南寝さんのレビュー一覧

午後の光線 コミック

南寝 

余韻がすごい

これはすごかったです。
ちるちるレビューを見てなかったら
スルーしていたのでレビュアーさまありがとう。
本当になかなか出会えない神作品で
小説のような文学的作品でした。
少年村瀬の設定、轢死を目撃のトラウマって、、
確かに衝撃すぎる体験、、
嫌なのに性的興奮に繋がるって…
お話は静かで深く、心に響きました。
めちゃくちゃよかった。
挟まれる村瀬の日記、言葉
ストーリーの構成、…

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午後の光線 コミック

南寝 

この評判でこの始まり方なら、そう終わるんだろうと思いながら読んでいたら、そう終わりました。主役と同じぐらいの年齢の人が読むと良い作品なのかなと思う。

ちるちるでは他の作品のレビューでも繰り返し書いているのですが、自分は死を扱う作品に対しては思うところがあるわけで。
それが描きたかったのならそうとしかならないんだろうし、この作品はむしろそこがテーマの根幹なので殺すなとも言えないんだけれど。

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午後の光線 コミック

南寝 

悲劇が主軸ではない

 表紙の人物・淀井の真っ黒な瞳が終始、印象的でした。何も映していない洞穴のように見える時もあれば、幼い子供のままの混じり気のない瞳に見える時もあり。彼の目を通した世界はどんな風に見えていたのか、想いを馳せてしまいます。2人が共に過ごした時間は村瀬にとってこの上なく幸せなものだったのはもちろん、淀井にとっても、母親以外で初めて深い情を注ぎ注がれ満ち足りることを知れた、かけがえのないものだったでしょう…

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午後の光線 コミック

南寝 

暗く重厚な雰囲気 精神的な痛みを分かち合う中学生

文学小説のように、暗く重厚な味わい。

中学生という多感な時期に、
精神的な痛みを分かち合い、依存し合う2人、
片想いに彷徨う村瀬と、
恋を知り始める淀井(表紙に描かれた子)。
2人の感情の揺れ動きが丁寧に描かれて、
友情を超えた行為と繋がっていく過程が、
虚しさと危うさが見え隠れしながら、
2人の心の救いを見つけ出すことができるのか――?

ラストが・・・涙でページが滲み(…

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