真崎ひかるさんのレビュー一覧

抱きしめたまま、ここにいて。 小説

真崎ひかる  麻生海 

かわいそうな受け様

受け様は姉と2人で、亡くなった両親の残したお弁当屋さんを引き継ぎ働いています
大学も辞めて専門学校に通いながら、姉の役に立とうと頑張っている健気な子です
両親は事故で亡くなったのですが、その時に人を巻き込んでいて
月命日にはその方の家に行って手を合わせているという
かなりハードな苦労をしている受け様

最初、読んでいるとなんともまあ不幸の連続すぎて
攻め様からは身を売っていると勘違い…

0

野獣なラブリー~もふもふさせてやる~ 小説

真崎ひかる  桜城やや 

もふもふが少なめ

もふもふシリーズ6作目になりますでしょうか、今回は攻めでモデルのトールが
人狼さんで、一応義兄弟になりますね。
それでも離婚した夫婦の父親にトールがそのまま一緒に暮らす受けになるルカが
母親と共に5歳まで住んでいたドイツを離れ日本で暮らしている設定です。

しかし、互いに相手を認識出来るかと言うと、トールはルカが大好きで番にと
長年思っている相手なので再会した途端わかりますが、ルカはそ…

1

黒兎(クロラビ)王子 ~シークレット・ラブ・レッスン~ 小説

真崎ひかる  JIN-I 

ロップイヤーの愛らしい兎

うさぎ萌しちゃいそうなやんちゃで意地っ張りな兎に変化する受けになる王子と
その教育係でS気質がある攻めが出てくる幼馴染&主従関係のラブ。

大昔の先祖王が魔女と契約を交わし力を得た代わりに代々その身に獣を宿す国が舞台で
平和になった今ではその力も獣を宿す王族も出てこない時代に先祖返りみたいに
王子であるシオンの成人の儀式が近づいた頃に突然シオンが兎に変化してしまう。
真っ黒で小さくて可…

3

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『兎』には過敏に・・・

本編表題作ラストの成人の儀で、無事キリヤを『守護役』に指名したシオン。
しかし、儀式のあとはまた以前のやんちゃぶりに戻ってしまったようで、キリヤを悩ませています。

シオンを探し回るキリヤは、女官が『今日の夕食は警備兵が捕まえて持ってきた兎』だと言うのを聞いて、まさか兎姿になったシオンじゃ!?と血相を変えて厨房に駆け込みます。

ところが、そこでキリヤが見たのはつまみ食いをしてこそこそと…

2

黒兎(クロラビ)王子 ~シークレット・ラブ・レッスン~ 小説

真崎ひかる  JIN-I 

ちょっと意外(?)な『ケモ耳』←垂れ耳黒兎。

真崎さんの初めてのB-PRINCE文庫での作品ですね。

タイトルや表紙イラストからの印象のまま、ライトであまあまでラブラブなファンタジーです。


『魔女の呪いで獣に変わる王族が時折現れる』という王家の末の王子であるシオン(受)と、シオンの遊び相手から今は教育係で、さらに成人後の守護役として望まれているキリヤ(攻)。

2人は、約15年前に異国人らしい風貌の8歳のキリヤが5歳のシ…

4

暁の高嶺で 小説

真崎ひかる  高峰顕 

オールホモ化

『白の彼方へ』のスピンオフ作品です。
前作は評価中立にしました。

受けの史規は、山岳警備隊三年目の隊員で24歳。

攻めの高代は、史規と大学の先輩後輩の間柄である29歳。


ふたりは大学時代からハッキリとした言葉は交わさないものの、体の関係を続けていました。
が、二年前エベレストへ行くと報告してきた高代に、恋人だと思っていたのは自分の独りよがりであったとカッとして別れた史規。…

0

白の彼方へ 小説

真崎ひかる  高峰顕 

当て馬の方が好き

山岳ものを読むのは二冊目、真崎さんの作品自体は三冊目です。
前に読んだ二冊は特にハマりませんでしたので、どうしようかと思ったのですが興味のある題材だったので。


受けは、北アルプスで山荘を管理する朝陽、29歳。
気の強い美人さんで、自分の中に深く人を入れることを好みません。

攻めの塩見は山岳警備隊員の警察官。
体育会系特有のキリリとした真っ直ぐな気性で、素直な25歳。


0

カモフラージュ 小説

真崎ひかる  上田規代 

ままならない思いのゆくへ

高校時代に知り合った3人の恋模様で幼馴染同士の慶慈と望、帰国子女の響生は
幼馴染のふたりの間に周りから見れば割り込んだような形で3人でいるようになる。
高校時代の3年間から大学生と、3人はいつも一緒にいて、線の細くて可愛い望を
間にはさみ響生と慶慈は恋のライバルに一見すると見える展開ですが、
結果的には響生を間にはさんだ三角関係ものでそれも最後には一人欠けてしまうと言う
かなり切ない思い…

4

白の彼方へ 小説

真崎ひかる  高峰顕 

雪山萌え

表紙絵と「山岳もの」という言葉から漂ってくる、萌えとエロスの匂いに誘われて、とびつきましたとも。

ハイキングもしない私が、雪山になんでこうも心惹かれるのか。
腐る前から、推理小説などの舞台になっていると、それだけで読書気分が高揚したものです。

この本も、読む前から楽しみで、一緒に買った二十冊余のなかから、一番に手に取ったほどです。

実際に読んでみると、話自体は私にとって「普通に…

3

カモフラージュ 小説

真崎ひかる  上田規代 

三角関係・・・?

表紙イラストからして『三角関係』風なんですが・・・

響生が、高校入学・入寮と同時に知り合った2年先輩の慶慈と同学年の望。
高校時代から、一足先に慶慈が卒業しても3人での付き合いが続きます。

響生が高校を卒業したときに、たったひとりの身内である父親が亡くなり、響生は親所有のマンションで暮らしていた慶慈と同居(居候)することに。

そして、大学3年(あらすじでは『大学二年』になって…

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