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深井結己
つかさ
ネタバレ
「そんな偶然ばっかり、ありえない!」と言いたい所ですが…。 全然違和感なく読めてしまうストーリーでした。 双子なのに性格の違う二人。 主人公は兄の一総、大人しく真面目な性格で、担当している作家に恋してます。 弟の総太はノリが良くて明るく軽い性格。 一総(兄)→貴嗣(作家)→総太(弟) こういう関係です。 弟と入れ替わってまで、自分の恋を成就したかった兄・一総ですが、愛情は…
木原音瀬 深井結己
羊
攻めの誠一はその名前に似ず、チャラチャラした男です。自分に憧れる啓介を遊び半分で抱いて、都合のいいように弄ぶ。 啓介は一言も文句を言わず、怒りもせず、抱かれるのを拒むこともせず、いわゆるひとつの「都合のいい女」状態。誠一が「コイツ俺に夢中だな」とタカをくくるのも当然です。 ところが!誠一が啓介の金で女と旅行に行っている間に、啓介は実家に黙って帰ってしまうのです。 「便利なセックスフレンドがい…
葡萄瓜
多分この一冊は、現在の深井さんの作品の方向性を きちんと決めたものであるかと評者は愚考します。 雄臭さも女々しさも、そして笑いもきちんと一冊に収まって おりますね。 今にして思えば体躯や体毛描写に於いても先駆的で あったのやも知れません。 それにしてもタイトルのつけ方が本当に秀逸な事で…。
雀影
いっつも思うんですが、深井さんの、この 「じっとり絡みつくような上目遣い」「流し目」「伏した目」 が、とってもエロい ただでさえエロい視線が、その上更に、お互い眼鏡越し、と、最強・最凶な感じで、視線が錯綜しまくり。 萌の2乗、3乗!? 深井さん位、眼鏡描くのお上手だと、眼鏡同士がとってもおいしい。 「ウソツキ~」の課長さんの、眼鏡の下の目尻のしわも、ナイスです。
表題作のような、「育ての親に恋愛感情を持って」系のお話って、ジャンルとして時々見かけますが、大抵の場合、年下が攻め、 って言うか、年下攻めじゃなきゃ話が広がっていかない。 (これが逆だったら、鬼畜で、虐待で、とにかく拒否感強くなる) この作品も、勿論、年下、息子攻め。 お話は、子連れで結婚した母はとっくに他の男の元へ行ってしまい、義理の父の元へ残った息子が成長して、、、、 セオリ…
律
これまでの深井先生の作品はどれも萌えまくったのですが、 今回はそれほどではありませんでした。 昼メロ的な怨みつらみが少なかったからかな? そうは言ってもちょこちょこ萌えました。 表題作は破天荒な奥さんが意外と繊細で可愛かった。 メインの二人はほのぼのとした似た者同士。 一番よかったのは英国の貧乏貴族の話。 政略結婚が決まった主人に誰かが夜這いをかけてきます。 正体がわかった…
安芸まくら 深井結己
むつこ
前向性健忘という記憶障害によって、13分しか記憶がもたない男と、そんな彼をずっと面倒みている男の話。 長い長い一日が、一冊になってます。 読み終えた最初の感想は、『ウマイ…』でした。 こんな難しい設定の話を、最後まで一人称で書き抜いたのがスゴイと思う。 泣けなかったのは、頼まれてたまにやってる介護ボランティアのことを思い出しつつ読んでしまったからで。長く続く介護が愛を疲弊させていくリアルを思い出…
菊乃
表題作の他に2つの短編と描き下ろしが入ってるんですが それぞれの共通点は『眼鏡』。 カップルのどちらか、あるいは両方が眼鏡を掛けています。 それが物語に何らかの影響を与えているのか?と言われれば。。。 表題作に関しては多少の影響がないとも言えませんが 基本的には。。。好みの問題のみでしょうww 『それは僕の愛じゃない』は 双子の片割れになりすまして交際を断りにいった相手が自分の憧…
雑誌麗人を全く読まないので、この作品が出ることはノーマークで 店頭で見つけて即買いしました。 5つの作品の入った短編集(表題作の続編含む)なので どの作品も展開が早く そのスピードに乗れるかどうかで評価が分かれそうな感じですね。 それでも 深井さんお得意のウィットに富んだオチや 心の動きを上手く表現した表情の変化 そして、(ここ重要!)性描写の激しさやリアルさは健在で お…
久江羽
ゲイの双子の身代わりラブです。 両親の離婚で姓も変わり離れて育った二人だけれど、一卵性なので外見の見分けは難しい一総と総太。 一総は編集者で、大好きな作家「嗣原」の担当をしながら恋心を募らせています。 総太は酔っぱらって後輩の貴嗣にお持ち帰りされセックスし、「初恋の相手」だと迫られたものの、付き合う気など全くないので、一総が身代わりになり上手く断って欲しいと言ってきます。 ところが貴嗣=嗣…