松幸かほさんのレビュー一覧

恋知らずのラプンツェル 小説

松幸かほ  蓮川愛 

大人の男と薄幸美人ですよ!

こちら、先輩×後輩もの。
包容力のある大人な男である攻めと薄幸系美人受けが結ばれるまでを、しっとり穏やかに読ませる作品になります。

えーと、眞幸(受け)の境遇と言うのが、結構痛々しいんですよね。
大企業の御曹司でありながら、継母と実の父親から冷遇されと。
ただ、彼の周囲には味方になってくれる存在と言うのが常に居て、そのおかげで世を拗ねる事もなく、しなやかに真っ直ぐ育った。

で、そ…

9

恋知らずのラプンツェル 小説

松幸かほ  蓮川愛 

溺愛王子と鈍感姫

『ラプンツェル』というワードがタイトルに入っている本作。
受けがあらゆるプリンセスに例えられる、健気な美人さんです。
ウィッグをつけたらお花畑が見えてくる……とまで言われる受け・眞幸。
映画のラプンツェル同様、家に縛られ、親からは存在価値を与えられないという不遇の姫。

しかしながら眞幸は、ラプンツェルのように家や親がなくては生きていけない……という弱い姫ではありません!!
眞幸が自分…

8

近距離家族はじめました 小説

松幸かほ  秋吉しま 

優良物件だった年下彼氏が実は億ションだった件


甥っ子を引き取ることになった会社員を下階に住む大学生が手伝っていく中で育った恋


両親を小学生の時と高校生の時にそれぞれ亡くし、唯一の肉親だった兄夫婦もまた、まだ2歳半の息子を一人置いて揃って事故死してしまった会社員・絢(受け)。
引っ越した先で出会ったのが、大阪から甥っ子の駆を連れて帰る時に偶然隣り合わせた大学生亮太(攻め)でした。
駆に懐かれているとはいえ慣れない育児に疲弊して…

2
非BL作品

こぎつね、わらわら 稲荷神のはらぺこ飯 非BL 小説

松幸かほ  テクノサマタ 

可愛いが渋滞してます

非BLですが、松幸かほ先生&テクノサマタ先生とくれば買わずにはおられないシリーズものの第3巻。昨日4巻が発売になったはず。現代京都の山奥で食事処を営み、稲荷相手に特別居酒屋もやっている料理人のお話。こぎつねわらわらで、可愛いしか入っていません。某シリーズの陽ちゃん好き好き人間には間違いございませんシリーズです。本編230Pほど+後日談40Pほど。テクノサマタ先生の絵は表紙と人物紹介図のみ。ホントい…

0

狐の婿取り -神様、約束するの巻- 小説

松幸かほ  みずかねりょう 

どこのどちら様なのか・・・?

シリーズ14作目。今回はせつなめ路線だったのと、裏表紙の伽羅さんの表情、次回予告編の強烈可愛さにやられたので萌よりですが萌2にしました。冬に15作目が出るらしいが待ち遠しい。本編150Pほど+その続きというかちょっと横道それた話75Pほど+あとがき+みずかね先生による次回予告1P。

白狐様からお手紙をいただいた琥珀様。以前負傷した箇所が良くないので一度本宮で本格的に治療すれば?という内容で・…

2

社長と溺愛子育て中 小説

松幸かほ  陵クミコ 

なごみの一冊って感じ

タイトルや表紙の印象を裏切らない内容です。

社長をやってるイケメンハイスペ攻めによる溺愛。
お利口さんなちびっこ。
モフモフ。

という癒されアイテムが3つも揃っていて、さらりと楽しく読むことができました。
疲れたときに読むのに最適だと思います。

強いていえば、受けがやたら流されてる気もしなくないけど、まぁいっかーと目を瞑れました。

ここが超絶いい!!とか読んでてテンシ…

3

御曹司シェフと甘やかし同居生活 小説

松幸かほ  金ひかる 

良くも悪くもタイトルまんま!

「ボンボン育ちの攻めがあれこれお世話して受けの胃袋掴む」系の甘〜いお話なんだろうなと思って、疲れた時に読もうとストックしてた本。

読んでみたら、まさにその通り、「苦労人の受けに同居を持ちかけ、溺愛スパダリ攻めがせっせとお世話する」というやつでした。
変な当て馬も登場しないのでイライラもせず甘さに浸って読むことができてなかなか良かったです。
ノーストレスで読める。

でも読み終わって数…

3

近距離家族はじめました 小説

松幸かほ  秋吉しま 

フラット

松幸先生買い。小さいお子様の記述はさすが!なんですが、恋話の方に今一つ盛り上がりを感じられなかったので中立にしました。本編280Pほど+あとがき。ちびっこちゃんは可愛かったんだけどな・・

5歳上の兄とその嫁が交通事故で亡くなり甥の駆(かける)を引き取り、なんとか二人の生活を軌道に乗せるべく少し広いマンションに転居した絢(じゅん)。挨拶回りをした所、真下の部屋に住んでいたのは、以前新幹線内で助…

2

近距離家族はじめました 小説

松幸かほ  秋吉しま 

魔の2歳児を育てるリアリティとしては?

兄の忘形見を、未婚のまま男手一つで育てる叔父のお話です。
保育園の事などよく取材されているのでしょうね。
細かい描写に感心してしまいました。
でも、子育てについてはどうでしょう?
主人公の絢が引き取ったのは、2歳児の駆。
2歳児って〝魔の2歳児〟と呼ばれるくらい扱いが大変で、
まさに宇宙人^^;
2歳の割に駆が大人しく、これならあまり大変じゃないかもな……なんて思ってしまいました。

4

近距離家族はじめました 小説

松幸かほ  秋吉しま 

ドリーミー系じゃなく、しんどい系の子育てものです。

優しくて、少しほろ苦い子育てものになります。

こちら、インタビューでも書かれてるとおり、攻めがなかなかの策士なんですよね。
スルスル~っと、受けの日常に入り込んで来ちゃう。
こう、年下だけどかなりのスパダリでもありまして、毎日がいっぱいいっぱいの受けが、そんな彼に助けられて、やっと周囲を見回す余裕が出来るんですよね。
また、脇を固めるキャラ達が、皆それぞれめちゃくちゃいい人!
こうい…

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