須賀邦彦さんのレビュー一覧

ロマンティックな七日間 小説

剛しいら  須賀邦彦 

ロマンスは突然に

一昔前のゲイメロドラマのようでいて心地よい作品でした。
2人に何か劇的なものがあるわけではなくあり触れた一目惚れからあり触れたワンナイト。
だけど、当事者にとっては劇的な出会いで刺激的なセックスで今までの自分とは違う何かで引き寄せられる2人。
七日間の間に一日一日と違うカラーの日が訪れる。

日曜日 2人は出会いセックスをする
月曜日 電話をしようか一日なやむ
火曜日水曜日 会えなく…

2

雛供養 小説

剛しいら  須賀邦彦 

掟やぶりの3P

これまで様々な3Pを読んできたけれど、この作品の3Pは衝撃的でした。。

靂は美しい婚約者がいて、順風満帆と思いきや、婚約者の弟・志筑に思いを寄せられる。。ここまではありがちとも言えるパターン。

しかし、この作品の恐ろしさは、婚約者とその弟の関係。彼女は弟の志筑を愛していて、身体を繋げたいほどに思っている。そこに存在するのが、彼女にとっては婚約者で、弟の志筑にとっては思い人の靂。

3

銀盤を駆けぬけて 小説

春原いずみ  須賀邦彦 

タイムリーなので

この季節になって、フィギュアをチェックしている者としては読んでみたかったこの作品。春原先生の作品自体、読むのは初だったので自分に合うか不安でしたが、心配無用でした。全体的に漂う雰囲気と、イラストのイメージも凄く合っていたのが良かったです。表紙絵は少しクールな感じがしますが、中のイラストは柔らかいタッチで素敵です。存じあげなかった絵師さんなのですがお気に入りになりました。
全体はフィギュアの用語が…

0

機械仕掛けのくちびる 小説

  須賀邦彦 

回り道の恋愛

 玩具メーカーに勤める相沢は、十年来片想いをしていた。
 その相手は、大学時代の先輩でもあり、現在の職場の同僚でもある風間。
 風間は、学生時代から人を引っ張るカリスマ性のようなものがあり、多くの人をひきつけ、同時にモテまくっていた。
 そんな風間に対し、相沢は「抱かれて捨てられるぐらいなら、一生告白しないし、恋人関係にはならない」と決めていて。
 一度だけ、卒業を間近に控えた風間が、「卒…

1

破滅の爪痕 小説

義月粧子  須賀邦彦 

ちょっと残念

ご本人もあとがきに描かれてましたが、義月さんにしては珍しく、攻めが受けにぞっこん惚れてるお話でした。
受けのほうは美人のツンデレタイプです。

悪くはないんですが、他のレビュアーさんの言ってる通り、盛り上がりには欠ける話だったかなと思いました。
好きな義月小説を読んでるときの、心の奥底からせりあがってくるようなもどかしさや切なさを感じなかったです。
着流しの飄々とした攻めにヤクザ稼業をやってる美人…

1

オーナー指定の予約席 小説

  須賀邦彦 

これ、結構好きかもw

この本の1行目、「倉持久哉には、捨てられ癖がある。」
正直、これだけでも結構、自分に合いそうだなと思えて。
読み進めると、その久哉の性格がとにかく好きなタイプ。
母親との関係性が一種のトラウマのようになっていて。
どんなに幸福な瞬間があっても、いつか捨てられる、そう思わずにいられない久哉。
目の前の幸せよりも先々の不安の方が大きくて。
そんな久哉が片想いしているのが勤め先のオーナーであ…

0

恋に落ちる記憶 小説

義月粧子  須賀邦彦 

いつものパターン来るかーと思ったら

義月さんの攻っていつも酷いヤツでムッキーってなる事が多いんですが、これもいつそうなるんだろうってドキドキしてたんですが、一瞬暴言を吐いただけで普通に優しい人でした。
暴言もまあ勢いみたいなもんだったし、後でちゃんと理由も述べてたので他の攻達に比べれば何という普通の攻!!

その代わりというか、今回は受がちょっと変わったタイプです。
可愛いです、25歳だけどちょっと乙女です、妄想癖もあります…

0

運命を統べるとき 小説

義月粧子  須賀邦彦 

話が解りづらい

『運命を喰らうとき』の続編。
SF設定なんですが、前作に引き続いて世界観が説明不足で、ストーリーに入り込みづらかったです。
「物語の吸引力とするために謎にしておく部分」と「最初にきちんと説明しておいたほうがいい部分」をきちんと絞れてない感じ。
視点がバラバラするのは相変わらずの義月粧子さんな文体で、お話そのものが面白いときはあまり気にならないんですが、このお話ではそれが完全にマイナスとなってました…

6

ダイアモンドは傷つかない 小説

松岡なつき  須賀邦彦 

外国人がどうも苦手だなァ

ストーリー的には面白かったんですが、私の苦手のせいで楽しみきることができなかった感じ。
作品にもよりますが、外国人×外国人というカップルで、私は基本的に外国人が苦手(ていうか横文字の名前が苦手)なんですが、受けも攻めも両方となると更に苦手だなァ…と。
日本人同士のカップルも脇にいるんですが、メインじゃないしね。

ダイアモンドを巡る商売の話です。
国際シンジケートのドン(受け)と、産出国の代表者(…

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ROCK NOBLE コミック

須賀邦彦 

バンド物ー

メイン2人は同じ学校の先輩後輩で恋人同士で、別のインディーズロックバンドに参加してます。
もっそい疎いんでよく分かってないんですが化粧バリバリしてるので多分ビジュアル系とかそういうのになるのかな?
すんません、よく分かってないです。

とりあえず桂一はボーカリストとして、薊はギターリストとして才能はあるっぽです。
桂一がちょっとつかみ所ない性格してます、学校ではダサ眼鏡の事もあれば教師に…

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