南寝さんのレビュー一覧

午後の光線 コミック

南寝 

暗く重厚な雰囲気 精神的な痛みを分かち合う中学生

文学小説のように、暗く重厚な味わい。

中学生という多感な時期に、
精神的な痛みを分かち合い、依存し合う2人、
片想いに彷徨う村瀬と、
恋を知り始める淀井(表紙に描かれた子)。
2人の感情の揺れ動きが丁寧に描かれて、
友情を超えた行為と繋がっていく過程が、
虚しさと危うさが見え隠れしながら、
2人の心の救いを見つけ出すことができるのか――?

ラストが・・・涙でページが滲み(…

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