真崎ひかるさんのレビュー一覧

朧月夜に、あいたい。 小説

真崎ひかる  宝井理人 

このギャップはどうも・・・

広重(攻)と啓杜(受)はかなりの年の差なのに、あんまりそういう気がしなかったんですよ。広重が浮世離れしてて、年齢以外は『大人』って感じじゃないから?

しかしなんといっても、広重がほんわか天然かと思っていたら、まさかのドSだったという。『鬼畜・S攻』キライなんですが、まあこれは何とか・・・煙に巻かれたような感じです。でも、脳内妄想炸裂だけでとどまった方がよかったと思ってしまったんですよね。妄想…

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孤高のラブリー~もふもふするがいい~ 小説

真崎ひかる  桜城やや 

『するがいい』に惑わされた~。

真崎さんのもふもふシリーズ3作目ですね。正直なところ、私は前2作はあまり好きではなかったんですよ。もともと『もふもふ』が特別好きってわけでもないので(避けるほどキライでもないですが)。

だからこれも、読むのをちょっと迷ったんですが、真崎さんはよっぽどでないと読む作家さんなので、まあ一応は、と手に取りました。
結果的にはよかったですよ、シリーズではいちばん好きです。とにかくハクト(受)です…

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ホタルノカタコイ 小説

真崎ひかる  小椋ムク 

逃げるな、攻!

大変、真崎さんらしい作品だな~と思いました。かなり好きです。

過去の因縁ともいうべき事柄は、読み手にはまあ早くから想像はつくんですが、それが2人の関係には非常に大きな障壁となるんですね(実際、あっさり流せるようなことではないですしね)。

夏樹(受)は健気なんですが、それだけじゃなくて、結構自分から動くんですよ。ぐるぐるもするけど、ただ待ってるだけではないんです。一生懸命でいい子でし…

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有明月に、おねがい。 小説

真崎ひかる  宝井理人 

天然の強み。

『朧月夜に、あいたい』のスピンオフですね。私はこちらの方が好きです。

侑里(受)が可愛かったですね。なんというか外国の田舎でいわば隔絶されて育ったため、ありえないくらい天然で世間知らずなんですよ。背景を知らなきゃただの不思議ちゃん?

天然ゆえの怖いものなしで、叔父である眞澄(攻)を悩ませるんですが、眞澄の『侑里は甥で・・・』という葛藤は当然のものだと思うので、そこはあっさりスルーさ…

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目を閉じて触れて 小説

真崎ひかる  三池ろむこ 

兄がぁぁぁ・・・!

永渡(攻)はちょっと言葉が足りないというか、わかりにくい人ではありましたが、別に悪くはないです。志央(受)も、大人し過ぎず、イマドキの高校生(最初は中学生でしたが)って感じで可愛くてよかったです。
この2人のCPは、まあ物足りない部分はあっても、結構好きなんですよ。

しかし、兄が・・・兄が・・・なんでいきなりこうなるの!と驚愕。
でも、兄のこれって恋愛感情なんでしょうか?というよりも、…

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君主サマに全戦全敗 小説

真崎ひかる  蓮川愛 

勝つのはどっちだ?

シリーズ4作目で、藤村×斗貴篇の3作目、2年ぶりの続編になります。
はっきり言って続編があるとは思っていなかった(笑)
体育会系のノリで、無人島みたいな場所でのSDの養成所施設での教官と生徒の
戦うラブストーリー&友情物語みたいなお話なんですよね。
今回のお話は、思いが伝わりあって一応恋人同士みたいになった二人のその後編。

斗貴が2年間の訓練を終えていよいよ卒業して訓練所を出る事にな…

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禁忌の報謝 小説

真崎ひかる  稲荷家房之介 

簡単すぎませんか!?

あまりにもすべてが簡単に行き過ぎて、ちょっと物足りませんでしたね。設定は悪くないと思うんですが。
真崎さんは好きだし、そもそも『ドロドロ』が持ち味の作家さんではありませんので、ほのぼの・甘めのトーンなのはまあいいんですが、それにしても浅すぎだと思ってしまいました。

脱出した時は、『え、こんなもの?』とえらくあっさり逃げ出せたな~と拍子抜けし、その後の神社へ行くエピソードでは、『ここで(追っ…

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誘惑プラシーボ 小説

真崎ひかる  三池ろむこ 

なんとも半端でした。

真崎さんは好きだし、設定もいいと思うのに、意外なくらい面白いとは思えませんでした。結構楽しみにしてたぶん、がっかりも大きかったんです。

これ、いっそ思いっきりギャグというくらいのコメディにしてしまった方がよかったんじゃないでしょうか。あるいは、体毛が薄いのが実月(受)のコンプレックスになるのはよくわかるし、その悩みに焦点を当ててシリアスタッチに描くなら、佐伯(攻)が実月の悩みを利用するような…

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HoneyTimeは夜明けまで 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

くだらねぇ!でも面白かった!

真崎さんの作風って、ものすごく幅広いですよね。いや、良くも悪くもなんですが。これは、その中ではかな~り崖っぷちです。ひとことで言えば、これ以上ないくらいの『アホアホコメディ』でしょうか。このノリについて行けないという方は多そうですね。

もうなんというか、いわゆる『萌ネタ』をこれでもか!と詰め込んだような作品なんですよ。裸エプロン・コスプレ(セーラー服)・やっぱりTバックとかかな?(Tバックは…

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その手で咲かせて 小説

真崎ひかる  木下けい子 

かわいい!

帯に「一番シンプルな言葉で言わせていただくと、あなたが好きなんです」とあり
あぁ、きっとこの話かわいいだろうな・・・と予想したとおりとってもかわいい話でした。

尚紀の自信のなさも、すぐに逃げてしまうとこも、いつもはスマートな東堂が余裕なくワゴンで詰め寄ってしまうとこも、帯にもなっている東堂の告白(決め決めなんだけど)もかわいい。

尚紀の臆病な性格だと同性には苛つかれてしまいがちなのに…

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