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1/2(合計:12件)
南寝
あああぴぴぴ
特別、セリフなどの文字が多いという意味ではないのですが、言葉の表現が綺麗に感じ、小説を読んでいるような感覚でした。その綺麗な言葉とコマの光景がマッチしていて、心に染み渡る感じがします。特に一番好きなのは最後のシーンで、何度も見返しました。 心理描写が丁寧で、引っ掛かりもなく物語の中に引き込まれます。終始雰囲気は暗めであり、BLに求められるようなキュンキュンするシーンなどは少ないように思うので、読…
藻とカレー
ネタバレ
や~すごい作品でした。 一言ではもちろん言えないし、全てのエピソードが秀逸でそれがつながっていく構成がすばらしい。 こんな複雑な人間のあれこれを読み応えも余韻も凄まじい1冊にまとめられる手腕が恐ろしいくらいです。 シュールな絵(村瀬なんてちびま〇子ちゃんのキャラみたい)にヘビーな内容だなと読んでいた前半ですが、後半とラストで打ちのめされました。 人(特に子ども)は環境や衝撃によって歪ん…
ユキナ。
痛くて悲しい、けれどどこか光のある話でした。 絵柄も好きです。 村瀬くんの日記も誌的で、読みごたえがあります。 特殊な性癖に悩む村瀬と複雑な家庭環境に悩む淀井が徐々に距離を縮めていく描写はとても心に刺さりました。 ~~~~以下ネタバレします。注意~~~ 私的には、いままでのストーリーと関係ないところで、最後不慮の事故で死にました。おわり。系のオチが嫌いなのでウーン……。です。 …
pag
私は午後の光線が眩しく思えなかった。読後かなりモヤモヤが残った。 前半から、ダイレクトに今までの経験の中で沢山見てきた男子の嫌な部分がテンコ盛りで胸が痛んだ。いたいた本当にこんなやつらクラスの中に。。。のオンパレード。後半はクラスのまともなやつらの心温まるエピソードも出てきたけれど、主人公があの結末を迎えたし、心が追い付かないし、かき乱された。お話は本当によくできていたけど、読み手の自分が未熟だ…
すいは
以前テレビで紹介されていたので読んでみました。 まず最初にこの作品は一言で切ないとは言い表せないと思いました。 トラウマを持つ村瀬に対し、自分しか分かってやれないというある意味独占欲のようなものを持つ淀井の村瀬への接し方、想い、行動全てに淀井の気持ちが表れているように感じました。また、村瀬の信仰によく似た淀井への想いを詩的に表す日記の表現がとても素晴らしく思わず感動しました。 最後に淀井が電…
とっとこ第三共栄丸
BLレーベルじゃなかったのは2人が同性愛者じゃなかったからかな。結果的には同性愛者じゃんBLじゃんってなるかもしれないけど、村瀬の欲求はトラウマのせいでああいう物に向いていて性愛の対象が曖昧で、おそらくソレが男でも女でも関係なかった。 淀井は自分のことを守れる人や自分が守れるような特別な自分だけの人間が欲しくて、それがたまたま村瀬だっただけで、男性が好きってわけでもなかった。 ただお互いが特別…
emimimi
以前こちらの作品がテレビで紹介されていたので気になって購入してみました。 ジャンルでいうと一般作ということになるのかと思いますがBL要素もあって読み応え十分でした。 中学生の村瀬と淀井。 2人は同じクラスで村瀬は虐められていて。淀井は村瀬がかえるの解剖を見て勃ってるとぽろっと言ってしまったことが原因なんじゃないかと気にしていて。 村瀬は昔人が電車に轢かれるところを見てからグロテスクなものに…
襖くろーらー
何って言ったらいいのかわからなくて、読んでから3ヶ月くらいレビューを書かずに放置してしまいました。端的に言うと純文学BL。なかなかお目にかからない作風です。 主人公の淀井は、同じクラスの村瀬のことを気にかけています。いつも口を半開きでボーっと虚空を見ていて、なにを考えているのか分からない村瀬。彼は淀井の迂闊な一言により、虐めのターゲットになってしまったのでした。 淀井は美化委員で一緒に…
wororo
これはすごかったです。 ちるちるレビューを見てなかったら スルーしていたのでレビュアーさまありがとう。 本当になかなか出会えない神作品で 小説のような文学的作品でした。 少年村瀬の設定、轢死を目撃のトラウマって、、 確かに衝撃すぎる体験、、 嫌なのに性的興奮に繋がるって… お話は静かで深く、心に響きました。 めちゃくちゃよかった。 挟まれる村瀬の日記、言葉 ストーリーの構成、…
あさだ2枚
この評判でこの始まり方なら、そう終わるんだろうと思いながら読んでいたら、そう終わりました。主役と同じぐらいの年齢の人が読むと良い作品なのかなと思う。 ちるちるでは他の作品のレビューでも繰り返し書いているのですが、自分は死を扱う作品に対しては思うところがあるわけで。 それが描きたかったのならそうとしかならないんだろうし、この作品はむしろそこがテーマの根幹なので殺すなとも言えないんだけれど。 …