水原とほるさんのレビュー一覧

呪い宮の花嫁 小説

水原とほる  サマミヤアカザ 

オカルトチック。きゅんポイントが少なかった・・・

あれ、レビューがない・・・・ので やや詳細めに。

受けさん:双子の兄。数百年続く旧家(古美術商)の子。
     女子として育てられる。虚弱体質。めちゃ美人。
     家族は祖母(絶対権力者)、母、
     双子の妹(同じく美人、明朗、いい子)
攻めさん:双子弟。同じく何代も続く和菓子屋の三男坊。
     書に魅せられ研究者となる。割と自由人。

受けさんが女の子として育…

2

ただ、優しくしたいだけ 小説

水原とほる  山田ユギ 

「ただ、優しくしたいだけ」いいタイトルです

19歳のくせに片付けもまともにできず大人の男性のかげに隠れオドオドしていて女の子みたいな見た目の受。
最初は障害でもあるのか!?と思ったほどでした。
自分の好みと正反対で、むしろ地雷、かと思っていたんですが……
わたしも隆次と一緒にアズにほだされちゃいました。
途中からアズがかわいいかわいい。
そうなったのは多分最初は隆次がこんな女みたいな男は嫌いだとアズを邪険にしていたからかな。
そ…

4

たった一人の男 小説

水原とほる  金ひかる 

社長の女関係にも気を配る、健気なクールビューティー秘書受

別れた男に別の女がいても割り切ってその男の秘書をしている健気なクールビューティーな受けの秘書。結局、受けに他の男ができた時に、自分のことは置いといて不機嫌になる攻め。本の帯に「やっぱりお前は俺のものだ。誰にも渡せない」って書いてあったのを見て、そういうの大好きと思って読みましたが、途中で、「今更なんなんだよ、殺すぞ、このくそヤロウ!」と思わず口走ってしまいました。
攻めにそんな暴言を吐きたくなっ…

6

唐梅のつばら 小説

水原とほる  山本タカト 

傑作

感想としては萌x2ですが、この作品の存在それ自体が「神」といえる。だから迷ったけど、神。

キーワードは、借金のカタに買われた美少年、ショタ、ヤクザ、調教、近親(義理)、初恋、ロミジュリ、記憶喪失。
主人公の少年初乃の境遇は不幸そのもの。13才で親の借金のためにヤクザ組長の養子になる。養子といっても結局は慰み者の初乃。ショタ残酷物語です。
第1章ではそんな爛れた生活を送る初乃が、自宅豪邸の…

15

白蛇恋慕記 小説

水原とほる  コウキ。 

夏にぴったりのゾクッとするラブストーリー

私は好きですね。
あまり痛々しい話とか、不憫すぎる受けとか、ドロドロな話が好みではないので躊躇してましたが、思い切って手に取って良かったです。
水原さんの作品は『雪の声が聞こえる』に続き、2冊目です。

どことなく綾辻行人の『another』に似てますかね?
“憑きもの筋”と言われ、誰にも愛されなかった操。そんな彼に優しく寄り添ってくれたのは医者の息子晃司だけだった。自然な流れで二人は惹…

1

白蛇恋慕記 小説

水原とほる  コウキ。 

和風ホラーな雰囲気が◎

水原さんの新刊は、地方の小さな田舎町を舞台としたホラー風味のお話。
初恋モノとしての切なさと、和風ホラーとしての薄気味悪さが同居したなかなか面白い一冊です。

白蛇の血を引く「憑きもの筋」の子として、周囲から疎まれる操(受け)。
彼に関わると不幸なことが起こるとされ、家でも学校でも除け者にされています。
そんな操が10歳のとき出会ったのは、東京からの転校生で医者の息子の晃司(攻め)。

6

神迎え 小説

水原とほる  周防佑未 

なんてことはない義兄弟ラブ

意味深なタイトル、過疎気味の村、神社、長年行方不明だった義兄――十数年ぶりに戻ってきた彼は誰かに追われてるようで…。というキーワードと序盤の描写からどんなにダークでシリアスな、あるいは淫靡で背徳的な物語が展開するのかと身構えたのですが、なんてことはない、意外と平和な義兄弟ラブのお話でした。

かといって「ラブラブ」と表現する感じの甘さはないので、硬質な物語になりきれないもどかしさがありました。…

0

コレクション 小説

水原とほる  北沢きょう 

美術品が繋ぐ大人の恋

ストーリーとしては、相続した美術品の委託先を悩みながら決定する話です。

祥(受け)は伯母夫婦から価値の高い絵画のコレクションを相続します。
追悼を兼ねた南米でのバカンスで日本人の男、ヒロ(攻め)と出会い、滞在中に関係を持ちます。
帰国後、そのコレクションに最初に関心を示したギャラリーの代表がそのヒロこと久木田でした。南米での出会いが画策されたものだと知って不信感一杯になります。
その後…

3

面影 小説

水原とほる  タクミユウ 

色々予想外&想定内でした

1冊すべて表題作。瑞希(受け)の視点でストーリーは進みます。

堂島は瑞希の父親なの?正体は何?
と探っているうちにトラブルに巻き込まれてしまい…という話です

水原先生の作品は「痛い」印象があったので、裏表紙のあらすじを読んで、堂島(攻め)は横暴なヤクザなのかと勝手に予想していたのですが…意外と好人物でした!

確かに瑞希をオンナ扱いで抱きはしましたが、瑞希を助けるための仕方ないも…

3

コレクション 小説

水原とほる  北沢きょう 

名画をめぐる物語

あらすじ:
亡くなった伯母夫婦の絵画コレクションを相続した祥(受け)は、南米のリゾート地で出会ったヒロ(攻め)という日本人と一夜を共にする。
帰国後、その男が久木田という画商で、祥のコレクションを狙う一人であることが判明し…

元リーマンの主人公が、伯母夫婦から譲り受けた一連の名画をどこに売却(or貸与or寄付)すべきか試行錯誤する物語。

久木田のギャラリーか、大きな国立の美術館か、…

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