須賀邦彦さんのレビュー一覧

機械仕掛けのくちびる 小説

  須賀邦彦 

回り道の恋愛

 玩具メーカーに勤める相沢は、十年来片想いをしていた。
 その相手は、大学時代の先輩でもあり、現在の職場の同僚でもある風間。
 風間は、学生時代から人を引っ張るカリスマ性のようなものがあり、多くの人をひきつけ、同時にモテまくっていた。
 そんな風間に対し、相沢は「抱かれて捨てられるぐらいなら、一生告白しないし、恋人関係にはならない」と決めていて。
 一度だけ、卒業を間近に控えた風間が、「卒…

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破滅の爪痕 小説

義月粧子  須賀邦彦 

ちょっと残念

ご本人もあとがきに描かれてましたが、義月さんにしては珍しく、攻めが受けにぞっこん惚れてるお話でした。
受けのほうは美人のツンデレタイプです。

悪くはないんですが、他のレビュアーさんの言ってる通り、盛り上がりには欠ける話だったかなと思いました。
好きな義月小説を読んでるときの、心の奥底からせりあがってくるようなもどかしさや切なさを感じなかったです。
着流しの飄々とした攻めにヤクザ稼業をやってる美人…

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オーナー指定の予約席 小説

  須賀邦彦 

これ、結構好きかもw

この本の1行目、「倉持久哉には、捨てられ癖がある。」
正直、これだけでも結構、自分に合いそうだなと思えて。
読み進めると、その久哉の性格がとにかく好きなタイプ。
母親との関係性が一種のトラウマのようになっていて。
どんなに幸福な瞬間があっても、いつか捨てられる、そう思わずにいられない久哉。
目の前の幸せよりも先々の不安の方が大きくて。
そんな久哉が片想いしているのが勤め先のオーナーであ…

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恋に落ちる記憶 小説

義月粧子  須賀邦彦 

いつものパターン来るかーと思ったら

義月さんの攻っていつも酷いヤツでムッキーってなる事が多いんですが、これもいつそうなるんだろうってドキドキしてたんですが、一瞬暴言を吐いただけで普通に優しい人でした。
暴言もまあ勢いみたいなもんだったし、後でちゃんと理由も述べてたので他の攻達に比べれば何という普通の攻!!

その代わりというか、今回は受がちょっと変わったタイプです。
可愛いです、25歳だけどちょっと乙女です、妄想癖もあります…

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運命を統べるとき 小説

義月粧子  須賀邦彦 

話が解りづらい

『運命を喰らうとき』の続編。
SF設定なんですが、前作に引き続いて世界観が説明不足で、ストーリーに入り込みづらかったです。
「物語の吸引力とするために謎にしておく部分」と「最初にきちんと説明しておいたほうがいい部分」をきちんと絞れてない感じ。
視点がバラバラするのは相変わらずの義月粧子さんな文体で、お話そのものが面白いときはあまり気にならないんですが、このお話ではそれが完全にマイナスとなってました…

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ダイアモンドは傷つかない 小説

松岡なつき  須賀邦彦 

外国人がどうも苦手だなァ

ストーリー的には面白かったんですが、私の苦手のせいで楽しみきることができなかった感じ。
作品にもよりますが、外国人×外国人というカップルで、私は基本的に外国人が苦手(ていうか横文字の名前が苦手)なんですが、受けも攻めも両方となると更に苦手だなァ…と。
日本人同士のカップルも脇にいるんですが、メインじゃないしね。

ダイアモンドを巡る商売の話です。
国際シンジケートのドン(受け)と、産出国の代表者(…

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ROCK NOBLE コミック

須賀邦彦 

バンド物ー

メイン2人は同じ学校の先輩後輩で恋人同士で、別のインディーズロックバンドに参加してます。
もっそい疎いんでよく分かってないんですが化粧バリバリしてるので多分ビジュアル系とかそういうのになるのかな?
すんません、よく分かってないです。

とりあえず桂一はボーカリストとして、薊はギターリストとして才能はあるっぽです。
桂一がちょっとつかみ所ない性格してます、学校ではダサ眼鏡の事もあれば教師に…

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君の瞳に映る恋人 コミック

須賀邦彦 

パッキンと黒髪

田中家にホームステイにやってきた学生クリス[攻]と田中家の息子晃至[受]の仲は最初は微妙。
最初の出会いで初っぱなからキスされた晃至は暫く彼とは距離を置いています。
その距離が一気に縮まったのが男子バレーでの試合。
相手の反則攻撃にはやる晃至を、なだめるクリス。
試合で負傷した晃至をクリスは背負って家へと帰ります。
クリスは外人ですが、晃至との体格差はさほど無く、似た身長の黒髪生徒学生服…

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オーナー指定の予約席 小説

  須賀邦彦 

甘やかし攻

帯『初めから実らない恋ならせめて貴方の傍にいたい-』

母親に捨てられ続けた生い立ちから、捨てられ癖が付いてしまっている久哉[受]が健気に年上オーナーと恋愛するお話です。
あくまで鳴瀬[攻]の身代わりとして、自分の為にではなく鳴瀬の為を思いやる久哉は実に健気。
そしてまたそんな久哉を鳴瀬は恋人の様に甘く扱います。
それに酔いながらも自分は身代わりだからと戒めるとことか健気だー。
でも実…

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青の世界 下 コミック

須賀邦彦 

朔耶くんって名前からして好き。

上巻からの登場人物の「つながり」がようやく見えてきた感じです。
上巻での朔耶くんの登場の仕方がハニャ?って感じで結構ミステリアスだったんですが、この巻ではナカナカいい味だしてます。

私としてはもう少し事件の追求をしてサスペンスな感じもほしかったなー。
あと、先生。 個人的に先生のこれからの人生がすっごい気になる。笑

同時収録の La Vita Dolce もナカナカ良かったです。

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