真崎ひかるさんのレビュー一覧

さよならは言わせない 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

大切な人だからこそ

今回は大病院の跡取りの研修医と素行のよくない高校生のお話です。

攻様を助けた事で知り合った受様が別れを経て再び心を繋ぐまで
と恋人になってからの後日談を収録。

受様はあまり素行がいいとは言えない高校生です。
今夜も呼び出しを受けて終電間近の繁華街に出向きますが
ドタキャンされて仕方なく帰りかけたところで
ガラの悪い男達に囲まれている男性を見つけ、
ドタキャンの八つ当たりを兼ね…

2

賢神×恋神 小説

真崎ひかる  みずかねりょう 

ムッツリ×純情

数ある神×神シリーズ。
どれから読んでも問題なさそうなので、初心で純情な受けが遊び人だと勘違いされるこちらをチョイス。
真崎先生の文章読みやすい~

うん、攻めのせいで傷つく受け大好き。
第3者相手だとあまりそそらないけど、攻めなら刺さります。
傍若無人な扱いをされても、攻めのことが大好きな受けです。

小さなころ赤い糸で結ばれた人のために『いい男なる』という誓いを持って育ち、成し…

0

さよならは言わせない 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

お人好しと甘え下手の再会

2020年刊、電子書籍にて購入。
やっぱ挿絵付きっていいねぇ…

二人が知り合ったきっかけとして、複数のチンピラに絡まれ、たかられそうになっていた鼎(カナエ)を夏芽が助けた事から始まる。
小柄なのに元気な夏芽に先に惹かれたのはカナエのほうだった。
彼が頑張って夏芽と会う機会を作って食事を共にしようとする様子は、執着とまではいかなくとも何だか頼りなく大人げない。
しかし夏芽はカナエは年上…

3

もふもふ狼王の寵愛花嫁 小説

真崎ひかる  明神翼 

いつも惜しい

萌える要素はたくさんあるはずのもふもふ物なのに、今回もあっさり風味で呆気なく読み終わりました。
これってレーベルの特徴でしょうか?


ただ前作の攻めとは違ってこちらの蒼月には好感が持てましたし、受けの花楓も前向きな良い子でした。

不満を挙げるならば確信に触れないままに、ごまかし躱しながら進んだお話にだと思います。
最後に明かされる真実に目新しさも驚く事も無くて、長々と引っ張って置…

1

さよならは言わせない 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

隠せない想い

真崎先生なので安心して購入。王道中の王道と感じましたが、今の気分的に良かったみたいで萌2よりの萌にしました。先生のあとがきによると「前世紀風昼メロ」。ぴったりです。意地っ張り、強がり受けがお好きな方でしたら良いのではと思ったお話、本編260P超+後日談13P+あとがき。

終電近くの繁華街で、予定していた用事が無くなって手持無沙汰になった夏芽(なつめ)。3対1で絡まれている人を見かけ、八つ当た…

3

金色の花に永久の約束 小説

真崎ひかる  金ひかる 

金木犀の香る季節に

金木犀、今年はあっという間に散ってしまいましたね……。
もうちょっと金木犀の季節を楽しみたくて、この本を手にとってみました。

冒頭、不幸な出来事で死に別れた恋人たちの姿が描かれ、そして現在……という流れなので、早い段階で輪廻転成ものだとわかります。

私、勝手に冒頭の出来事は明治・大正くらいの昔だと思い込んでた。
いくら田舎とはいえ、身分差ばりばりで、封建的な様子にいくらなんでも平成…

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もふもふ狼王の寵愛花嫁 小説

真崎ひかる  明神翼 

惣領が望んだ花嫁は

今回は山犬族の頭領と彼に花嫁に指定された青年のお話です。

姉に代わりに嫁いだ受様が攻様と名実ともに夫婦となるまでと
ラブラブな後日談短編を収録。

この世界は純人に純獣、混合種の3種族で成り立っています。
山の麓に住む民は純人、山の奥に住む山の民は神域に住むと
言われる狼の神様によく似た山犬の混合種と言われています。

受様は7つの時に子供には禁止されている
収穫祭の本祭事…

1

ルチルレーベル創刊23周年&ルチル文庫創刊14周年記念小冊子 グッズ

22小編

小説は全て3段組です。コミックは未読のものが多く、申し訳ありませんが
コメントできないものあります。以下長文失礼いたします。

1.安曇ひかる先生「純情タヌキ、恋に溺れる」番外編「純情タヌキ、お仕置きされる」8P
 季史と鼓太郎が温泉へ旅行に行くお話+温泉エッチ話。

2.伊郷ルウ先生「王子様と愛され初恋二重奏」番外編「王子様と永遠の二重奏」8P
 本編未読。お風呂エッチ話。

5

雪花の檻に囚われ 小説

真崎ひかる  あおぎり尊 

閉ざされた雪の世界の中で

2006年刊。
あらすじに惹かれて電子書籍にて購入、幸いにも挿絵付きだった。
日露戦争時代を背景にしたロシア兵×日本人という事にはなっているが、攻めのミハイルは屋敷に幽閉されている身なので、ホントは軍人とは言い難いかな。
だけど、敵対した者同士となるとロミジュリ的な萌えが出てくる。
また、ロシアの地で一面の銀世界といった情景は静寂な雰囲気を想像できるし、ロマンチックな気分に浸れる。

1

恋でなくても 小説

真崎ひかる  奈良千春 

素直じゃない二人が、素直になるまでの話

 杉原朋久が秘書として仕える保科義宗は、切れ者として評判の会社社長である。
 けれど、高校時代から付き合いのある杉原の前では、ただのだらしないシベリアンハスキー。
 女と付き合っては別れ、そして慰めてもらいに杉原の前に現れる……

 という腐れ縁話。
 杉原は健気で一生懸命。
 義宗も別の意味では健気で一生懸命。

 お互いちょっとずつ歩み寄れればこんなにこじらすこともなかったので…

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