刊行された3冊のうちの一冊。 う~ん… BLを読んだという満足感とは程遠い。 異母兄弟の攻め受けって格好のシチュエーションだというのに、肝心の愼一郎と志乃に対してタブー萌えって気持ちが湧かなかった。 何だか『愛人の子を受け入れざるを得ない心の闇』って切り口で感じ入るところが大きかったかな。 作中では政治家の妻として表向き賢くとも、愛人の子(受け・志乃)には正直に葛藤や…
水原とほる 片岡ケイコ
H3PO4
幼なじみの三人は絶妙なバランスを保っていたのに、隆晴が多伎に告白したところから、多伎が洋人への想いを諦めようとしたところから狂ってしまった気がします。 隆晴の間違った理想の形、執着、多伎への愛情。 第三者から見ると、仕事に邁進するところまでは許せても、出世や恩義から結婚に至ったことは間違いですよね。それさえなければ、パートナーとして多伎を見て、大切にしていたら、、、 きっと多伎も洋人も現…
水原とほる 水名瀬雅良
ひみた
小児性麻痺で足の太さが違う宏樹。「誰にも見せるな」と足にキスや愛撫する攻め良いな〜。 彼らの恋話よりヤクザを継ぐかどうかで結構もめてて、ヤクザものに興味が無いので萌評価です。 宏樹はどれだけ優しくされても良い理由を見つけて相手の好意を無視する。リハビリも続け料理をし、社会に出て資格を取ろうとする姿は立派だけど罪作りな思想では…とはいえ彰信も無口で説明不足だから不憫て事もない。甘そうなテーマなの…
水原とほる 夏珂
湘子
佳史は、6年間愛し合って付き合っていた恋人・雄司に一方的に別れを告げられた。一年後に恋人の弟・修司が突然現れ、雄司が病死したを伝えられました。 強引な肉体関係から、どんどん修司という存在は自分の孤独を満たされる存在に気がついてた佳史が、修司に愛という感情が生まれました。 受けの佳史に感情移入し過ぎて、読み始めたら止まらなかった。 恋人の雄司への想い、修司への戸惑い、佳史自分自身の孤独、憂…
水原とほる 町田九里
水原とほる先生の初期の王道作品でした。 設定は「夏陰-cain」にかなり近いです。 強引な攻め、支配するために受けを責め、暴力を振るう。 無理矢理に体を重ねていくうちに、受けは心寂しい攻めを見透かし、愛しい感情が生じ、最後に、2人が依存のような愛が生まれました。 亮:絵を愛して、絵と向き合うためと、澤との関係、葛藤でいっぱいになった孤独な魂。 澤:絵を憎んで、復讐以外に自分は何もなっ…
水原とほる ヤマシタトモコ
電子書籍版では挿絵なし。 義父の借金の肩代わりに未成年の息子を囲い込んで売春させるといった展開が読めるのは2008年刊ならではだな。 未成年絡みのウリ云々なんて今やNGで、その当時では許された痛さ設定だ。 だが、どんだけ痛さ増しになっていくかと思いきや、待っていたのは遙に強要させていたウリを止めさせて休学していた高校に復学させるといった驚きの展開だったりする。 非道なはずの国枝が何故気…