真崎ひかるさんのレビュー一覧

もふもふ狼王の寵愛花嫁 小説

真崎ひかる  明神翼 

いつも惜しい

萌える要素はたくさんあるはずのもふもふ物なのに、今回もあっさり風味で呆気なく読み終わりました。
これってレーベルの特徴でしょうか?


ただ前作の攻めとは違ってこちらの蒼月には好感が持てましたし、受けの花楓も前向きな良い子でした。

不満を挙げるならば確信に触れないままに、ごまかし躱しながら進んだお話にだと思います。
最後に明かされる真実に目新しさも驚く事も無くて、長々と引っ張って置…

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さよならは言わせない 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

隠せない想い

真崎先生なので安心して購入。王道中の王道と感じましたが、今の気分的に良かったみたいで萌2よりの萌にしました。先生のあとがきによると「前世紀風昼メロ」。ぴったりです。意地っ張り、強がり受けがお好きな方でしたら良いのではと思ったお話、本編260P超+後日談13P+あとがき。

終電近くの繁華街で、予定していた用事が無くなって手持無沙汰になった夏芽(なつめ)。3対1で絡まれている人を見かけ、八つ当た…

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金色の花に永久の約束 小説

真崎ひかる  金ひかる 

金木犀の香る季節に

金木犀、今年はあっという間に散ってしまいましたね……。
もうちょっと金木犀の季節を楽しみたくて、この本を手にとってみました。

冒頭、不幸な出来事で死に別れた恋人たちの姿が描かれ、そして現在……という流れなので、早い段階で輪廻転成ものだとわかります。

私、勝手に冒頭の出来事は明治・大正くらいの昔だと思い込んでた。
いくら田舎とはいえ、身分差ばりばりで、封建的な様子にいくらなんでも平成…

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もふもふ狼王の寵愛花嫁 小説

真崎ひかる  明神翼 

惣領が望んだ花嫁は

今回は山犬族の頭領と彼に花嫁に指定された青年のお話です。

姉に代わりに嫁いだ受様が攻様と名実ともに夫婦となるまでと
ラブラブな後日談短編を収録。

この世界は純人に純獣、混合種の3種族で成り立っています。
山の麓に住む民は純人、山の奥に住む山の民は神域に住むと
言われる狼の神様によく似た山犬の混合種と言われています。

受様は7つの時に子供には禁止されている
収穫祭の本祭事…

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22小編

小説は全て3段組です。コミックは未読のものが多く、申し訳ありませんが
コメントできないものあります。以下長文失礼いたします。

1.安曇ひかる先生「純情タヌキ、恋に溺れる」番外編「純情タヌキ、お仕置きされる」8P
 季史と鼓太郎が温泉へ旅行に行くお話+温泉エッチ話。

2.伊郷ルウ先生「王子様と愛され初恋二重奏」番外編「王子様と永遠の二重奏」8P
 本編未読。お風呂エッチ話。

5

雪花の檻に囚われ 小説

真崎ひかる  あおぎり尊 

閉ざされた雪の世界の中で

2006年刊。
あらすじに惹かれて電子書籍にて購入、幸いにも挿絵付きだった。
日露戦争時代を背景にしたロシア兵×日本人という事にはなっているが、攻めのミハイルは屋敷に幽閉されている身なので、ホントは軍人とは言い難いかな。
だけど、敵対した者同士となるとロミジュリ的な萌えが出てくる。
また、ロシアの地で一面の銀世界といった情景は静寂な雰囲気を想像できるし、ロマンチックな気分に浸れる。

1

恋でなくても 小説

真崎ひかる  奈良千春 

素直じゃない二人が、素直になるまでの話

 杉原朋久が秘書として仕える保科義宗は、切れ者として評判の会社社長である。
 けれど、高校時代から付き合いのある杉原の前では、ただのだらしないシベリアンハスキー。
 女と付き合っては別れ、そして慰めてもらいに杉原の前に現れる……

 という腐れ縁話。
 杉原は健気で一生懸命。
 義宗も別の意味では健気で一生懸命。

 お互いちょっとずつ歩み寄れればこんなにこじらすこともなかったので…

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幼妻はコスプレメイド 小説

真崎ひかる  Ciel 

タイトルよりはちょっと堅めのお話

 生活力皆無のダメ父親と暮らす未来は、叔父の経営するメイドキャバクラで働いている。
 普段の仕事は、ウエイターだが、生活費が足りないときだけ、時給が高いメイドとして接客をしている。
 ある夜、メイド姿でのチラシ配り中に、タチの悪いチンピラに絡まれてしまう。誰もが見て見ぬ振りをする中、助けの手を差し伸べてくれたのは、チンピラより何倍もヤバそうな黒ずくめの強面男だった。その男はどういうわけだか、未…

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人はそんなに急に変われない

またしても言葉足らずで紅茶を淹れてくれた銀花に誤解を与えてしまっていた貴仁でした。

独占欲でルークにヤキモチを焼く前に、銀花をデロデロに甘やかして欲しかったです。

それでも今回のお話では貴仁の届かなかった手紙から、銀花への切ないまでの思いが伝わって来たので良かったです。

銀花の事が好きで好きでしょうがないのが伝わって来ました。

ただ気になってしまったのが、相変わらずな銀花の…

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もふもふ遊郭の初夜花嫁 小説

真崎ひかる  明神翼 

攻めが好きになれるかで印象の変わる作品

とても楽しみにしていた作品でしたが、どうしても攻めの貴仁が好きになれませんでした。

貴仁と銀花のすれ違いの切なさを書きたかったのだと思いますが、父親の楼主に踊らされ過ぎてて銀花への態度が余りにも酷すぎました。銀花を疑う前に何故あんなに怪しい父親を疑わないのかと疑問に思いました。

また楼主の言いつけを守って遠慮して貴仁に何も言えない銀花にもイライラしてしまいました。

貴仁の学友とし…

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