神奈木智さんのレビュー一覧

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“藍”と“愛”は遥以外の何者でもない

アンソロですが、ミチさんがお目当てだったので
『藍より甘く』の番外編、『クラッシュド・ブルー』のみで失礼致します。

上司の代理で向かった九州出張。
無事商談もまとまり、
最後は取引先会長のご自宅でのガーデンパーティに出席する入江です。
庭の片隅に見つけた“忘れな草”で遥を想い、
会長に「季語は“藍微塵”だ」と教えられる。
声を掛けられた時に力の加減で摘んでしまったそれを
ハン…

3

チンピラ犬とヤクザ猫 小説

神奈木智  三池ろむこ 

犬に懐かれた猫

ヤクザといっても、構成員30人程度の小さなシマをまかされた組。
頭は武闘派に似合わずキレイな顔をした(それがコンプレックス)藤波。
彼が怪我をしたことで救ってくれた敵対する組の構成員でもないチンピラの陽太に好かれて、すっかりペースを見だされた藤波が紆余曲折を経て彼を側に置くことになるというお話でもあり、陽太がフラフラして決め切れなかった道について決断する物語。

この陽太、何で24歳になる…

2

守護者がめざめる逢魔が時 小説

神奈木智  みずかねりょう 

ものすごいツボですvvvvv

霊能者の話でラブよりストーリーの進行に重点を置いたためかラブ要素は低いです。
何より霊能者の話なのでファンタジー&ミステリー好きにはたまりません。
っていうか軽度の中二病を満足させてくれる作品ですvvv
作中でマンガに出てきたという呪文(?)を唱えてみたり(また、これが霊能者が唱えるので成功してしまうvv)、主人公の弟がかなりのチートだったり、でも主人公のかなりの最強設定だったりと私の中二病…

5

チンピラ犬とヤクザ猫 小説

神奈木智  三池ろむこ 

恋で駄犬が変わる!

「チンピラ犬とヤクザ猫」なんとも心惹かれるタイトル、好きな動物が二匹も!!
そして読み始めて見れば、ヤクザ猫と言うよりも見た目は高貴な美形猫でも、
その実態は牙を磨き続けている野生の獣のイメージの受け様でした。

対する攻め様と言えば、24才にもなってなんの目的も無くチンピラになっている、
それも組から盃を貰うようなものでもなく、チンピラ以下の雑用をしてる体たらくぶり。
基本暴力が嫌い…

1

やさしく殺して、僕の心を。 コミック

神奈木智  鈴倉温 

透明感と爽やかさを感じる綺麗な絵でした

原作のことは全く知らないので純粋にコミックのみに対する評価になると思いますが、
内容は内容で良いし、絵は絵で綺麗で良かったんですが、お互いが噛み合っていない印象を受けました。
違和感を上げるとすると『ジゴロ』や『ヤクザ』という雰囲気が絵から感じられないことが残念でした。ぱっと見た感じは「リーマン」×「大学生」に見えました。

例えば『ジゴロ』という言い方をもっと軽くて若い子っぽい言い方に変…

1

災厄は僕を好きすぎる(3) コミック

二宮悦巳  神奈木智 

「二人で同じ運命を」

3巻のメインはやはり、
一条と育実がなぜこんな災厄に見舞われなくてはならないのかという
ご先祖様のお話です。
幼い頃出会った二人は、まるでロミオとジュリエットのよう。
お互いがお互いを想う故の言動が胸に沁みます。

これまで少ししか出なかった謎の見届け人、
数学の久遠寺と謎の小学生(見た目は)。
この度もちょっとですけどもアクセントになってて憎めない。
彼らもきっと一条と育実に情…

2

災厄は僕を好きすぎる(2) コミック

二宮悦巳  神奈木智 

新キャラ登場!

事情を母親から内密に聞いて、
増々育実を守りたいと強く決意する和にぃに
敵対心をいだく一条、というのがのっけから美味しすぎる!!
「もし おまえが一人で背負いきれなくなったら
必ず俺を思い出せ いいな?」と言う和にぃ、
抱えている事を無理矢理聞き出そうとせず
見守る姿勢がね!!いやぁ、懐広いわ。愛のなせる業!!

一条は相変わらずの強引っぷりで
ひたすら育実に「怪我をするな」と言…

2

災厄は僕を好きすぎる(1) コミック

二宮悦巳  神奈木智 

避けられない運命

購入当時はサラーッと読んでしまったのですが
久々に読み返したらこの面白い事!!!
現実的ではないお話ってどこか無理があるんじゃないかなと
思わないでもないんですが
いやいやいや、男同士の“運命共同体”だなんて
萌える以外の何がありましょうか!!w
でも期間限定……。それがまた切なくなりそうな。

全く愛想の無い転校生に不躾に「怪我をするな」って言われても
勿論ピンとなんて来ないし…

1

災厄は僕を好きすぎる(3) コミック

二宮悦巳  神奈木智 

先祖の過去が明らかになる

シリーズ3作目、前作で、いよいよ千隼の祖父に先祖の話を聞きに来ている育実。
そして明かされる先祖の過去、12の災厄が何故降りかかるようになったのか、
千隼と育実の先祖達がどうやって知合い、二人になのが起こったのか解る今回の作品。

謎に満ちた宝績となにか関係のあるようなキャラの素性は未だに不明ながらも
味方なのか敵なのかそれすらも解らないけれど、100年前の先祖二人を見ていた事は
解る…

2

あの月まで届いたら 小説

神奈木智  しのだまさき 

お騒がせなあの子が登場

「今宵の月のように」シリーズの完結編とでも言うべき作品で、
「噓つきな満月」のスピンオフになる作品の文庫化再販本です。
シリーズの中では「小泉館」の4兄弟よりも意外に好きだったりするのです。
ヘタレで優しいいい人の攻め様と、身体から棘が出ているのではと思える受け様、
でもそうかと思えば捨てられた子猫みたいな様子も見せる、「噓つきな満月」で
お騒がせキャラとして登場した受け様が主役、それに…

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