神楽日夏さんのレビュー一覧

身代わり花嫁の誓約 小説

神楽日夏  壱也 

なぜ身代わりにするのかな

身代わり花嫁ものですが、読んでると何故異国の姫の身代わりをしなければ
ならないのか主役ふたりの関係を考えるとイマイチ納得出来ない流れでした。

内容は、代々主従関係にある家同士で幼馴染でもある威仁と珠里が攻め受けですが、
5歳離れた珠里は、一足先に独り立ちして海外のクーデターが頻発している国で
支社の代表をしている主筋の威仁の無事の帰りを待っている。
まだ学生で威仁のために働けないもど…

3

身代わり花嫁の誓約 小説

神楽日夏  壱也 

幼馴染みで主従で身代わりで・・・

と、何かと盛りだくさんな設定でした。

元大名で元華族の子孫と家臣で忍者の子孫の、幼馴染みで主従かつ身代わり花嫁・・・なんですが、和の雰囲気で進むのかと思っていたら(大名と忍者の子孫だからね~)なぜかいきなり『アラブ』風味?←『アラブもの』ってわけじゃないですよ。まあ、名前だけですがアルハラード(ローズキー文庫のアラブものシリーズの舞台)』が出て来たりしてるけど。

警備会社の跡取りの珠…

6

皇帝と盗賊 小説

神楽日夏  雪路凹子 

イラストはかなりいいが……。

最近のプラチナ文庫、何がやりたいのかよくわからん作品が増えた気がするの自分だけ?
一応、3P入りファンタジー系作品という位置づけになろうかとは思うが、
正直なところ、神視点で描ききる力がある文章には思えない…。

よく言えば淡泊、悪く言うと説明書きの羅列みたいな文章が連綿と続くのは
自分的には拷問レベルでした~。
新しい事実が出てくるたびに、ショートコメント的な文章が
出てくるのもな…

5

皇帝と盗賊 小説

神楽日夏  雪路凹子 

3Pならではのエロ感は薄い

ファンタジー要素のある双子攻めが登場する3Pもので受けになる皇帝シエラは
代々異質な外見と身体的には女性でも男性でも無い生を持って生まれる設定。
シエラの外見は黄金色で、瞳もまつ毛も金ピカで次期皇帝と決まっている。
皇帝と言っても神に祈ることを主にした象徴的なもので、新しい皇帝が生まれるまでは
不死に近い状態だが、次代が生まれると急速に衰えていくようです。

シエラはそんな次代様で、次…

7

皇帝と盗賊 小説

神楽日夏  雪路凹子 

神さまは気まぐれで我儘で人間くさい、ギリシア神話風

ダイレクトな題名に、イラストが今注目の耽美調作家の雪路凹子さん描くところの眼帯の双子と銀色の髪の麗人。
この麗人=皇帝が、両性具有の設定ですので、思わず雰囲気といいあの「アレキサンドライト」的な耽美エロエロ3Pを予想してしまうのですが、、、違いました!
あくまでもエロに重点ではなく、両性具有もさほど気にならない程の中性的描写であり、物語性に重点を置いた作者さんらしいお話となっていたのではないで…

11

偽りの歌姫 小説

神楽日夏  カズアキ 

歌姫と王族のお話。

アラブもの、というのは実はあまり得意なジャンルでは無いのですが神楽先生のはこのシリーズだけはアラブアラブしていなくて、すんなりと読めました。

受けの来歌は婚外子である事が理由に日本では歌えない。
父も母も有名人過ぎたし、何よりそれぞれ家庭がある。来歌の存在がバレれば大スキャンダル。
普段ならこの設定だけでお腹いっぱいもういいよ、となってしまうんですが、神楽先生のこのシリーズはそういう少々…

2

巫女姫の結末 番外編総集編 真珠 小説

神楽日夏 

番外編集。

商業誌『巫女姫の結末』の番外編同人誌(総集編)です。

本編からして、設定の割にあまあま・イチャラブなんですが、こちらはそれに輪を掛けたベタ甘新婚さんのらぶらぶ日常に時々切ないSS集です。


1編目『灼熱の甘い果実』

暑い夏の日、西瓜を食べる新婚バカップルです。


2編目『嵐が来るよ』

嵐の訪れに、かつて『巫女姫』として閉じ込められていて、嵐がすべてを壊して終わりが…

1

巫女姫の結末 小説

神楽日夏  佐々成美 

甘~いお伽噺。

神楽さんのデビューノベルズです。元は同人誌で出された作品のようですね。

こちらは、読む前にあらすじからイメージしていたよりずっと甘くて可愛いストーリーでした。
あとがきで作家さんも言われていましたが、もうこれは『巫女もの』というより『新婚(花嫁)もの』だと思う。

正直なところ、勲(攻)がもっと不遜で強引・傲慢な俺様(←ものすごくキライなんです)かと思って何も期待してなかったんで…

1

その血は夜を惑わせる 小説

神楽日夏  笠井あゆみ 

バンパイアなんだけど少し違うイメージ

バンパイアものなのですが、一般的にBLでよく見かける吸血鬼とは少しイメージが
違うように感じます、それに裏切り者が出てくるのですが、それも吸血鬼と野犬の
凶暴化したものを足したようなイメージです。

主役の聖弥はたった一人の家族だった妹を亡くし失意の中にいて、残された物は
誰も住んでいない家を妹の入院治療でかかった二十歳の聖弥にとっては大きな借金。
それでも高校卒業から友人の兄に直々に…

6

その血は夜を惑わせる 小説

神楽日夏  笠井あゆみ 

超絶美形の攻め登場☆

神楽日夏さん初花丸は、ファンタジーものでした。
今回、多分自分の萌えツボからはかけ離れた主人公(受け)なのですが、ファンタジーということで、この話が醸し出す全体の雰囲気自体に夢をもらったというか、どういうわけかロマンチックな感じのものって超苦手なのに、この話の場合は何だかドキワクしてしまったのです。
この作家さんの作品って少し温度が低めなのだと思うのですが、確かに本作もそうですがエッチシーンの…

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