松前侑里さんのレビュー一覧

パラダイスより不思議 小説

松前侑里  麻々原絵里依 

動物の描きかたが好きじゃなかったです

動物たちが「物事を分かっていすぎる」ことに違和感を感じました。
動物を、「無垢さ純粋さの象徴」としたり、「真理が分かってる存在」みたくしたりするお話って、私、基本的に好きじゃないんだよね。

あと攻めが、「シナモンロールを別れた妻への罪ほろぼしに食べてた」というのも、理屈としては分かるんだけど、なんか妙にモニョモニョしてしまいました。これを「実は優しい人」というエピソードにするのは、どうなんだろう…

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その瞬間、僕は透明になる 小説

松前侑里  あとり硅子 

「俺と仕事とどっちが大事!?」タイプの受けはなァ…

最初の最初から(私にとっての)地雷臭がしました。
受けが「俺と仕事とどっちが大事なの?」系の不満を持ってるという部分で。
こういうこと思うタイプって、女でもヤダ。まして男なら、なおさらヤダ。

そういう不満が爆発して、喧嘩して家を飛び出し、パラレルワールドにトリップ。
その世界では自分はいないことになっていて、またその世界の攻めに拾われる、という。で、受けは、その世界の攻めにまた恋をするわけです。…

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ピンクのピアニシモ 小説

松前侑里  あさとえいり 

草食系やなァ

文章うまいし、ストーリーにはしっかり骨格がある…んだけど、どうにも萌えがない。

みんなみんなイイヒトなのだ。草食系なのだ。
ドロドロしたことしてても、イイヒトで草食系なのだ。
登場人物みんな、お人形さんみたい。つるーんとしたキューピット人形。
主人公はワガママで、いまいち可愛げがないし。典型的な構ってちゃんだなと。
最初は上のお兄さんが好きだったけど、だんだん下のお兄さんが好きになる。どっちも義…

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センチメンタルなビスケット 小説

松前侑里  RURU 

ビスケットのおまじない

あっさりしていてほんわかしていて、癒されるような一冊でした。
気分が壊れているときに読んだら、多分…「こんなうまくいくわけねーだろwww」
と嘲笑してしまいそうですが、
読んだときは幸い比較的穏やかだったので癒されました。
なんていうか、この作品には女性の影があるにも関わらす、毒気がないので、平和、平穏、そんな言葉がぴったりだと思います。どろどろ・・・とした部分がないのもこの作品の良い所だ…

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ピュア1/2 小説

松前侑里  あとり硅子 

評価に困るー!

松前侑里さんの本は、いつもいつも評価に困ってます。
ぶっちゃけると、あまり萌えは感じないんですよ。登場人物もビミョーに魅力に欠けてる気がします。
でも、お話づくりは上手いと思う。
文章力もしっかりしている。日本語が崩壊しちゃってるBL(←結構たくさんある…)を読んだあとで松前さんの文章を読むと、肩からホッと力が抜けて安心して読めます。

この話は、援交してる高校生が主役です。
援交相手を紹介してく…

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センチメンタルなビスケット 小説

松前侑里  RURU 

松前さんの本領発揮

松前さんと言えば、三角関係ってくらい最初はトライアングルですが、今回は最初の段階で結婚が分り、希望くんがちゃんと身を引いてくれたから良かったです。

こういう夫婦と付き合うのは苦労するでしょうね…。

松前さんの好きなところは料理シーンや料理が得意な男の子が出てくるところです。
今回も楽しませてもらいました。
お相手の剛はちょっとカッコ良過ぎ?

イラストもサッパリ目で松前作品には…

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その瞬間、僕は透明になる 小説

松前侑里  あとり硅子 

切ない作品でした

気がついたら自分が存在しないパラレルワールドに来てしまった。

恋人と外見が同じ男に助けてもらい、どうしたらいいか悩む主人公。
恋人と同じ人としか思えない男に惹かれるも、この世界ではない本当の現実にいる恋人に申し訳ない気持ちになる主人公。

まるで浮気のような内容ですが、とてもピュアで切ない内容でした。
同じ人を別の世界で好きになったら、片方はどうなるのか。読んでいる間、「帰れなかった…

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ラブバードを探して 小説

松前侑里  亀井高秀 

最低の四角関係…

苦手な方がたくさんいそうなストーリーだなと思いました。
メインカップルが、ほかの相手とエッチする話が苦手なかたは要注意です。
レビューがまだ他にないので分かりませんが、とくに後半の展開は、「えええええぇえ…なんでやねーん!」って言いたくなるのではないでしょうか。
私も(?)そう思ったんですが、ストーリーそのものは切なくて面白かったです。

まだ忘れられない別れた恋人と再会する主人公。でも、別れた恋…

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水色ステディ 小説

松前侑里  テクノサマタ 

なんとも評価に困る作品

萌えか中立かで迷いました。
主人公が自分のカラダを「プレゼント」とかいうところはかなりイヤだった。
いやいや、セックスなんてお互いさまだろうと。まして男同士なんだからさ。
小悪魔は好きなんですが、中途半端だった気がする。突き抜けた小悪魔であって欲しかった。

誠一は好きだったんだけど、最後がヤダ。綺麗に身を引いちゃって、お前はアホかと。

先輩についてはさっぱり意味が分からなかった。
強引にさらえ…

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春待ちチェリーブロッサム 小説

松前侑里  三池ろむこ 

ツンデレ8.5割


このお話は悦也くんがとてもツンデレでした。
これでもかっ、というくらいツンツンデレ(?)みたいな感じで
攻めの野沢先生はとても包容力のある
大人なのだなあ、と思いました(笑)

作品名どおり、なんとなくさっぱりした青春なかんじが漂うかんじですが
まさにそんな感じでして、
濡れシーンと言ってはアレでしょうが、それが少なく
教師×生徒のCPとしてはとても初々しい作品で
とても心が…

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