神奈木智さんのレビュー一覧

ハニービート 小説

神奈木智  麻々原絵里依 

こっちを向いてよハニー☆

ボディーガードさんのお話です。
保護者と被保護者とかではなく、保護者と保護者のカプです☆
無邪気な感じのユンの言葉がとにかくキュンキュンきましたね…
それにしても、タイトルですよ。
もっと他にもいろいろ有っただろうに、敢えてこの…花ちゃんが怒りだしそうな言葉でっていうのが。
プライドが高くて神経質入っちゃってる感じの花ちゃんと、自由なユン…っていう組み合わせ、
BL界では結構王道な性格…

1

キレイな鼓動 小説

神奈木智  霧ヶ峰梨沙 

受け受けしくない男らしい受け

神奈木智さんの初期作品ということで、読んでみました。
攻めがヤクザといっても、ヤクザメインな物語ではなく、立場も年齢も違う二人の恋愛がメインです。
受けが受け受けしくなく、度胸もあって顔もよく身長はそれなりで、最初は攻めかと思っていたぐらいしっかりしています。
つまりは、それだけ攻めがヘタレていると言う事です。
攻めが女と関係を持つ描写があるので、苦手な方はご注意。

下っ端ヤクザ・笹…

2

群青に仇花の咲く 小説

神奈木智  穂波ゆきね 

遊郭もの嫌いの私でもこれはいいと思った

実は遊郭ものって私が苦手なジャンルのひとつなのですが(セックスワークという行為をめぐって友人たちがあーでもない・こーでもないとケンカ状態に陥っている)、その私が読んでもこれはいいなと率直に思える作品ではございました。

花魁に「なる」ということと「させられる」の絶妙な違いを神奈木さんはさらっとしたタッチで描き切り(主人公佳雨は前者である)、そして「凛とした花」のようないでたちにはほかの数多ある…

3

その指だけが知っている コミック

神奈木智  小田切ほたる 

指輪で結ばれる恋

小説「その指だけが知っている」原作の漫画です。
この作品は結構昔の物なのですが、
「裏切りは僕の名前を知っている」で小田切先生を知ってから、手に取った作品。

小田切先生は昔も絵が綺麗ですね。
後、表現の仕方が上手い。
原作のイメージを壊さず、かつ、より良い漫画に変える。
お互いの心情が良く分かります。

この作品は、指輪で結ばれる恋の話。
きっと、運命なんでしょうね、こういう…

1

その指だけが知っている コミック

神奈木智  小田切ほたる 

これこそ最高!!最強!!笑

この作品は「その指だけが知っている」の小説をもとにした漫画です。
私は内容も作画もよくないと見れない人という厄介な奴なんですが、この作品は全部が大当たり!でしたあああ!!w


すべてにおいて秀でており、学園一の優等生である 架月裕壱。
可愛らしい容姿で元気でまっすぐな性格の 藤井渉。

2人の出会いは指輪の取り違いによって起こります。しかし、なぜか架月は渉には超イジワルで口は悪いし…

4

凛! -RIN-(2) コミック

神奈木智  穂波ゆきね 

淡々と、強く在る

この巻は新章の始まりであると同時に波乱の巻でも
あります。
桂を廻る恋の鞘当にしてもそうなのですが、それに加え
桂に八つ当たりをする後輩の登場もあります。
八つ当たり?ええ、八つ当たりです。
その後輩君は自分の力で自分に勝とうとしてませんから。
強い誰かに自分を重ねて勝ったつもりになりたがっている
だけですから。
そう言う状況に揉まれながら背筋を伸ばして強く在ろうと
願い、強くな…

3

凛! -RIN- コミック

神奈木智  穂波ゆきね 

静かな水面の様に

実は、本作を評者は敢えて遠ざけていました。

偶然の一致なのだと思いますが、緊張を解きほぐす為の抱擁、
と言う一挿話を他の穂波さん作画作品で先行して観ていた為
冷静に味わえるかどうか猶予が欲しかったのです。
これはきっと偶然の悪戯でしょう。細かい設定は違いますし。
そう言う訳で、味わってみる踏ん切りがつきました。

恋心を自覚してから、その恋心に恥じない様に強く在ろうとする
桂の…

7

凛! -RIN-(3) コミック

神奈木智  穂波ゆきね 

水面は時に静かに在りて

シリーズ最終巻となりました。
普通の作品なら甘い空気に惰性で流されそうな設定も
桂、草、そして恋敵の香一の人としての成長譚が軸に
ある為、軽快ながら実に歯応えのある物語に仕上がって
います。桂は二巻に登場した八つ当たり後輩を人間と
しての実力で黙らせましたしね。
番外編が同時収録であるとは言うものの、これは実質
第十話であると考えて差し支えないでしょう。
ここで最後?の一波乱として…

4

オーナーシェフの内緒の道楽 小説

神奈木智  新藤まゆり 

保護者から恋人へ・・・

ローマの有名リストランテでシェフを務め、男手ひとつで旬を育てていた父が亡くなって、旬は13歳の時、父の弟子の亮二(当時25歳)に引き取られた。
その後、亮二に密かに恋心を抱くようになる旬。
「家族」の絆が崩れるのが怖くて告白はできずにいるが、スキンシップ過剰で過保護な亮二は旬の気も知らずに触れてきて、時には意味ありげにからかったりする。
自分が爆発しないうちに・・・と一人暮らしを企てる旬だが…

4

世界は僕らのために(1) コミック

神奈木智  桃月はるか 

美少年だらけのギムナジウム!

桃月さんの絵は、消えてしまいそうなほど線が細い。
それが目に見えない空気までも描いている様でとってもキレイ。
ページをめくると一瞬「少女漫画?」と錯覚してしまうような色使い。
とっても雰囲気がいいです。

欧州のとある小国フェルナンデ皇国の国立ガレンシア学院。
その名門校へ交換留学生として来た日本人、椿 薄荷。
薄荷は転校初日に、アストリッド皇子と出会う。
アストリッドは皇子ゆえに…

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