松岡なつきさんのレビュー一覧

天鵞絨(ビロード)の仮面 小説

松岡なつき  櫻井しゅしゅしゅ 

これ、なんで続編ないんだろう・・・

と思ってしまうくらいの終わり方でした。

三銃士の世界を舞台にしたBL。キャラクターはじめすべてがド派手で豪華絢爛です。

歴史ものの宿命で何かと状況説明が複雑なのに加えて、三角関係ものなので余計に人間関係も錯綜するし、なんとも忙しかったです。
それでもまったく逸らせず読ませるのはさすがなんですが、面白かったからこそ『もっと!アレもコレももっといろいろ書いて!』と言いたくなりました。…

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獅子の旗のもとに 小説

松岡なつき  川上ちけ 

なんかのダイジェスト版なのか!?

と言いたくなるくらい駆け足・急ぎ足で、何とも評価に困る作品でした。

そもそも、この内容をこのページでというのはあまりにも無理があるんじゃないかと思うんですが。

読みながら『もう半分近いのに(あらすじにあった)海賊に攫われ~がまだなんだけど・・・大丈夫なのか!?』『あとこれだけのページでいったいどうすんの?』と余計なことばっかりに気を取られてしまって、ストーリーに浸りきれませんでした…

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30秒の魔法 3(表題作 ボディ・ダブル) 小説

松岡なつき  カトリーヌあやこ 

セレブでゴージャスな世界にもやっと慣れたかな。

と思ったら終了です。3巻目ですね。

とにかくこのシリーズ、別世界に浸らないと読むのがちょっとツラかったんです。
西海岸・外国人というだけではなく、セレブや芸能界のキラキラゴージャスになんとも大仰な痒い台詞。
決してそれが悪いわけではなく、日常の延長だとどうにも居心地がよくないってだけです。

そして、3巻目・完結にしてようやくジャック(攻)とナオ(受)が完遂。何ってもちろんHですよ…

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30秒の魔法 2(表題作 天国のテーブル) 小説

松岡なつき  カトリーヌあやこ 

ゆったりじっくり・・・?

2巻目です。

想いは通じたものの、ノンケのナオ(受)がなかなか身体の関係までは思い切れずに、一応清いお付き合いの2人。

でも、ゲイのジャック(攻)は恋人ならHもあって当然と考えていて・・・

いかにも派手な舞台設定のわりに、ジャック×ナオのメインCPのラブはゆっくり進みます。この巻でも最後まで行ってませんから。同棲には踏み切りましたけどね。←いや、同棲したのに完全にはやってないこ…

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30秒の魔法 1 小説

松岡なつき  カトリーヌあやこ 

キラキラ華やかな世界。

アメリカ西海岸・LAを舞台に繰り広げられる、セレブやら芸能界やらのなんとも華やかな世界です。

ただ、設定のわりに浮かれてるという印象はあまりなく、メインCP(ジャック×ナオ)のラブもなんともゆっくりで焦れったいくらいなんですよね。
気持ちは結構すぐに通じるんですが、ナオがストレートということもあり身体の関係にはなかなか(そりゃもうなかなか!)進みません。

短編を繋げていく形式なん…

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FLESH&BLOOD外伝 女王陛下の海賊たち 小説

松岡なつき   

遠き日のふたり

この外伝は本編18巻の後に出版されましたが、私は15巻を取り寄せ中の為14巻の後に読みました。
特に問題なかったと思います。多分12巻の「スペイン編」の後ならば大丈夫だと思います。

全部で4編入っていて、どれもジェフリーとナイジェルの少年時代~海斗と出会う前のお話です。
BLではないのですが、二人の<友達以上恋人未満>と言えるような甘酸っぱい関係が書かれています。
幼い二人がすごくかわ…

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FLESH&BLOOD(14) 小説

松岡なつき   

ジェフリーの男っぷりが最高!

やっとスペインから戻ってこられた海斗なのに、当時不治の病と言われていた肺結核に侵されてしまいます。
リリーをはじめ皆が海斗の治療に懸命に尽くしますが、病気は進行する一方。
そこで海斗は大きな決断をします。
それに対してジェフリーも悲壮な覚悟を決めます。

この巻でジェフリーは、恋人としても親友としても船長としても広い懐を見せてくれました。
海斗への愛情といいナイジェルへの態度といい、そ…

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FLESH&BLOOD(19) 小説

松岡なつき   

色々動き出す

ようやく16世紀に帰ってきた海斗がみんなと再会します。

個人的に、海斗とキットの距離感が好きです。兄弟ほど近くないけど叔父甥ほど遠くもない、言うなれば従兄弟のような距離感だと思います。

それからセルバンデスが久々の登場ですね。昔ちょろっと出ていただけですが何故か好きなんですよ彼。

海斗とジェフリーの再会シーンはじんわりきました。しかし実を言うと私、この二人にあまり関心がないです。嫌いなわけで…

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花宴 小説

ごとうしのぶ  松岡なつき  森内景生  山藍紫姫子  おおや和美  鳥羽笙子  中川勝海  水上有理 

やおい期の名シリーズ外伝集

90年代当時、人気作だったものの外伝を集めています。

さて、現在もバリバリ現役でなおかつ中央にいらっしゃるのはやはり
Flesh&Bloodの松岡なつき先生と、耽美の女王・山藍紫姫子先生かと思いますが、
こういう昔のものを読んでも、このお二方の作品ていうのはとても読みやすく
あまり古臭さを感じないです。普遍性といってもいいかも。

タクミくんシリーズの外伝は、あぁ学園モノの…

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FLESH&BLOOD外伝3 王と夜啼鳥 小説

松岡なつき   

サイドストーリー

いいお話でした。
でも、BLでもないし、ロマンスでもないし、FBファンじゃないと手に取らないだろうなあというエピソード。

主人公であるカイトの葛藤はわかるけど、この一冊で何度も繰り返されるので、ちょっとうざかったかも。

あと表紙と口絵のカラーは、とてもきれいでよかったです
はんたいに、モノクロのイラストは、暗くて重くて、あまり好きではないかも。
特に、最後の見開きのイラストは、お…

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